ウィステリア・ピアノクラス ♪WISTERIA Piano Class♪
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消えた駅ピアノの謎とピアノの奥深い世界
皆さん、こんにちは!所沢駅の「駅ピアノ」がいつの間にか姿を消してしまい、多くの方が「残念だな」と感じているようです。このピアノ、実は「コンソールピアノ」という種類のものでした。見た目はコンパクトですが、しっかりと音楽の魅力を届けてくれるピアノです。その姿を懐かしく思うのも納得ですね。 さて、ピアノといえば、グランドピアノ(平形)とアップライトピアノ(縦型)という2つの大きな種類があるのはご存知でしょうか?実は、縦型ピアノにはさらに細かい分類があり、スピネットピアノ、コンソールピアノ、そして一... 続きを読む
2025年3月25日
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新しいオンラインレッスン環境とピアノ教室の魅力
こんにちは、皆様へお知らせです! 当教室では、オンラインレッスンで使用していた「Skype」が2024年5月から廃止されることに伴い、新たに「Microsoft Teams」を導入することとなりました。よりスムーズで快適なオンラインレッスン環境を提供するための変更です。なお、「Google Meet」や「Zoom」につきましては、従来どおり引き続きご利用いただけますのでご安心ください。 また、オンラインレッスンだけでなく、当教室では対面レッスンをメインに行っています。グランドピアノを使用したレッスンを通して、ピアノの豊かな音色と弾... 続きを読む
2025年3月25日
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音楽と日常生活の深いつながり
こんにちは、皆さん。今回は「音楽と私たちの日常生活」のテーマについてお話ししたいと思います。特に、音楽が私たちの生活の中でどれだけ大きな役割を果たしているのかを考えてみます。 音楽は、私たちの生活の至る所に溶け込んでいます。朝の目覚めと共にお気に入りの曲が流れ、通勤中や家事をしているとき、さらには運動のときにも音楽が欠かせません。音楽を聴くことで、気分が変わり、エネルギーが湧き、リズムに乗って日常が楽しく感じられることも多いですよね。 また、音楽には時間を超えた記憶を呼び起こす力もありま... 続きを読む
2025年3月21日
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音程とゼロの不思議な関係
こんにちは、皆さん!今日はピアノを習っている皆さんがよく耳にする「音程」について、ちょっと面白い視点からお話ししようと思います。音楽の世界で音程(英語では「Interval」)は、音と音との距離を示すものですが、実はその背後に隠れた「ゼロ」という数字の歴史が関わっていることをご存知でしょうか? 音程は数字で表されますが、最小の音程は「1度」となり、決して「0度」にはならないのが基本です。でも、実際に多くの生徒さんが「隣接した白鍵(例えばドからレ)の距離が1度」「同じ音のことは0度」と答えてしまうことが... 続きを読む
2025年3月21日
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パイプオルガンの魔法:音色を奏でるために必要なパイプの数
コンサートホールのパイプオルガンを見たことがありますか?その壮大な姿は、まるで音楽の力を象徴するようです。金属のパイプが何本も立ち並び、まるで森の中にいるような感覚になりますよね。でも、そのパイプの数には、実はとても大きな理由があるんです。 パイプオルガンのパイプは、1本ごとにたった1つの音しか鳴らせません。そう、たった1音だけなんです!例えば、フルートのような音を出すドの音専用のパイプ、トランペットのような音を出すレの音専用のパイプ… それぞれの音色に合わせて、パイプはひとつひとつ役割を果たし... 続きを読む
2025年3月16日
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16年の時を経て~再会が紡ぐ音楽の絆~
今日、16年ぶりにある教え子の方と再会しました。年賀状でずっと交流が続いていたものの、実際にお会いするのは本当に久しぶりでした。その方が年賀状の住所を頼りに訪ねてきてくださり、再会の喜びと共に、時間の流れの中で育まれた絆を改めて感じました。 お話を伺う中で、ご結婚され、幸せな家庭を築いていらっしゃることを知り、とても心が温かくなりました。そしてなんと、お子さんが最近ピアノを習い始めたとのこと!ご自身も「またピアノを弾いてみようかな」とおっしゃっていて、音楽が世代を超えて新たな形で家族の中に息... 続きを読む
2025年3月12日
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ラグタイムの魔法 ✨
みなさん、ラグタイムって聞いたことありますか? ラグタイムは、1900年の終わり頃に北アメリカの黒人の音楽家たちによって生み出された、とってもユニークで楽しいピアノの演奏スタイルなんです。こんなに長い歴史があって、いまでもジャズなどに影響を与えているなんて、なんだか素敵ですよね! じゃあ、ラグタイムの演奏ってどんな感じ? ラグタイムの演奏には、2/4拍子や4/4拍子などのリズムが多く使われます。そして、シンコペーションという、拍をずらすようなリズムがたくさん取り入れられています。このシンコペーシ... 続きを読む
