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ウィステリア・ピアノクラス ♪WISTERIA Piano Class♪

  • ジャンルを超えて・・・!

    現在、「ラプソディー・イン・ブルー」「パリのアメリカ人」といったガーシュインの音楽の他、「ボサノバのリズムをベースとした曲」「ジャズピアニストによるアレンジ」などを何人かの生徒さんに教えています。 それをお知りになった別の生徒のお母さまが、「え?!先生はジャズも教えられるんですか?」お尋ねになりました。 私は、バークレー出身の先生などに数年間、ジャズの理論と奏法を習いましたが、どの先生からも「そもそも教わるようなことではない」と言われてきました。 私は、音楽に「ポピュラー」「ジャズ」「... 続きを読む

    2018年3月26日

  • 現代音楽の教本

    「クラシック音楽の伝統」に従ってレッスンされている先生の多くは、「四期」に分けられる時代様式に従って、生徒さんを教えていらっしゃると思います。 賛否はどうであれ、国内外での音大の入試曲は、これに準ずるものとなっています。 その中で、最もメソッドの決定や楽曲の解釈が難しいのは、やはり「近現代」ではないでしょうか? 私は、現代音楽を学ぶ生徒さんの教本として、バルトークの「ミクロコスモス」(全6巻)を使っています。 これを書いたバルトークは、ハンガリーの民族音楽に大変な愛情を注ぎ、近隣国の民... 続きを読む

    2018年3月25日

  • ちょっと待って!

    ピアノに消音装置をつけることが、一般的になってきましたね。アップライトだけでなく、一部のグランドにそれを装着なさる方もいらっしゃるようです。 以前に比べると、センサーが薄型になったなどの理由により、ピアノ本体に与えるダメージは少なくなってきました。 しかし、ネジ穴を開ける必要がありますので、取り外したときにはそれが残ります。 また、ピアノの内部は非常にデリケートに出来ていますので、電源をOFFにしていたとしても、異物を入れたことによる影響を免れません。 特に、本来のグランドピアノでは可能... 続きを読む

    2018年3月24日

  • ステキ、それとも変?!

    一昨日から、ベルリオーズ(Hector Berlioz)についてお話ししていますが、実は、「彼が、楽器を上手に演奏することが出来なかったこと」はご存知でしたか? 彼が生れた小さな町には、「ピアノ」というものが存在しなかったと言われています。 しかし、彼は「和声学」に興味を示し、両親に内緒で音楽理論を学んでいました。 リスト(F. Liszt) をはじめとする専門家たちは、彼の音楽を称賛しましたが、一般の人は彼の奇抜な作品をなかなか認めようとしませんでした。 ベルリオーズが「フランスの最も偉大なロマン派作曲家の... 続きを読む

    2018年3月24日

  • 花の女神フローラ

    昨日は、ベルリオーズとパリについて書きましたが、彼が生れたのは、フランスの小さな町でした。 医師として地域の人々に尊敬されていた父親と同じ道を歩むよう、周りから期待されたのですが、彼自身は音楽家になることを望みました。 18歳の時、彼は両親の希望に従い、薬学を学ぶため、パリに移り住みます。しかし、パリ音楽院の教授の個人レッスンを受けるなど、音楽の勉強に夢中になり、とうとう薬学の学校を中退しました。 そのことに彼の両親は激怒し、仕送りをやめてしまったのですが、ベルリオーズは数年間の苦しい... 続きを読む

    2018年3月23日

  • 建造物に思うこと・・・

    エッフェル塔 La tour Eiffelは、フランスの首都パリの象徴的な名所となっている塔ですね。塔の設計と建造を担当したギュスターヴ・エッフェル氏に因んで、この名がつけられました。 この塔は、パリを活動の拠点としていたベルリオーズ Hector Berlioz (1803-1869) の死後、20年経過してから建てられました。(イタリアに住んでいた時期もあります。) 建造物が音楽家に与える影響が大きいことは、言う間でもありませんが、彼が活躍していた時代の文化を多角的に正しく知ることで、作曲作品に対する正しい見解を持ちたいもの... 続きを読む

    2018年3月22日

  • サイレント

    先日、「アップライトピアノに、サイレント装置を付けるべきか否か」というご相談を受けました。 住宅事情がありますので、一言では結論を出せませんが、サイレント装置は「OFF」にしていても、連打が入りにくくなる、コシのないフォルテになる、弱音が出ないなどについて、設置前にじゅうぶんなご認識を持たれることをお勧めしています。 多くの方が、「OFFにしていればサイレント装置の影響を受けずに演奏が出来る」と誤解なさっているようです。また、いったん後付けしてしまった装置は、取り外すときに大きな費用がか... 続きを読む

    2018年3月22日

  • 2楽章が消えちゃった・・・!

