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ウィステリア・ピアノクラス ♪WISTERIA Piano Class♪

  • ピアノの鍵 The Locked Piano

    「どうしてピアノを開けるのはこんなに大変なの?」と子どもが尋ねました。すると、そこにいた大人が、次のように答えました。「それは、ピアノには沢山のカギが付いているからだよ。」 グランドピアノを全開するには、大屋根を持ち上げる必要があるので、小さな子供さんがこんな疑問を持つのは自然なことですね。 錠とセットで使う「鍵=カギ=キー」と、ピアノに使われている「鍵=ケン=キー」が、どうして同じ文字によって表現されるのかということを、「鍵盤楽器の起源」に遡って、その語源から探ってみたいと思います。 鍵盤... 続きを読む

    2020年12月26日

  • 薄らぐことのない音楽への想い Never Let Your Musical Excitement Diminish

    新型コロナウィルス感染拡大防止のため、公開イベントの開催が制限されてから数カ月が経ちました。 ステージ参加は、生徒さんに新たな目標を与えるものであるばかりか、他の演奏者と音楽を共有する貴重な機会ですね。 この時期にあって、私たちはこれらのことを、諦めるより他ないのでしょうか? 答は「ノー」です。 公開されているオンラインによる演奏や、録画によるコンサートを検索してみて下さい。 また、ご家族の中だけで発表会を行うことも、生徒さんにとって良い機会となります。 私の教室では、年が明けてから、録画に... 続きを読む

    2020年12月25日

  • 猫脚チャロ君

    先週、ヤマハアップライトピアノYUS5Mhcをご購入なさった生徒さん宅に、納品されたそうです。 生徒さんがレッスンに来るなり、「来たよ!」と満面の笑みを浮かべて走り寄ってきました。 美しい曲線の脚部を持つそのピアノは、特にお母さまを惹きつけて、丁重にお宅に招き入れられました。 子どもさんは、レッスン室のグランドピアノと自分の電子ピアノの譜面台の高さの違いを気にしていましたが、「僕のピアノも、先生のと同じところに譜面台があるんだよ!」と嬉しそうに言いました。 小さい子どもさんにとって、楽譜の高さは大... 続きを読む

    2020年12月16日

  • ストップウォッチ

    「ミクロコスモス」というバルトークによって書かれた教本を、レッスンで使用する教室が増えていますね。これは、ちょっと扱いに難しい曲集なので、指導者の先生、生徒さんの両方にある程度の専門性が要求されます。 この教本は全6巻に分かれており、その各曲に「演奏時間」が書かれています。「バルトーク自身が、ストップウォッチを持って生徒を指導していた」ということは、広く知られていますね。                私の生徒の一人が「ミクロコスモス」中、「揺れ」というタイトルの曲を指定どおり「49秒」で弾... 続きを読む

    2020年12月15日

  • 暖かい手でさあ弾こう!

    日に日に空気が冷たくなってきましたね。 寒い日にいきなりピアノを弾き始めると、手が痛くなることがありますね。腱鞘炎を起こすこともありますので気をつけて下さい。 手を暖める、マッサージをする、ハンドクリームを薄く塗るなど対策は様々ですね。 私は、ベタつきや鍵盤の上で指が滑ってしまうことが心配で、どうしてもクリームが好きになれなかったのですが、「演奏家のためのハンドジェル」なるものを購入してみました。 「手の故障を防ぐ」という目的で開発された商品なのだそうですが、上品な香りでしっとりとし... 続きを読む

    2020年12月8日

  • グランドタイムの頂点  Having a Grand Time at the Top 

    今日は生徒のお母さまから「オーディションに合格した!」という嬉しい知らせを受けました。 その子が通う学校の合唱祭でピアノを担当する伴奏者が、一人だけ選ばれるというものです。 まずは、「お目出とうございました。」 お母さまは「他の挑戦者たちはグランドピアノで、その課題曲を最後まで弾き通すだけの体力がなかった」と仰いました。 だからこそ、この楽器が「グランド」と呼ばれているのです。 オーディションを受けた全ての生徒さんに、努力を称えて拍手を送りたいと思います。 グランドピアノはパワフルな楽器です... 続きを読む