2025年3月4日
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テレマン作曲「ジグ」を楽しむ:その魅力と練習の利点
こんにちは、皆さん。今日は、私の生徒が練習しているテレマン作曲の「ジグ」についてお話ししたいと思います。 ジグの特徴と発祥: ジグは、イギリスとアイルランドが発祥とされ、15世紀から16世紀にかけて大流行した活発な舞曲です。6/8や12/8拍子で演奏され、しばしばおちゃらけた喜劇の場面で使われました。 ジグの練習による効果: ジグを練習することで、リズム感やタイミングの向上が期待できます。速いテンポのため、指の動きをスムーズにする練習にも最適です。また、複雑な和音進行や旋律線が含まれているため、音楽理論... 続きを読む
2025年3月3日
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ホルストの『木星』とその魅力を探る
こんにちは、皆さん。 ホルストの『木星』に続いて、彼の他の作品についても少しお話ししたいと思います。『惑星』組曲の中には、『火星』や『金星』、『土星』など、様々な感情と雰囲気を持った曲が含まれています。特に『火星』は戦争の神をテーマにしており、強烈で力強いリズムが特徴です。一方、『金星』は愛と美を象徴しており、優美で穏やかな旋律が印象的です。 ホルストの音楽は、星々や宇宙を感じさせるような壮大なスケール感があり、多くの人々の心をつかんできました。彼の作品を聴くことで、音楽が持つ無限の可能... 続きを読む
2025年3月2日
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星の音色—ホルストの『惑星』から学ぶ
みなさん、こんにちは。 今、ホルストの『木星』を練習している生徒がいます。この曲は静かで落ち着いた雲情から始まり、終盤につれて興奮するような形式をとります。その変化を握むのは気持ちの推移が大切なため、很難しい曲です。 さて、『ジュピター』は、元々ホルストの組曲『惑星』の1曲です。木星だけではなく、海王星までの惑星がこの組曲に含まれていますが、特に『木星』のみが世界的に有名になりました。 この曲はピアノだけではなく、歌やオーケストラ、ブラスバンドなど、さまざまな楽器で演奏されています。皆さ... 続きを読む
2025年3月1日
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春の訪れとメンデルスゾーンの音楽大学
みなさん、こんにちは。生徒が練習しているメンデルスゾーンの「春の歌」について、今回はその背後にある歴史を掘り下げてみたいと思います。 「春の歌」は1842年の作品ですが、これはメンデルスゾーンが音楽大学を作った頃に当たります。彼は1843年に音楽学校を設立しました。この学校は現在も900人が在学する大学として続いています。(フェリックス・メンデルスゾーン・バルトルディ音楽演劇大学ライプツィヒ) この大学は、日本では滝廉太郎が留学したことで有名です。メンデルスゾーンの影響がここでも感じられるのは驚きで... 続きを読む
2025年2月27日
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メンデルスゾーンとライプツィヒ:音楽文化の礎
みなさん、こんにちは。今日はメンデルスゾーンの「無言歌」の続編として、彼のライプツィヒでの活躍についてお話ししたいと思います。 メンデルスゾーンは20代半ば頃(1835年)に、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の指揮者に就任しました。彼はこの地で音楽文化の発展に大いに貢献しました。自作の作品を演奏するだけでなく、多くの音楽を街に届けたのです。 特に、ライプツィヒでの親交のあったシューマンがメンデルスゾーンにシューベルトの「交響曲第8番」の自筆譜を送ったエピソードは有名です。メンデルスゾーンは... 続きを読む
2025年2月17日
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メンデルスゾーンと彼の『無言歌』: 家族の絆と音楽の影響
みなさん、こんにちは。昨日に続いて、メンデルスゾーンの「無言歌」についてもう少しお話したいと思います。無言歌は原語では "Lieder ohne Worte(言葉のない歌)" と言います。こう呼び始めたのはメンデルスゾーン本人ではなく、姉のファニーだそうです。 ファニーもまた才能のある音楽家でした。彼女は弟であるフェリックスに最も大きな影響を与えた人物と言われています。 彼の音楽を通じて、ファニーとの絆や彼の創作の背景に触れることができるのは、とても感慨深いものです。これからも彼の作品を通じて、メンデルスゾー... 続きを読む
2025年2月16日
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春の訪れとメンデルスゾーンの『春の歌』
