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ウィステリア・ピアノクラス ♪WISTERIA Piano Class♪

  • 小さい新来者

    新しく入会された小さい生徒さんのお母さまから、次のコメントを頂きました。 「道に迷ってお電話させていただいた時、先生のお声が美しく優しいことが印象に残りました。 レッスンの内容に関しては、子どもが感性を磨きながら理論・技術を無理なく習得していくことができそうだと感じ、ワクワクしております。」 私は、声が綺麗でも何でもない(笑)のですが、何故か、これを読んでとても嬉しくなりました。「声」というものは、人の心の状態を表すので、いつも穏やかでいられたら良いなあと願っているからです。 また、子供... 続きを読む

    2019年11月7日

  • カスタマイズ

    千葉にあるピアノ工房の方とお話ししました。 純正のヤマハピアノの部品に、スタインウェイなどの洋物を付けるとどうなるかというお話でした。 具体的なことをお伺い出来て、本当に勉強になりました。 結論から言うと、うまく行くこともあるものの、リスクがあるため、純正品の方が良いと思うというご見解でした。 同じメーカーの上級部品を付け替えることは出来ないのだそうです。技術的な問題ではなく、メーカーが出さないという事情があるのだそうです。 緻密に設計されて作られている楽器ですから、元々の部品を換... 続きを読む

    2019年11月7日

  • アンサンブルの楽しさ

    12月6日に弦楽器の生徒さんと一緒に、クリスマスコンサートを行うことになりました! 今回は、あまり難しくない曲を、小学生中心にアンサンブルの楽しさを味わってもらう感じのイベントになります。 これから練習を始めますが、ソロばかりを弾いてきた子どもさんにとっては、貴重な機会になると思います。 楽しいイベントになると良いですね! 続きを読む

    2019年11月6日

  • ポピュラーとクラシック

    いつもポピュラー音楽を持ってきている大人の生徒さんから、クラシック音楽の中に弾きたいピアノ曲があるということを、今日のレッスンで伺いました。原曲の楽譜を見せて弾いてあげたのですが、やはりコードや即興的なパッセージを常用しているいつもの楽譜に比べると、複雑で不規則な内容であることが歴然としていました。  それで、黒鍵の使用頻度が低くなるように移調して、出来るだけ和声の色合いが変わらないように工夫しながら私が演奏したものを、ご自身の耳で聞いて判断して頂いたところ、原曲には及ばないながらもアレン... 続きを読む

    2019年11月6日

  • あと9か月!

    ピアノを一年前に始めたA子ちゃんとY子ちゃん姉妹。 ピアノが大好きで、電子ピアノで毎日練習してきたご褒美に、とうとうピアノを買ってもらったそうです。 でも、ピアノが届くのは、来年の夏(7月以降)になるそうです。 量産品を除いて、ピアノは時間をかけて製造され、丹念な出荷調整をしてから届けられます。 今回のピアノは、ヤマハのSU7というアップライトピアノです。240万円(税抜)もするモデルなので、手ごろなグランドピアノより高価ですが、それだけ材料や製造過程といったことに、大変な手間と時間と、職... 続きを読む

    2019年11月6日

  • エリーゼ音楽祭

    「エリーゼ音楽祭」という15才以上を対象とした「ピアノコンクール」があることを皆さんご存知でしたか? 昨日、その全国決勝が開催され、私の生徒さんは「審査員特別賞」を頂きました。おめでとうございます! 途中で、暗譜が飛んでしまったということで、優勝を逃したものの、この賞はそれと同等の音楽性があると認められた人に授与される名誉ある賞です。 コンクールの結果よりも、「ピアノを一生続けていきます。」と言われたことが、私の胸にジーンと響きました。 続きを読む

    2019年11月3日

  • ヤマハ+カワイのピアノ

    先日は、夜遅くまで練習したかったので、ピアノレンタルスタジオに行きました。 これまでずっと、製造後5年以内のヤマハグランドを貸して頂いていた店なのですが、今回はヤマハG5(生産終了)と刻印してあるモデルだったので意外でした。 弾き始めたら、もっと意外なことに気づきました。ヤマハのG5は昔の機種ですが、音大生や専門家の間では定評のあったモデルです。その機種の音色やタッチ感など私はよく知っています。 中を見るとハンマーが新しいものだったので、「部品交換時にそれらが変わってしまったのだろう」と思い... 続きを読む

