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ウィステリア・ピアノクラス ♪WISTERIA Piano Class♪

  • 白が黒・・・黒が白・・・?!

    ピアノのキーボードは白鍵と黒鍵で出来ていますね。 昔は、その白黒が逆だった事をご存知ですか? 「少年アマデウス・モーツァルトが、お父さんやお姉さんと一緒に演奏している光景」を描いた有名な絵画がありますね?その鍵盤部分をパソコンで拡大してみると、それを確認することが出来ますよ! 「時代の中にあるピアノの変化」というものは、音だけでなく、外装、装飾など色々なところに表れており、それらは、一見、音楽とは無関係のように思われがちですが、実は、音楽史において、重要な役割を果たしてきているのです。... 続きを読む

    2018年6月29日

  • 初心者に適したグランドピアノは?

    先日、グランドピアノに買い替えたいという初心者の方より、お勧めの機種情報などの質問を受けました。 ピアノ歴があまり長くない方でしたら、品質の面やメンテナンスのしやすさなどから、現行モデルの中では、ヤマハのCXシリーズが無難と申し上げました。 中古であれば、旧モデルとしてのヤマハCシリーズの中で、2008年5月まで限定販売されていた「artistic edition/アーティスティックエディション」という記念モデルがお勧めです。 この機種は、同メーカーによるワンランク上のSシリーズと同様、響板やワイヤーの品質が厳... 続きを読む

    2018年6月29日

  • 若き日の音楽家

    今日、少年フェリックス・メンデルスゾーンが、客人のためにピアノを演奏しているところを描いた絵画を見ました。 幼い彼が指揮をするときには、演奏者に見えるよう、椅子の上に立ったそうです。 「真夏の夜の夢」は、彼の17歳のときの作品です。これは、シェイクスピアの戯曲に基づくもので、メンデルスゾーンの作品の中で最も知られているものですね! Today I saw a picture that Mendelssohn playing for guest as a boy. Also, a little boy Felix had to to stand on a stool when he conducted so the musicians co... 続きを読む

    2018年6月28日

  • 初めての独奏会 The first piano solo recital

    初めて「単独リサイタル」を開いたピアニストは誰かをご存知ですか? それは、フランツ・リスト(1811~1886)です。それまでピアニストは、通常、室内楽やオーケストラと協演するか、他の演奏者とジョイントを行っていました。 リストのリサイタルは初演直後より有名になりました。その演奏が素晴らしかっただけでなく、視覚的にも、聴衆を魅了するものだったそうです。 Franz Liszt (1811~1886) was the first pianist to play solo recitals. Until then pianists usually played with orchestras and shared conc... 続きを読む

    2018年6月26日

  • 練習しなかった音楽家・・・?!

    音楽雑誌のある号の中に、「ピアノの上達には毎日の練習が必要」と書いてあるページがありました。 また次のページに、「モーリス・ラヴェルに代表される才能ある人たちは、練習しないでも上達する」という矛盾するかのような記事もありました。 あるピアノの先生が、その混乱を招く記事について反発する意見を提出しました。 雑誌社は「ピアノの上達にはもちろん練習が必要です」と、掲載内容を誌上で謝罪しました。 しかし、「モーリス・ラヴェルが幼少の頃、どのようであったか」という内容は、全く間違っていたわけで... 続きを読む

    2018年6月25日

  • 近過ぎず遠過ぎず。How far or close should I sit?

    皆さん、こんにちは! 今日は、ピアノと椅子との間に保たれるべき適切な距離について、ご一緒に考えてみたいと思います。 楽器との距離が短ければ、当然のことながら、手や腕のコントロールが難しくなってきます。かと言って、長すぎると、鍵盤が遠く感じられて、演奏に困難を生じることでしょう。 肘が胴体より少し前方に出るくらいが、正しい距離の目安になります。当たり前のことのように思われるかも知れませんが、見逃されがちなことですから、日ごろから気をつけて下さい。              How far or cl... 続きを読む

    2018年6月24日

  • 椅子の真ん中に座らきゃいけないの? Do I have to sit in the middle of the bench?

