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ウィステリア・ピアノクラス ♪WISTERIA Piano Class♪

  • ピアノ学習:動画教材の利点と欠点

    最近、YouTubeなどの動画でピアノを独学する人が増えていますね。それだけピアノが普及したということなので、大変喜ばしいことだと思います。しかし、動画から学ぶことにはいくつかのデメリットがあります。 その中の一つは、動画は「結論を先に出してある」ということです。ピアノに限らず芸術は、時間をかけて自ら模索したり新たな視点を発見することによって成長するものです。しかし、動画教材では、そのプロセスが省略され、結果だけが提示されます。 これは、学習者が自分自身で問題を解決する機会を奪う可能性があります... 続きを読む

    2024年3月29日

  • 海外への転勤と音楽の旅

    突然ですが、私たちの生徒の一人が海外転勤を控えています。彼女のお父さまが転勤となり、彼女はアコースティックのピアノを日本に残し、電子ピアノを新たな生活の地に持っていくことを決めました。電子ピアノはアダプターを使えばどの国でも使用できるので、音楽とのつながりを保つことができます。 彼女はGoogle Meetを通じてオンラインでのレッスンを続けるつもりです。時差があっても、音楽は私たちをつなげる力があります。私たちは彼女が新しい環境でどのように音楽と向き合うのか、その旅をサポートし続けることを楽しみにし... 続きを読む

    2024年3月29日

  • トレモロとトリル: ピアノの魔法の音色

    こんにちは、皆さん。今日は、ピアノの奏法の中でも特に興味深い二つ、トレモロとトリルについてお話しします。 トレモロ: 音の揺らぎ トレモロは、イタリア語で「ゆらめく、微かに震える」という意味があります。ピアノでのトレモロは、同じ音、もしくは距離のある2つの音との間を何度も素早く反復させる奏法を指します。この奏法は、音楽にドラマティックな効果をもたらし、聴き手の心を揺さぶります。 トリル: 鳥のさえずり 一方、トリルは、「鳥がさえずる」という意味があります。トリルは、ある音とその隣の音を素早く交... 続きを読む

    2024年3月28日

  • リストの「愛の夢」:音楽と詩の融合

    今年の発表会では、リストの「愛の夢」を演奏する生徒がいます。この曲は「3つの夜想曲(やそうきょく/ノクターン)」という副題を持つ。第3番が特に有名で、この曲だけ演奏されることが多いです。 甘美な旋律を持つこの作品は、当初はソプラノ向けの歌曲として作曲されましたが、1850年頃に作曲者自身がピアノ独奏版に編曲しました。 元々の第3番の歌詞は、ドイツの詩人フェルディナント・フライリヒラート(Ferdinand Freiligrath/1810-1876)の詩集「Zwischen den Garben」から「O lieb, so lang du lieben kannst!(おお、... 続きを読む

    2024年3月27日

  • 音の高さと感じ方:ピアノの最高音と犬の聴覚

    みなさん、こんにちは! 今日、オンラインでのピアノレッスン中に興味深い出来事がありました。生徒がピアノの最高音の「ド」(鍵盤の右端)を弾いたとき、「私はこの音をよく聞き取れない」と言いました。それもそのはず、ピアノの最高音は4186Hzで、人間にとっては音が鳴っているという意味であれば十分に認知できる高さであっても、楽音として聞き取るには限界に近い高さなのです。 しかし、その直後、生徒は画面越しに、「あ、ジェッシーちゃんには聞こえているみたい!」と言いました。ジェッシーというのはその生徒が飼っ... 続きを読む

    2024年3月26日

  • 対位法の探求:ピアノレッスンで音楽の新たな世界を開く

    こんにちは、皆さん。今日は、音楽の作曲技法である「対位法」について深く掘り下げてみたいと思います。 対位法は、複数の旋律が独立して進行することで音楽的な深みや複雑さを生み出す方法です。この技法は、バロック音楽におけるJ.S.バッハのフーガなど、多くの古典的な作品で見ることができます。 対位法の理解と適用は、作曲家がより豊かで複雑な音楽的テクスチャーを作り出すのに役立ちます。また、演奏家や聴衆にとっても、音楽の構造と表現を理解するのに有用です。それは、旋律と伴奏といういわゆる「和声法」とは異な... 続きを読む

    2024年3月25日

  • ピアノと健康:音楽の力

    ピアノを弾くことは、ただ音楽を奏でるだけでなく、私たちの精神的、肉体的健康にも多大な影響を与えます。音楽療法の研究から、ピアノ演奏がストレス軽減、記憶力向上、手の協調性向上などに役立つことが示されています。 ストレス軽減 音楽は心地よいリズムとメロディーを通じて、私たちの心に直接働きかけます。ピアノを弾くことで、心地よい音楽を自分自身で奏でることができ、これがストレスを軽減する効果をもたらします。 記憶力向上 ピアノを弾くためには、楽譜を読み、それを手の動きに変換する必要があります。これ... 続きを読む

