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現代音楽の教本

「クラシック音楽の伝統」に従ってレッスンされている先生の多くは、「四期」に分けられる時代様式に従って、生徒さんを教えていらっしゃると思います。

賛否はどうであれ、国内外での音大の入試曲は、これに準ずるものとなっています。

その中で、最もメソッドの決定や楽曲の解釈が難しいのは、やはり「近現代」ではないでしょうか?

私は、現代音楽を学ぶ生徒さんの教本として、バルトークの「ミクロコスモス」(全6巻)を使っています。

これを書いたバルトークは、ハンガリーの民族音楽に大変な愛情を注ぎ、近隣国の民族舞踊の中にあるリズムを曲に採り入れ、この教則本の作成に情熱を捧げたそうです。

第1巻は全曲とも2声で書かれており、反行や復調、カノン(輪唱)、転回などが用いられています。

第2巻になると、音数は少なくとも、技術と表現の基本的能力が問われることになります。

第3巻にあっては、三声や四声の作品も加わり、演奏するにあたって、より高い技術が要求されることになります。

第6巻に関しては、ピアニストの公開演奏プログラムに選ばれることがあり、水準の高いものとなっています。

民謡ダンスのリズムパターンや、曲の中に出てくる音の意味などは、決して、現代に突然現れたものではありませんので、これまで学んでこられた古典的な作品を手掛かりにして、現代音楽にアプローチすることによって、段々と、この教本の魅力が見えて来そうですね!


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