    皆さんがお使いになっている椅子は、横長の椅子ですか?それとも、トムソン椅子などの小さいものですか? 私の教室には、その両方を置いています。独奏曲か連弾曲かなどで、それらを使い分けています。 横長の椅子に座った小さいお子さんの中には、独奏曲であっても、高音域を弾くときには右の方に身体ごと移動させ、低音域を弾くときにはその反対に、左側に座り直すため移動するといった光景をよく見かけます。 しかし、演奏者は曲を弾いている間、身体を椅子の中央から移動させることなく、安定させていなければならないこ... 続きを読む

    2018年6月23日

  • Why does the height of the bench matter? 椅子の高さは何故重要なの?

    皆さん、こんにちは! 引き続き、椅子の高さがピアノを演奏する上において、重要であることをお話ししたいと思います。 腕や手首の角度、およびタッチをコントロールする能力は、演奏者がどの高さから打鍵するかによって異なってきます。 理想的な高さとは、両腕の力を抜いて横に垂らしたときと、鍵盤の上に置いた時の両方において、リラックス感を得られた時のものです。 基本的には、肘の高さが白鍵と同じくらいの高さになりますが、曲によって微調整が必要になることがあります。 鏡を使うことや、他の人に見てもら... 続きを読む

    2018年6月22日

  • 椅子の問題・・・The Piano Bench

    皆さん、こんにちは! 昨日「教会でのレッスン」の中で、「とても良いピアノをご提供下さっていること」と同時に、「一つだけ大きな問題点があること」を、昨日のブログに書きました。 今日はそれについて、少しだけ具体的にお話ししたいと思います。 その問題とは、実は「椅子」についての事なのです。 高さ調節のためにダイヤルが両脇についた、外観としても、非常に高級感のある椅子なのですが、残念なことに、どんなに力を振り絞っても、そのダイヤルが動かないのです! それで、その教会のオーナーの娘である生徒... 続きを読む

    2018年6月21日

  • 記念モデル

    今年から、時々、東久留米市にある教会のチャペルにて、レッスンを行うようになりました。 カワイ製のとても良い音を出すピアノなので、興味をもって機種名をネットで探したのですが、該当機種が検索しても出て来ませんでした。 この機種は、譜面台をはじめとして、グランドピアノを思わせるようなデザインで、タッチが深く、音も充実しています。メーカーの製造リストにないということは、「記念モデル」(限定販売品)ではないかと推測されます。 記念モデルは、通常の機種よりも良い材料で製造されていることが多いです。そ... 続きを読む

    2018年6月20日

  • 過去は過去!Let bygones be bygones!

    ステージ演奏で失敗をしてしまったという苦い経験は、事の大小にかかわらず、誰にでも一度はあるのではないでしょうか? 有名な演奏家であっても、うっかり鍵を舞台上に持って行ってしまい、演奏中それらが磨き上げられた床の上に落ちてしまったとか、曲の途中でくしゃみをしてしまったとか、緊張のあまり、ピアノの椅子に座るときに尻もちをついてしまったなどのことがあります。 これらのことが起きる可能性を考えるだけで、私たちはとても怖く感じますね。しかし、これらのことを「過ぎたこと」として、笑うことが出来る人は... 続きを読む

    2018年6月18日

  • ポッパエア

    昨日は、ローマ皇帝ネロの音楽についてお話ししました。 ドムス・アウレア(Domus Aurea)と言うと、遺跡観光がお好きな方ならすぐに分かると思いますが、皇帝ネロがローマ市内に作っていた宮殿の名称です。 でも、ローマ市内をくまなく歩いたとしても、この宮殿を見ることは出来ません。 それは、これがネロの死後、地下に埋まってしまったからなのです。 旅行サイトにアクセスしてみたところ、今年の特別公開期間が延長されたそうですが、それでも2018年8月には終了するそうです。人気の観光スポットですね! 「ネロ... 続きを読む

    2018年6月17日

  • オリンピック音楽部門優勝者?!

    2020年に東京で開催されるオリンピックについて、最近よく語られるようになりましたね。 さて、オリンピックとは、もともと古代ギリシャ人が、オリンピア祭の余興として催した運動・詩・音楽など各種の競技を行うイベントでした。 「運動競技」についてはピンと来るのですが、「詩・音楽」については、近代オリンピックのイメージを持つ私たちからは遠いかも知れませんね。 古代オリンピックの演目に「芸術競技」「音楽競技」が加わったことは、実は、皇帝ネロの第211回(67年)オリンピック参加に端を発します。その年には、... 続きを読む

    2018年6月16日

  • リニューアル?オーバーホール?