    「聞いたことはあるのに、題名が分からない・・・」という曲がありますよね? モーツァルトの「アイネ クライネ ナハトムジーク」はその一つだと思います。 この曲は1787年に書かれましたが、作曲家の存命中に出版されることはありませんでした。 ドイツ語による題名の意味は、「小さな夜の音楽」ですから、「小さなセレナード」と訳されることもあります。 この曲は、二つのバイオリン、ビオラ、チェロ、選択出来るパートに低音の弦楽器のために書かれました。 しかし、現代では殆どの場合、弦楽オーケストラによ... 続きを読む

    2018年3月21日

  • 仏-米-独-日本

    春らしくなりましたね。 5月に発表会を企画しているので、私の教室は、もっぱらその準備に追われています。 年末に、楽譜を「フランス」に発注していたのですが、対応が遅かったので、それをキャンセルして、「アメリカ」のショップに再依頼しましたところ、いったんは受注されたものの、在庫切れとの連絡が入り、5月の発表会に間に合わない可能性が出て来ました。 それで、急きょ、国内で入手可能な曲目に変更しました。 そうしているうちに、先日、何故か、「ドイツ」からその楽譜が届きました! 私がオーダーを出したアメリカ... 続きを読む

    2018年3月21日

  • いつになったらモーツァルトのトルコ行進曲が弾けるの?

    「ピアノを習ったことがないんですが、モーツァルトのトルコ行進曲はいつ弾けるようになりますか?」「初心者でも弾けるカッコイイ有名なクラシック曲では、何が良いですか?」といった質問を、成人の方やそれに近いご年齢の若い学生さんから受けることがあります。 それについてはケースバイケースですので、一律の回答を示すことの出来る先生は皆無でしょう。しかし、「演奏したい!」という気持ちがあれば、たとえピアノを習い始める時期が遅くとも、弾けるようになる曲は結構たくさんあると思います。 質問の例によく挙げら... 続きを読む

    2018年3月20日

  • 新しいピアノ!

    生徒さんの待ち時間の練習用にご提供している電子ピアノを、この度リニューアルしました。 大人の生徒さんは勿論のこと、子供さんにもご自由にお使い頂いているのですが、ヘッドホンが頻繁に壊れて買い換えなければならないといった状況が続きましたもので、ヘッドホンを使わないでお弾き頂くようお願い致します。 今回は、家具と合わせて、木目調にしました。新機種には、搭載されている機能も多いですから、練習以外の楽しみもあって、私も弾きたくて仕方ありません! こういうわけで、しばらくの間は、グランドピアノでの... 続きを読む

    2018年3月18日

  • コメントを有難うございました。

    先日、私が所属している「全日本ピアノ指導者協会(PTNA)」から、生徒が書いたコメントを掲載することに関する連絡がありました。 書かれたものを読んでいると、私の方が勉強させられる思いがしました。 「教室紹介」の右の方にある「教室URL」をクリックすると、それらの生徒さんが書いてくれたコメントを読むことが出来るようになっています。 生徒さんに教えられながら、自らも学んでゆきたいと思っています。 続きを読む

    2018年3月18日

  • ・・・えっ?! お祈りの効果って??!!

    ピアノ不可のマンションに住んでいるM子ちゃん、ずっと電子ピアノで練習してきましたが、どう考えても、その練習楽器環境では無理があるということが、レッスンの中で見えて来ました。 それで、意を決して、そのことをご両親にお話ししました。その結果、「ピアノ可マンション」を購入されて、6月にお引越しなさる事が決まりました! 当初は、グランドピアノを勧めていたのですが、お住まいになる部屋が二階ということだったので、近隣への配慮から、ヤマハの「YUS5」という、アップライトピアノとしては、グレードの高い... 続きを読む

    2018年3月17日

  • クラビノーバの新しい主

    私が「サブ」の練習楽器として愛用していたクラビノーバ(ヤマハ)を、先週末、手放しました。 お譲りした生徒さんのお母様から、本日、下記の内容のメールを頂きました。 「不具合もなく、子供さんが喜んで弾いている。」とのことで、安心しました。「これまでの卓上キーボードとは違うピアノのタッチを体験出来ているので、感謝しています!」と、大層ご満足のご様子でした。 新品でなかったため、内心、少し心配していたのですが、本当に良かったです。これまで、私自身は、グランドピアノをメインで使っていたので、クラビ... 続きを読む

    2018年3月16日

  • 弾き比べ!