    2019年11月1日

  • 白いザウター

    昨日は、ザウターの試弾会を兼ねたコンサートに行きました。 6代目ザウター社長もいらして、ドイツのお菓子を頂きました。 ザウターセミコンの他にペトロフやスタインウェイ、ベヒシュタインなどのピアノも弾いてきました。 それぞれのブランドに特徴があって、どれも素敵でした! それから、珍しい白のアップライトピアノがあり、ザウターの物はグランドに準ずるくらいの音質を持っていたと思います。 一般的に、白のアップライトピアノはインテリア目的で作られているので、楽器としての性能はあまり高くない傾向があ... 続きを読む

    2019年10月23日

  • モノクロのヴァージナル

    鍵盤の色についてのお話が続きます。 ピアノの前身と言えば、「チェンバロ(ハープシコード)」ですね。この楽器の鍵盤も、黒を基調としていました。実は、当時のオルガンの鍵盤の色も黒が標準だったのです。 ですから、端に、昔の人々は「鍵盤は黒白(白黒ではなく)が当たり前」と思いこんでたのかも知れません。初期のピアノの鍵盤の色も、単に、それに倣っただけかも知れません。 しかし、そう考えると、ひとつの矛盾に行き当たります! チェンバロが普及する前に広く使用されていた鍵盤楽器「クラヴィコード」の鍵盤は... 続きを読む

    2019年10月18日

  • イギリス風とは?

    現在、バッハの「イギリス組曲」を練習している生徒さんがいらっしゃいます。 このタイトルが、作曲者自身によるものではないことは、言う間でもないのですが、由来については諸説あるため、はっきりとしたことは分かっていません。 「イギリス風に」という言葉をどう解釈するかということは、欧州から遠く離れた地で暮らす私たちにとって、難しいことであることを、まず自覚しなければなりません。 数年前、英国人のお父さまを持つ生徒さんから、同国人であるE.エルガーの曲を弾きたいとのリクエストを受けたときの、「曲の... 続きを読む

    2019年10月17日

  • Facing musical facts 顔と音楽

    コンクールなど音楽イベントが盛んな季節となりました。 参加される皆さんが一生懸命に練習して来て下さるので、毎日のレッスンがとても楽しいです。 でも、練習することだけに捉われてしまうと、次のようなことが起きてしまうかも知れません!コンクールの講評の中に、「鍵盤を見つめないで!」と書かれた生徒がいます。 それで、レッスンの中でその子が演奏しているところを、動画で録りました。そして本人と一緒に、それを解析しましたところ、本人の口から、「顔が悪い!」という感想が飛び出したので、二人で大... 続きを読む

    2019年10月15日

  • 新発明!

    ピアノが大好きなS君、演奏することだけでなく、ピアノの構造にも興味があるらしく、グランドピアノの中を覗いたり、ペダルがどう作動しているかなど細かく観察したりしています。 発明にも興味があるらしいので、「大人になったら、ユニークなピアノを開発して?」と頼みました。すると、「弦に電気を通してみたい。でも、そんなピアノがある訳ないよね・・?」と、ちょっと自信なさげに呟いていました。 そこで、私はすかさず「ある!」と答えました。実は、弦の狂いに合わせて、小型モーターで弦にテンションをかける仕組みの... 続きを読む

    2019年10月14日

  • The bigger picture より大きな空間で・・・

    「ステップ」というピアノイベントが間近に迫りましたね!「全日本ピアノ指導者協会」主催のこの企画では、成績と合否がつくので、参加者たちは皆ドキドキして緊張している様子です! 例年、勤務先インターナショナルスクールのアウディトリウムで、直前リハーサルを行っているのですが、今回は、会場との調整が特に難航し、遠方の生徒さんには大変ご心配をおかけしましたことをお詫び申し上げます。 ところが、そういった事情にもかかわらず、遠方にお住まいの皆さまも、グランドピアノを弾くために、入間市の私宅レッスン室ま... 続きを読む

    2019年10月13日

  • 88本の指で演奏しよう!

