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ウィステリア・ピアノクラス ♪WISTERIA Piano Class♪

  • ピアノと部屋の不思議な共演:音の変化の謎を解き明かす

    こんにちは、皆さん!今日は、私のピアノ教室で最近発見した興味深い現象についてお話ししたいと思います。私のグランドピアノには、教えるための利便性を考えて譜面台の後ろに透明のボードを置いています。それによって、生徒たちが誤って鉛筆などを落とした時の落下防止になっています。 しかし、春は録音イベントを行う機会が多いため、ボードを取り外したところ、音が鮮明に演奏者側に跳ね返ってきました。暗譜をするために譜面台も外して同時に大屋根を全開すると豪華な響きが得られます。私の教室は、普段はレッスンブースの... 続きを読む

    2024年4月13日

  • ヴェルディ:20歳の時期とその挑戦

    皆さん、こんにちは。今日は、オペラで有名な作曲家ヴェルディについてお話しします。特に彼が20歳の頃、まさに修行時代だった時期に焦点を当ててみましょう。 ヴェルディはオペラで有名ですが、彼の作品はピアノ用に編曲され、レッスンに取り入れることもあります。彼の20歳の頃は、まさに修行時代です。前年、彼は名門「ミラノ音楽院」を受験しましたが、不合格となりました。これは彼にとって自尊心を打ち砕かれるような出来事でした。それでも彼はミラノに留まり、音楽院教師で作曲家のラヴィーニャのもとで学びました。 ス... 続きを読む

    2024年4月12日

  • ブラームス:シューマン夫妻との出会い

    皆さん、こんにちは。昨日までシューマンについてお話ししてきましたが、今日は彼と特に親しい関係にあった作曲家、ブラームスについてお話しします。 20歳の頃のブラームスは、貧しい家計を助けるために演奏旅行の真っ只中でした。そこで知り合ったのが、生涯の友となるヴァイオリンの名手ヨーゼフ・ヨアヒムでした。その彼の紹介によってロベルト&クララ・シューマン夫妻に出会います。 シューマンは、20歳のブラームスの才能に触れた喜びを、自らが主筆を務める『音楽新報』の中に「新しい道ヨハネス・ブラームス」として書... 続きを読む

    2024年4月11日

  • インコの冒険:逃げて、見つかって、帰ってきた

    ある日、私のピアノ教室の生徒が飼っているインコが逃げてしまいました。そのニュースを聞いたとき、私たちは皆、心からそのインコを心配しました。生徒は特に落ち込んでいて、その小さな鳥がどこにいるのか、どうやって生き延びているのかを想像するだけで涙が止まりませんでした。 しかし、驚くべきことに、そのインコは自分で警察に行きました。お腹が空いて、安全な場所を探していたのでしょう。警察はそのインコを保護し、ボランティアの団体に連絡しました。その団体のスタッフは、インコがどこから来たのかを調査し、結局、... 続きを読む

    2024年4月11日

  • アベッグ変奏曲:名前の由来とその意味

    皆さん、こんにちは。今回は、昨日お話ししたシューマンの作品、アベッグ変奏曲の名前の由来についてご一緒に見ていきたいと思います。 アベッグ変奏曲の名前の由来は、実はロベルト・シューマンの想像の産物のようです。彼はこの名前の持つ響きに惹かれました。アベッグの綴りABEGGは、それぞれドイツ音名で、ラ、♭シ、ミ、ソ、ソの音の名前です。彼はその音をそのままつなげた音列をテーマにして、三つの変奏曲とカンタービレ、幻想曲風フィナーレからなる魅惑的な曲に仕立て上げました。 変奏曲という形式は当時一般的で... 続きを読む

    2024年4月10日

  • 新たな旅立ち:私たちのピアノ教室から新入学生へ

    こんにちは、皆さん!春の訪れとともに、新たな旅立ちの季節がやってきました。私たちのピアノ教室では、小学校から大学院まで、さまざまなステージで新たなスタートを切る生徒さんたちがいます。 新しい学年が始まるこの時期は、わくわくする反面、不安も大きいですよね。でも心配はいりません。新しい環境に慣れるのに時間がかかるかもしれませんが、それは全く自然なこと。新しい友達や先生との出会い、新しい知識や経験を得ることで、自分自身が成長していくのを感じることができるでしょう。 そして、音楽はその旅の素晴ら... 続きを読む

    2024年4月10日

  • 「クラシックからポップまで」:音楽の旅へようこそ!