    2024年3月25日

  • 「音楽の調和: 数学と物理学が奏でるピアノの旋律」結論: 音楽の美は科学によって生まれる

    皆さん、こんにちは!過去数日間にわたり、音楽の基礎を成す音階や和音、そしてピアノという楽器の持つ物理的特質についてお話ししてきました。音楽は、感情を表現する芸術の形でありながら、その根底には数学と物理学の厳密な法則が存在します。ピアノの一音一音が奏でる美しい旋律は、科学的な原理によって可能になっています。だからこそ、音楽はただ聴くだけでなく、理解し、学び、そして探求する価値があるのです。 レッスンにご興味がある方は、「ウィステリア・ピアノクラス」で検索して、ホームページからお気軽にお問い合... 続きを読む

    2024年3月24日

  • 「音楽の調和: 数学と物理学が奏でるピアノの旋律」第3章: ピアノと物理学

    皆さん、こんにちは! ピアノの音は、ハンマーが弦を打つことで生じる物理的な振動から生まれます。弦の長さ、張力、そして質量は、その弦が生み出す特定の音(つまり、特定の周波数)を決定します。これは、物理学の一部である波動学の基本的な原理に基づいています。 つまり、タッチの仕方や演奏する楽器によって、ピアノは多彩な音を出せるということなのです。明日は、ピアノの持つ科学的な側面と感情的な側面の接点を探ってみたいと思います。 レッスンにご興味がある方は、「ウィステリア・ピアノクラス」で検索して、ホーム... 続きを読む

    2024年3月23日

  • 「雨だれ」の真実:ショパンの心の中に描かれた恐怖と不安

    ショパンの前奏曲の中に「雨だれ」と呼ばれている有名な作品がありますね。その美しい出だしから、多くの生徒さんたちがロマンチックなエピソードを連想することでしょう。しかし、実のところ、この曲はショパンが地中海に浮かぶマジョルカ島に恋人のジョルジュ・サンドと一緒にいたときに、雷雨になり、買い物に行ったジョルジュがなかなか帰って来なかったことを非常に心配したショパンの心が描かれているのです。 具体的には、ショパンは、「このままジョルジュが帰って来なかったらどうしよう。」という不安から、とうとうピア... 続きを読む

    2024年3月23日

  • 「音楽の調和: 数学と物理学が奏でるピアノの旋律」第2章: 和音と数学

    皆さん、こんにちは! ピアノは単旋律だけでなく、同時にいくつもの鍵盤を押さえることで、独奏楽器としての魅力を発揮する楽器です。つまり、和音は、複数の音が同時に鳴ることで、音楽に深みと豊かさをもたらします。和音の中でも特に重要なのが「三和音」で、これは根音、三度音、五度音の3つの音を組み合わせたものです。これらの間隔は、音の周波数比に基づいており、その結果として耳に心地よい調和を生み出します。 明日は、このピアノの持つ物理的側面についてお話しします。お楽しみに! レッスンにご興味がある方は、「ウ... 続きを読む

    2024年3月22日

  • 「音楽の調和: 数学と物理学が奏でるピアノの旋律」第1章: 音階と数学

    皆さん、こんにちは! ピアノを習っている方々は、必ずと言ってよいほど「音階」の練習をしますよね。 音階は、音楽の基本的な構成要素であり、その背後には明確な数学的なパターンが存在します。西洋音楽の最も一般的な音階であるメジャースケールは、特定の「全音と半音」のパターンに従います。これは、音の周波数比に基づいています。例えば、ある音の周波数を2倍にすると(これを「オクターブ上げる」と言います)、私たちはそれを同じ音と認識します。これは、音楽と数学がどのように結びついているかの一例です。 明日は、音... 続きを読む

    2024年3月21日

  • 春休みの旅行先:ベトナムへの思い出

    今日、レッスンに来た生徒から興味深い話を聞きました。彼の学校は来週から春休みに入り、ご家族でベトナムに旅行するとのこと。その話を聞いて、私自身のベトナム旅行の思い出が蘇りました。 数年前、私はホーチミン市を訪れました。その地での経験は、私の心に深く刻まれています。ボートに乗り、風を感じ、地元のココナッツを味わうというシンプルな体験が、私にとっては非常に特別なものでした。 しかし、最も心に残っているのは、現地の人々が私たちのために日本の音楽を披露してくれたことです。彼らの親切さとホスピタリ... 続きを読む

