黒いアルファと木目のアルファ

小型のグランドピアノを欲しがっている生徒さんがいらっしゃるため、私も探すのを手伝っている中で、「Alpha 160アルファ」というザウター社製のピアノが目に入りました。

コンパクトでも驚くような豊かな響きが得られるよう、低音弦が長く取られているため、サイズを超えた豊かで力強い音を実現するのだそうです。

響板に使われている木材は山岳地帯で生育したトウヒ材で、支柱はブナ材だそうです。（因みに、ファツィオリの響板はアルプスのレッドスプルースです。）

ピアノは本体の色によって値段が異なりますが、それは木目の模様合わせに手間がかかる等といた理由についてお話ししたことがあります。

このAlpha 160には「黒艶出し仕上げ」と「ウォルナットサテン仕上げ」という二つのタイプがあるのですが、どちらも定価が同じであることを意外に感じました。通常は、黒艶出しの方が安いですよね。

税込み価格６４８万円ですが、明日からの表記は６６０万円になります。

小型グランドをお探しの方は、小さくとも輝きを放つピアノをお選びになることをお勧めします。

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