    みなさん、こんにちは!私のピアノ教室についてよく聞かれる質問の一つに、「先生はクラシック専門ですか?ポピュラー音楽は教えていますか?」というものがあります。今日はその質問についてお答えしたいと思います。 私の教室では、クラシック音楽だけでなく、ポピュラー音楽も教えています。なぜなら、音楽は無限の可能性を秘めているからです。それぞれのジャンルが独自の美しさと魅力を持っています。また、クラシックとポピュラーには明確なボーダーが存在するわけではありません。 「クラシック」という言葉は元々、古代... 続きを読む

    2024年4月9日

  • シューマンのアベッグ変奏曲:若き日の挑戦と情熱

    皆さん、こんにちは。今回は、昨日お話ししたシューマンの作品、アベッグ変奏曲についてご一緒に見ていきたいと思います。 この作品は、19歳の青年ロベルト・シューマンの初めての作品です。この時期、彼は故郷ツヴィッカウを離れ、学問の街ハイデルベルクの大学で、意に染まぬ法律の勉強をしていました。 しかし、彼の心は音楽に引かれていました。彼はピアノの演奏に長けており、高校の校内コンサートでベートーヴェンの曲に取り組んだり、挑戦的なパッセージのちりばめられた難曲を演奏し、学校のスター的存在でした。その頃... 続きを読む

    2024年4月9日

  • シューマン:20歳の頃、音楽家への道を歩み始める

    皆さん、こんにちは。今日は、“クラシック史上屈指のロマンティスト”と称されるシューマンの20歳の頃についてお話しします。この時期は、彼がようやく本格的に音楽家への道を歩み始めた時期にあたります。 19歳の時、シューマンはハイデルベルク大学法科での勉強を放棄し、交響曲を作曲し始めました。そして20歳になると、彼はピアノの練習に専念しました。この時、彼はパガニーニの演奏に衝撃を受け、ますます音楽の道にのめり込むようになりました。 息子の将来を心配した母親が高名な音楽教師ヴィークに息子の才能を確認し、... 続きを読む

    2024年4月8日

  • バロック時代の作曲家の夜間の作業環境と楽器について

    こんにちは、皆さん。今日は、バロック時代の作曲家たちがどのように夜間に作業を行っていたか、また、その時代の鍵盤楽器についてお話ししたいと思います。 まず、バロック時代の作曲家たちは、日が落ちてから作業をする場合、どのようにして照明を確保していたのでしょうか。その答えは、「ろうそく」や「オイル」などの照明手段に頼っていたのです。電球が発明されたのは18世紀後半であり、それ以前の時代にはこれらの手段が主に用いられていました。 次に、バロック時代における鍵盤楽器について見てみましょう。その時代に... 続きを読む

    2024年4月8日

  • ショパンのエチュード「革命」:人生の節目となった旅立ちの時

    皆さん、こんにちは。ショパンのエチュードの中でも、「革命」は有名ですね。今日は、その「革命」が生まれた背景についてお話しします。 “ピアノの詩人”と呼ばれるショパンの20歳の頃は、人生最大の節目と言えそうです。すでに作曲家・ピアニストとして成功していたショパンは、自らの能力を試すべくウィーンでの活動を決心しました。そして、ワルシャワでの告別演奏会において《ピアノ協奏曲第1番》を初演しました。 しかし、思い切って祖国ポーランドを出国したショパンのもとに届いたのは、ワルシャワ蜂起の知らせでした。そ... 続きを読む

    2024年4月7日

  • 小さなピアニストのためのアシストペダル:音楽の旅への第一歩

    ピアノを学び始める子供たちの中には、足が床に届かないという問題に直面することがあります。そこで登場するのが「アシストペダル」です。この便利な道具は、小さな生徒たちがペダルの技術を習得するための一助となります。 アシストペダルは高さ調整が可能で、従来の補助ペダルよりも優れた機能を持っています。しかし、その利便性とは裏腹に、取り扱いには注意が必要です。なぜなら、テコの原理によりペダルを軽くするこの装置は、過重な負荷がかかるとピアノ本体のペダルを壊す可能性があるからです。 そのため、アシストペ... 続きを読む

    2024年4月7日

  • 裕福な家庭に育まれた天才作曲家:フェリックス・メンデルスゾーン

    皆さん、こんにちは。有名な作曲家というと、多くの人は、短命や貧困を連想するようですが、裕福な家庭に育まれた天才作曲家もいます。その一人が、"早熟の天才"と称され、モーツァルトやシューベルトに比肩する存在であるフェリックス・メンデルスゾーンです。 メンデルスゾーンがとても裕福な家庭に生まれ育ったことは、彼の音楽家としてのキャリアに大きな影響を与えました。その財力を背景に育まれた豊かな才能は、20歳にして“J.S. バッハ(1685-1750)の価値を世に知らしめる”という大仕事を成し遂げます。 14歳の時にクリ... 続きを読む