    「自動演奏装置」が付いたピアノを、皆さんはご覧になったことがありますか? 私の姉と生徒の家には、ヤマハの「ディスクラヴィア」という自動演奏装置付きのピアノがあります。 最近では、「スピリオ」という機種がスタインウェイ社から出ています。購入価格は高いですが、無料で曲をダウンロード出来るなど魅力も満載です。 これらの機種は、「無人で鍵盤が下がって音を出す」といったもので、皆様がよくご存知の自動演奏ピアノです。 しかし、実際に楽器の前にロボットが座って演奏する自動演奏装置があるのです。 ... 続きを読む

    2019年10月12日

  • アルプスの松で造ったピアノは?

    先日、ピアノを造るために必要な良質な材料を入手することが難しい時代であることについてお話ししました。 私が好きなピアノのブランドの一つに、ファツィオリというものがあります。これはイタリアのピアノメーカーによるもので、非常に若い会社でありながら、欧州の老舗メーカーを脅かす存在になっているものです。 このメーカーが使っている響板は、「アルプスのレッドスプルース」なのだそうです。小型のピアノからコンサートグランドに至るまで、バランスの良い豊かな響きを称えている素晴らしいブランドです。 今度、... 続きを読む

    2019年10月6日

  • エチュード

    「豊かな音楽性がありながら、どうしても思うような演奏が出来ない」という生徒さんは、どこのお教室にもいらっしゃると思います。 そのような「技術不足」の悩みを解消するためには、先生方は、「練習曲」と称されている作品を生徒さんにお与えになることでしょう。 しかし、それらの多くが、音楽的につまらないんですよね・・・(ため息)。 モシュコフスキーやクラマー・ビューローのエチュードには、大きな価値があると思いますが、演奏の難易度は決して低くありません。 しかし、その段階(中級)をおろそかにして、リ... 続きを読む

    2019年10月5日

  • ジャズとクラシック

    最近では、ジャズを弾きたいという生徒さんが増えています。 実のところ、クラシックとジャズはそれぞれ異なったところに端を発していますが、共通点も多いのです。 例えば、ダリヨス・ミヨーのバレエ音楽「世界の創造」などに代表される「ジャズを採り入れたクラシック音楽」といったものも、近代以降の作品には多く見られます。 ですから、ウィステリア・ピアノクラスでは、特に、ジャンルによるコース分けをすることなく、色々な音楽を自由に選んで頂いています。 続きを読む

    2019年10月4日

  • 9つのピアノ

    ピアノを購入したいというご家庭から、機種選定のご相談を受けました。 通常、初心者の生徒さんには、通常、ヤマハのアップライトピアノYUS5やSU7といった機種を推薦します。 しかし、今回のご家庭は、試弾に行かれた後、それに満足なさらなかったので、グランドピアノもご案内しました。 しかし、ヤマハC3Xがお気に召さなかったというお話でしたので、同サイズと同価格帯の「カワイSK2」「ディアパソンDG183」「ホフマンT161」「ボストンGP156」や「ボストンGP163」など、生徒さんがよくお選びになる機種をご案内し... 続きを読む

    2019年10月4日

  • 録音再生のはじまり

    皆さん、こんにちは! ロマン派音楽と近代音楽の分類基準のひとつとして、「録音技術があったかなかったか」というこが挙げられますね。 ところで、「ピアノロール」という装置の名前を聞いたことはありますか? これは、「オルガン式オルゴール」や「自動再生装置付きピアノ」に取り付けて使用されるもので、演奏情報が穿孔された巻き紙のことです。空気圧をかけ、穿孔部を通してハンマー等を動作させる仕組みになっており、19世紀末から20世紀初頭にかけて普及しました。 さて、ジョージ・ガーシュウィンは、このピ... 続きを読む

    2019年10月2日

  • 黒いアルファと木目のアルファ

    小型のグランドピアノを欲しがっている生徒さんがいらっしゃるため、私も探すのを手伝っている中で、「Alpha 160アルファ」というザウター社製のピアノが目に入りました。 コンパクトでも驚くような豊かな響きが得られるよう、低音弦が長く取られているため、サイズを超えた豊かで力強い音を実現するのだそうです。 響板に使われている木材は山岳地帯で生育したトウヒ材で、支柱はブナ材だそうです。(因みに、ファツィオリの響板はアルプスのレッドスプルースです。) ピアノは本体の色によって値段が異なりますが、それは木... 続きを読む

    2019年9月30日