    2020年12月7日

  • サン・サーンスの興味 Many Interest

    昨日レッスンに来た小学生の生徒が、突然「一芸を極める」という難しい言葉を使いました! その子はどうも、お祖父さまから、その価値について聞かされたようです! 「一芸を極めると他のことが出来なくなる」「一芸は多芸に通ずる」と、人々の意見は二分します。 さて、今日はサン・サーンスという作曲家についてお話ししましょう。 彼は多才な人で、多くの外国語に通じていました。 数学、天文学、哲学、文学など枚挙にいとまがありません。 著書も多く、その中には詩歌も含まれています。 ピアノを続けるために、他のものに... 続きを読む

    2020年12月3日

  • 王様と壊れたステップ Break a foot dancing-old style!

    16~17世紀の欧州ではダンスが非常に盛んでした。 そのため多くの作曲家が、土着のリズムの性質を保ちつつそれらを洗練することによって、上流階級の舞踏会用の曲を書いていました。 さて、ルイ14世が、メヌエットを最初に踊った人物であったことを、皆さんはご存知でしたか? それはリュリという作曲家が、フランスの田舎で踊られていたものを、国王の好みに合うように創作した曲でした。そして、彼自身が国王と共に踊りました。 リュリが「イシス」という作品を指揮していたときに、指揮棒で自らの足を突くという事... 続きを読む

    2020年12月2日

  • カブリオールのまなざし The Curvaceous Enchantment of the Cabriole

    18世紀の欧州、ロココ文化が華やかになった頃に大流行した家具のデザインに、カプリオールというものがあります。 カブリオールのピアノに魅せられていた生徒のご家庭が、今日、ヤマハYUS5Mhcというアップライトピアノをご購入になりました。 このモデルの脚のデザインは、動物の脚をモチーフにした緩やかなS字を描く曲線による優美なものとなっています。 カブリオールレッグ、カブリオレレッグなどとも呼ばれますが、これらはいずれも、「弾む」「跳び上がる」という意味のフランス語による舞踏用語です。 カブリオー... 続きを読む

    2020年11月29日

  • 暗譜 vs 視奏

    「暗譜が苦手なんです。」という相談を受けることがあります。 「暗譜まで出来てこそ、弾けたということになるのでしょうか?」と、真剣な顔つきでお尋ねになられる成人の生徒さんが、教室にお見えになることもあります。 暗譜まで持って行くためには、多くの時間と努力が注ぎ込まれますし、その曲への習熟度も高まりますからその価値は大きいと思います。 しかし、それは本当に、絶対不可欠なものでしょうか? 「暗譜」の起源に遡って考察してみましょう。 独奏では譜面を立てないで演奏するという習慣が、いつ始まっ... 続きを読む

    2020年11月20日

  • Priceless Gold! 賞の価値とは?

    昨日は、ソロアンサンブル祭という音楽イベントが開催されました。 これは、関東地区のインターナショナルスクール規模で行われる恒例の年間行事です。 しかし、オンラインで実施したのは今回が初めてでしたので、実験的な側面もありました。 東京、神奈川、千葉、埼玉より多くの生徒さんが参加されていたのを見て、嬉しい気持ちになりました。 夜遅く、電話の着信音が鳴りました。 その知らせから、三つの嘆息が起きました。 まず、私の生徒の一人が「金賞」に輝いたことで、本人が興奮気味でした。 次に、お母さんが「ヒャー... 続きを読む

    2020年11月15日

  • 秋から冬へ Air Change

    今年は特に、月日が速く過ぎて行っているような感じがしています。 蒸し暑い夏の後に訪れた美しい秋の季節は短く、雨が多かった10月を追い越すように到来した11月にあって、暖かさと冷たさが入り混じったような空気を肌に感じつつ、冬の空模様を垣間見ているかのようです。 空気が変化すると、ピアノは敏感に反応します。季節の変わり目にあっては、「鍵盤が動かない」とか、「きしむような音を出す」といった現象が多くみられます。また、音程の狂い方も安定した気候の時期に比べると早くなる傾向があります。 標準的な使わ... 続きを読む