    2024年4月6日

  • 音楽一筋に見えて実はそうではなかった作曲家

    皆さん、こんにちは。今日は、音楽一筋に見えて実はそうではなかった作曲家についてお話ししましょう。その作曲家とは、ピョートル・チャイコフスキー(1840年~1893年)です。 チャイコフスキーと言えば、『白鳥の湖』や『くるみ割り人形』、『眠れる森の美女』など、優雅で壮大なバレエ音楽を数多く世に送り出したことで知られています。しかし、彼の音楽の道は一筋縄ではいかなかったのです。 彼の家族は、ロシアの広大な領地、モスクワから数百キロ離れたウラル山脈周辺の鉱山の町で暮らしていました。祖父は医者、父は製鉄... 続きを読む

    2024年4月5日

  • 音楽の多様性:クラシックからポップスまで

    当ピアノ教室では、クラシックからポップスまで、さまざまな音楽スタイルを楽しむことができます。音楽は自由な解釈と表現が可能で、それぞれの生徒が自分の音楽的な道を見つけ、それを追求するのを助けることが私たちの目標です。 音楽は、感情を表現し、創造性を発揮し、自己を探求する手段です。それぞれの音楽スタイルが独自の魅力と表現力を持っており、それらを楽しむことで、生徒たちは自分自身を音楽を通じて表現する新たな方法を知ることができます。 レッスンにご興味がある方は、「ウィステリア・ピアノクラス」で検... 続きを読む

    2024年4月5日

  • 大人のおたまじゃくし Adult Tadpoles

    これは、数日前のレッスンの中での出来事です。 「速くて弾むようなパッセージ」を練習していた男の子が弾いていた曲の解説に、「恰もカエルが飛び跳ねているように。」と書いてありましたので、私がそれに、「最も弱く弾かれるべき部分は、赤ちゃんガエルのように弾いてみよう!」と自分の言葉を加えました。 すると、その子はすかさず、「赤ちゃんガエルはオタマジャクシだよ?!」と言い返してきました。(汗!) この愉快な場面は、エリック・サティ(1866-1925)によって書かれた別のピアノ曲「(干からびた)なまこの胎児... 続きを読む

    2024年4月5日

  • 音楽の旅:電子ピアノとアコースティックピアノの選択

    音楽の世界は多様性に溢れています。その中でも、ピアノの選択は個々の状況や目標によります。最近では、住宅事情や経済的な理由から電子ピアノを選ぶ方が増えてきました。 電子ピアノは、その手軽さと価格から多くの人々に受け入れられています。しかし、その一方で、音色のコントロールや表現力の面ではアコースティックピアノには及びません。これは、電子ピアノがコンピューターによって制御された音を出すため、どのような弾き方をしても同じ音が出てしまうからです。 一方、アコースティックピアノは弦が振動して音を出す... 続きを読む

    2024年4月4日

  • ピアノの進化:脚の数とその影響

    こんにちは!今日は、ピアノの特徴的な要素、つまり「脚」について深掘りしてみたいと思います。これは建築のウェブサイトではありませんよ!ピアノの脚とその音楽性についてお話しします。 グランドピアノの脚は一般的に3本ですが、その理由は何でしょうか?これは、ピアノの形状と弦の長さに関連しています。低音の弦は長く、高音の弦は短くなっています。その結果、楽器の形状は先細りになり、細い方の足は1本になります。これは、三角形の方が安定性が高いからです。 しかし、産業革命以前の古い時代のピアノは、材質や工... 続きを読む

    2024年4月4日

  • 音楽の旅:管楽器と弦楽器の挑戦」

    音楽は、その美しさと表現力で人々を魅了しますが、その背後には奏者の努力と献身があります。特に、「管楽器と弦楽器、どちらが難しいのか?」という質問に対する答えは一概には決められません。それぞれの楽器には独自の挑戦があり、それぞれが独特の技術と理解を必要とします。 一般的には、弦楽器が難しいと考えられていますが、管楽器の中にも特に難易度が高いとされるものがあります。その一つが「ファゴット」です。この楽器は、オーボエと同じく「ダブルリード」を持つ木管楽器で、その演奏は非常に繊細な技術を必要としま... 続きを読む

    2024年4月3日

  • 音楽の力:演奏がもたらす脳への恩恵

    クラシック音楽が脳に良い影響を与えるというのは、多くの人々が認識している事実です。モーツァルトの音楽を聞きながら試験を受けたグループは、そうでないグループよりも優れた成績を収めるという研究結果や、バッハの音楽が集中力を高めるといった報告があります。 しかし、新たな研究により、「音楽をただ聞くだけでは、脳への効果は限定的である」という結論が出されました。それ以来、脳を活性化させる最善の方法は、「一つの楽器を長期間にわたって演奏し続けること」や「長年にわたって音楽のレッスンを受け続けること」と... 続きを読む

    2024年4月3日