    2024年3月20日

  • 「音楽の調和: 数学と物理学が奏でるピアノの旋律」 序章: 音楽と科学の交差点

    皆さん、こんにちは! 音楽は感情を揺さぶり、心を動かす力を持っています。しかし、その美しい旋律と調和の背後には、数学的なパターンと物理学的な法則が隠れています。この記事では、音楽、特にピアノの音がどのように数学と物理学と深く結びついているかを探求します。 明日は、音階と数学の関係について見ていきましょう。お楽しみに! レッスンにご興味がある方は、「ウィステリア・ピアノクラス」で検索して、ホームページからお気軽にお問い合わせください。 続きを読む

    2024年3月20日

  • トトロとピアノ: 埼玉県入間市の音楽教室から見た映画音楽の魅力

    「となりのトトロ」は、その美しいアニメーションと心温まる物語で世界中の視聴者を魅了してきました。しかし、この映画の魅力は、その美しいビジュアルだけではありません。映画の音楽が作品の雰囲気や物語を引き立てています。 映画音楽の役割: 映画音楽は、視覚的な要素と物語を補完し、映画の雰囲気を作り出す重要な役割を果たしています。音楽は、視聴者が映画のシーンやキャラクターに感じる感情を強化し、物語の進行を助けます。 「となりのトトロ」の音楽: この音楽は、久石譲によって作曲されました。その中には、... 続きを読む

    2024年3月19日

  • 埼玉県のピアノ文化: 音楽愛好家のための新たな視点

    埼玉県は、その豊かなピアノ文化で知られています。総務省統計局の最新データによれば、埼玉県の1000世帯あたりのピアノ所持数は330台で、33.00%の世帯がピアノを所持しています。これは全国平均32.9%よりも0.10%高い値となります。 この統計は、埼玉県がピアノという楽器に対する深い愛情を持っていることを示しています。そして、この情熱は、地元の音楽教育にも反映されています。 ピアノ教室の役割: ピアノ教室は、この音楽的な情熱を育む重要な場所です。教室では、生徒たちは技術的なスキルだけでなく、音楽を理解し、表... 続きを読む

    2024年3月18日

  • ピアノと部屋の不思議な共演:音の変化の謎を解き明かす

    こんにちは、皆さん!今日は、私のピアノ教室で最近発見した興味深い現象についてお話ししたいと思います。 新しい発見 最近、お引越しを機に新たに防音室を設置した生徒さんから興味深い報告がありました。その生徒さんの新しい防音室にピアノを置いたところ、最初の数日間は、その部屋はまるでコンサートホールのように響きました。しかし、数週間後、その響きは少しずつ変わっていきました。これは一体どういう現象なのでしょうか? 音の変化の謎 この現象は、音が部屋の材質に影響を与え、それが時間とともに音響特性を変... 続きを読む

    2024年3月18日

  • セントパトリックデイの思い出

    こんにちは、皆さん。今日は3月17日、セントパトリックデイですね。この日はアイルランドの守護聖人である聖パトリックを祝う日で、緑色の衣装を身につけるのが一般的です。今日は、過去のセントパトリックデイの思い出と、今年のピアノ教室の様子をお伝えしたいと思います。 数年前のセントパトリックデイ、私は外国人の生徒からつねられそうになりました。その時、私は慌てて手元にあった緑色のシールを手に貼りました。それ以来、毎年この日には必ず何か緑色のものを身につけるようにしています。この風習は、セントパトリックデ... 続きを読む

    2024年3月17日

  • クラシック音楽のユーモラスな側面: 笑顔になる名曲たち

    こんにちは、皆さん。今日はクラシック音楽の中に隠されたユーモラスな側面についてお話ししましょう。クラシック音楽と言えば、厳粛なイメージがありますが、実は笑顔になれるような楽曲もたくさん存在します。 モーツァルトの「音楽の冗談」 まず最初にご紹介するのは、モーツァルトの「音楽の冗談」です。この曲は、モーツァルトが友人たちと楽しむために作ったと言われています。突然の音程の変化や、予想外のリズムの変化が聴く人を驚かせ、思わずニヤリとさせます。 ブラームスの「偉大なヨアヒムの賛美のための賛歌!」 ... 続きを読む

    2024年3月17日

  • 「バッハ:音楽の川から大海へ」シリーズ第五回(最終回) - バッハ:宗教音楽と世俗音楽

    こんにちは、皆さん。ウィステリア・ピアノクラスのブログシリーズ「バッハ:音楽の川から大海へ」の第五回目、そして最終回をお届けします。今回のテーマは「バッハ:宗教音楽と世俗音楽」です。 バッハは、宗教音楽と世俗音楽の両方を作曲しました。彼の音楽は、神への賛美と人間の感情と経験を表現する芸術作品の両方であり、その美しさと深みは宗教的な枠を超えています。 バッハは、世俗音楽から宗教音楽への「パロディー=転用」が特徴的で、「パロディー作曲家」とも呼ばれます。しかし、教会カンタータから世俗カンター... 続きを読む

    2024年3月16日