    先日、中古ピアノ選定についてのご相談を受けました。 そこで「リニューアル済」というグランドとアップライトのピアノを見る機会がありました。 「リニューアル済」と言うと、外装も綺麗で、しかも内部は新品であるかのように受け取られがちですが、実際はそうとは限りません。 「オーバーホール済」については、大掛かりな部品交換を行っておりますが、状態が良いかどうかは一概に言えません。 そのような過程を経た現行モデルでないピアノを「機種名」からお選びになるときには、注意が必要です。 現行機種でないと... 続きを読む

    2018年6月15日

  • 原典版と手稿譜 Urtext vs Manuscript

    皆さん、こんにちは! Hello everybody! 私は生徒さんから、「どの出版社の楽譜を買うのが良いですか?」との質問を受けることがあります。 When starting a new piece, quite a lot of students ask me which edition they should get. 多くの方々が、「校訂者の手が加えられていない原典版が良い」と思われているようです。 I get the feeling the majority of them tend to favor the urtext because it is the closest to the composer’s original vision. 確かに、生徒さんは印刷物として書かれてある内容をその... 続きを読む

    2018年6月14日

  • シリアの女性たち

    先日、4世紀に描かれた一枚の絵画を見る機会がありました。 それは、四人のシリア女性を描いたものでしたが、私は最初にそれを見たときに、「料理をしている光景」と思いました。 真ん中の女性が、テーブルの上に並べられた八個の器を、箸でかき混ぜているように見えたので、器の中に入っている物は食べ物だと思い込んだのです。 左端には棚のような物が置いてあり、別の女性がその裏で何かをしているようでしたので、「食器を用意しているのだろう」と、勝手に想像してしまいました。 ところが、よく見ると、彼女の隣にい... 続きを読む

    2018年6月11日

  • お父さんとお母さんのピアノ?Friendly rivalry?

    最近、生徒さんのお母様が子供さんに感化されて、ピアノを習い始めたご家庭がいくつかあります。 その中のお一人から、「私が習い始めてから、主人もピアノを弾くようになりました。」というメールを頂きました。 「対抗心からかも知れない。」という冗談めいたことが書いてありましたが、きっとお父さまはピアノを楽しむご家族に惹かれて、ご自身でも弾いてみたくなったのでしょう。 おうちの中に音楽があると、毎日が明るくなりますよね。本当に幸せなご家庭ですね! ... 続きを読む

    2018年6月10日

  • 今というとき A moment in time

    先日、勤務先のインターナショナルスクールでレッスンしていたときのことです。ドアをノックする音が聞こえたので、開けたところ、銀髪の青年が立っていて、自分を覚えているかといったことを聞いてきました。私には彼が誰だか分からなかったので、「ノー」と答えました。 すると、彼は私に、自分の下の名前を告げました。それが、約7年前にオランダに帰国した私の生徒のものだと分かったので、私はつい、「マーク?マーク・ハンクス?!(仮名)」と驚愕の声を発しました。頷く彼の顔には僅かに昔の面影は残っていたものの、私の... 続きを読む

    2018年6月9日

  • 小さなピアニスト Tiny Pianist

    昨年末、タイから来た女の子のレッスンを開始しました。彼女はお母さんと3才になる妹と一緒にレッスンに来ています。彼女はとても音楽が好きで、毎日ピアノの練習をしているので、先月末に行われた発表会では、大変上手に演奏することが出来ました。 彼女がレッスンを受けている間、幼い妹はしきりに、テーブルの上で指を動かしています。それがなかなかリズミカルで、あたかも本物のピアニストのように見えます!それで、お母さまと「4歳になったらレッスンを開始しましょう。」という話になっていました。 ところが、先日の発... 続きを読む

    2018年6月8日

  • 飛び級

    先月の発表会が、学校の運動会と重なってしまい、参加出来なかったR子ちゃん、一生懸命に練習していただけあって、最初はションボリしていました。 しかし、この生徒さんの素晴らしさは「前向き」なところなんです。 発表会に出られないなら、代わりに、隣市で開催されるSTEPというイベントに参加したいと、自分で(お母様と一緒に)情報を探し出して、今週の日曜日にステージ演奏されました。しかも、半年前にSTEPの級に合格したばかりなのに、今回は飛び級することにしました。それでも、余裕の仕上がりでした。 このイベン... 続きを読む

    2018年6月7日