    皆さん、こんにちは! 隣市で催された「グランドピアノ試弾会」で、予約枠の30分間、そこでしっかり試弾する機会を得た大学生の生徒が、一昨日レッスンに来たので、感想を聞いてみました。 彼曰く、「それぞれのピアノの音色やタッチがこんなにも違うのかと驚き、また感動した。」とのことでした。 どのピアノが一番気に入ったか尋ねたところ、「スタインウェイが、弾いていて、最も心地良かった。」との感想がありました。 その会場には、ベヒシュタイン、スタインウェイ、ベーゼンドルファー、ヤマハ、カワイ(シゲルカ... 続きを読む

    2018年3月15日

  • 自国の音楽

    私は、少し前まで、ノルウェーから来た兄妹を教えていました。(今は帰国してしまいました。) 私はノルウェーに行ったことがありませんが、そこの自然を描いた絵画を観賞する機会は、これまでに度々ありました。 その中には、グリークに影響を与えたであろうとされる風景画もあり、雄大さには私も感動を覚えました。 グリーク、ショパン、リスト、シベリウス、ドボルザーク、スメタナ、バルトーク、コップランド、アルベニス、ファリャ、グラナドス、グリンカ、ムソルグスキー、リムスキー・コルサコフは、自国の音楽を作品に... 続きを読む

    2018年3月14日

  • パリのドイツ人 

    皆さん、こんにちは!今日は昨日に続いて、ブルグミュラーについてお話したいと思います。 ブルグミュラーは17歳のときに、デュッセルドルフ市音楽監督であった父アウグストに先立たれます。父の後継の職に就くことを望んだようですが、思うように行かず、アルザスに移り住み、チェロ奏者として生計を立てるようになりました。 26歳になった頃、パリに移住し、裕福な家庭の子ども達に音楽を教えることで良い評判を得、上流階級の家庭音楽会やパーティーのために多くのピアノ曲を創作しました。彼は、36歳のときにフランス... 続きを読む

    2018年3月13日

  • スカンジナビア・・・

    「スカンジナビア」Scandavian とは、ヨーロッパ北部の半島。西をノルウェー、東をスウェーデンが占める氷河の形成したフィヨルドや湖沼が多い地域のことで、デンマークやフィンランド・アイスランドを含めていうこともあります。 私は最近、スカンジナビアの音楽に興味を持っています。Jean Sibelius (1865-1957)、Cart Nielsen (1865-1931)、Wilhelm Stenhanmmar (1871-1927) などが、それを代表する音楽家です。 上記の音楽家については、後日、個別にご説明しますので、いつもブログをお読み下さっている方につきましては、... 続きを読む

    2018年3月13日

  • 壊れたピアノって楽しい?!

    今日は、インターナショナルスクールで外国人の生徒たちを教えました。お昼から高校生のスタディーホールに教えていた時に、調律師の方が予告なくいらしたので、少しだけお待ち頂いたあとに、ピアノのコンディションについて短く伝達した後、私はレッスン室から退出しました。 次の生徒のレッスンのために戻ったところ、自分の目を疑いました。低音部のいくつかの鍵盤は、半分沈んだままになってるのです。そして、低音から順にスケールを弾いてみたところ、中音域から高音域にかけての音が、クリアに出ませんでした。すぐさま、弱... 続きを読む

    2018年3月12日

  • 練習の順序は、1,2,5,10,11、12!

    皆さん、こんにちは。ピアノを習っている方々は、左右の手を別々に動かすことが、演奏上どんなに難しいかご存知ですよね?ペダルが必要とされる曲でしたら、それに片脚または両足が加わります。 10本の指と2本の足を同時にコントロールするのですから、それは大変なことであるに違いありません。でも、順序良く訓練していったら、そのことが出来るようになるのですよ。 まず、ピアノの蓋を閉めて下さい。そして、右手のパートを、蓋の上でリズム打ちをしてみましょう。次に左手のパートも同じように叩いてみましょう。それが出来... 続きを読む

    2018年3月12日