寒い日が続いていますが、時折、春の兆しを感じるこの頃です。さて、生徒の一人がメンデルスゾーンの「春の歌」の練習を始めました。「春の歌」は、ドイツロマン派の作曲家フェリックス・メンデルスゾーン(Felix Mendelssohn/1809年-1847年)によって1842年に作曲されました。 メンデルスゾーンはピアノ作品集『無言歌集』というピアノ独奏のための作品集を発表しています。この『無言歌集』は15年間をかけて作曲されたもので、全8巻48曲からなります。38歳の若さで亡くなった彼の人生を考えると、多くの時間をかけて作曲した曲集... 続きを読む
2025年2月15日
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ジャンルを超える音楽――枠を超えた美しい世界へ
みなさん、こんにちは! 音楽を学ぶ中で、「これはクラシック?それともポップス?」「日本の音楽?それとも洋楽?」といった質問をいただくことがあります。でも、実際の音楽の世界は、そんな枠組みでは説明できないほど広がりと奥深さに満ちています。 例えば、扇子を使った優雅な西洋舞曲のパフォーマンスや、和楽器が織りなすオーケストラの豊かな音色。さらに、ボーカロイドによる楽曲が新たな感動を生み出すように、現代ではジャンルの垣根を越えた音楽が日々生まれています。伝統と革新が手を取り合い、私たちを新しい世界... 続きを読む
2025年2月13日
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奇跡のメダイとアヴェ・マリアの音楽たち
みなさん、こんにちは! 今日は、少し心温まるお話をお届けしたいと思います。 先日、カトリックのシスターから二つのメダイをいただきました。一つは手術を控えていた方のために、もう一つは私自身のためにいただいたものです。そのメダイを調べたところ、「奇跡のメダイ」と呼ばれるもので、聖母マリア様が描かれているものだと分かりました。 おかげさまで、その方の手術は無事成功し、今では着々と回復されています。シスターの優しい心づかいと祈りの力に、感謝せずにはいられません。 ところで、音楽の世界にも「アヴ... 続きを読む
2025年1月28日
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発酵と音楽の意外な関係
日に日に寒さが増してきましたが、皆さまお元気にお過ごしでしょうか? 実は私は一昨年末から発酵食品にすっかりハマってしまい、先日も玄米甘酒を手作りしました。ヨーグルトメーカーを使うと簡単に作れると言われていますが、生麹や玄米を使うと少し難易度が上がります。前回はお湯の温度が高すぎて甘さが十分に出なかったのですが、今回は大成功!程よい甘さに仕上がり、嬉しさもひとしおです。 ところで、皆さんは発酵と音楽に共通点があることをご存じでしょうか?20年ほど前から、「音楽熟成」や「音楽仕込み」と呼ばれる... 続きを読む
2025年1月20日
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ベヒシュタインとスタインウェイ、どちらが良い?
生徒さんからよくいただくご相談の一つに、「ベヒシュタインとスタインウェイ、どちらのピアノが良いのでしょうか?」という質問があります。 この問いに対する答えは、決して一言で片付けられるものではありません。そこで、レッスンや試弾、公開演奏の場を活用しながら、ホールとの相性やピアノの調律状態、そして演奏する楽曲に応じた表現方法など、さまざまな角度から体験を積むことをおすすめしています。その中で、自分自身の感性や好みを見つけていくことが大切です。 スタインウェイは「ピアノの王者」として世界中でそ... 続きを読む
2025年1月19日
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ディアベルリの「アレグレット」で音楽の楽しさを再発見
音楽には、年齢を問わず人々に感動を与える不思議な力があります。その一例として、今回はアントン・ディアベルリの「アレグレット」をご紹介します。 「アレグレット」というタイトルはイタリア語で「楽しく」や「活気に満ちて」という意味がありますが、音楽の文脈では軽快でほどよく速いテンポを指します。この曲の持つ明るい雰囲気は、聴く人にも弾く人にも元気を与えてくれるようです。 先日、小さな生徒さんの一人が「この曲を弾けるようになりたい!」と目を輝かせて言ってくれました。その言葉は、私自身が音楽の魅力を... 続きを読む
2025年1月19日
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チェンバロとピアノの違いに驚き!民音音楽博物館の魅力
皆さん、こんにちは! 今日は大人の生徒さんとのレッスンで、とても興味深いお話を伺いました。 その生徒さんは、先日新宿区にある民音音楽博物館でチェンバロの演奏を聴かれたそうです。演奏中にチェンバリストが立ち上がり、弦を調整している様子(調律でしょうか?)を見て、とても驚かれたとのことです。 チェンバロはピアノの前身にあたる楽器で、見た目は似ているものの、その構造や用途には大きな違いがあります。例えば、チェンバロは軽量で持ち運びが可能だったのに対し、ピアノは据え置きが基本。そのため、チェンバ... 続きを読む
2025年1月18日