    2020年11月12日

  • フェスティバル

    今週は、ZOOMによるオンラインピアノフェスティバルが開催されます! 弦楽器の参加者もあり、当日を楽しみにしています。 諸事情により、今回は出演者に制限がかけられましたが、これを機に、今後はもっと多くの人が参加できるよう、オンライン環境の改善にも努めてゆく所存です。 090-9326-9217(SMS) wisteriarco31396@khh.biglobe.ne.jp レッスン中につき、お電話に出られないことが大変多くなっております。 ご理解を有難うございます。 続きを読む

    2020年11月12日

  • ルートヴィッヒ生誕248周年?!

    11月に企画されている演奏会(オンライン)に向けて、生徒さんたちは練習に熱がこもっています。 さて、今回の演目のひとつであるベートーヴェンソナタは、新約聖書の異名を取るほど、西洋音楽史の中にあって重要な地位にあります。 同作曲家については、多くのエピソードが広く語られてきました。 特に、今年はベートーヴェン生誕250周年記念ということで、愛好家の方々にとっては特別な年ですね。 「同作曲家は1770年12月16日に、ドイツのボンで生まれた」という説は、広く信じられています。 しかし、1770年12月17日... 続きを読む

    2020年11月2日

  • オンライン演奏会

    11月14日に、ピアノ独奏によるオンライン演奏会を実施する運びとなりました。 今回は、他の先生との合同になりますが、ZOOMを使用してのリアルタイム配信ということになりそうです。 審査員を招聘してのイベントになります。 成績も出ますので、参加予定の生徒たちはかなりの緊張モードです! 当日が楽しみですね! 続きを読む

    2020年11月1日

  • ダンパーのない弦

    インターナショナルスクールでレッスンを受けている小2のT君、今秋からピアノに熱が入ってきています! 彼は今日のレッスンの中で、ダンパーペダル(右ペダル)を操作する動作をふと止めて、鍵盤の右の方を指さしました。 そして、私に次のような質問を投げかけました。 「どうして高い音では、ペダルを踏んだときと踏まないとき、他の音域(低い音や真ん中くらいの音)ほど違いが出ないの?」 これは、ピアノの構造上、とても鋭い質問です。 音の響きを聞き取ることが出来ない人からは、発せられ得ない質問です。 それで、私は... 続きを読む

    2020年11月1日

  • レッスン時間割変更のお知らせ

    土曜日の午前中のレッスン枠が満杯とご案内しておりましたが、スケジュールに変更がありましたので、現在は空き枠がございます。 火曜日は、9:00-11:00および18:50-20:20がご案内可能です。 他の平日についてもレッスンを行っておりますので、お問い合わせを頂ければ、個別に対応いたします。 日曜日は現在、3:30まではほぼ毎週満席となっておりますが、隔週でしたら早い時間帯でのご予約をお受けすることが出来ます。 2020年10月17日現在での空き状況 続きを読む

    2020年10月20日

  • お報せ

    10月12日月曜日に、8月24日に続き、二回目の教室内除菌消毒作業を実施しました。 当教室では、緊急事態宣言発令に先立って、3月から実施してきましたので、今年に入ってからは5回目の作業になります。 安全で快適な音楽空間をご提供すべく、努力していきたいと思っております。 wisteriarco31396@khh.biglobe.ne.jp 090-9326-9217 (SMS) レッスン中のため、電話に出られないことが多くなっております。 ご理解を有難うございます。  続きを読む

    2020年10月16日

  • 迷路の抜け道

    成人の方と子どもさんが、体験レッスンにいらっしゃいました。 ご経験のあるから初めによく頂く質問に、「力の抜き方が分からない」というものがあります。 多くの成人の方は、様々な脱力奏法を動画や書籍、講師の直伝などを色々やっていくうちに迷路に嵌ってしまった・・・と仰います。 中には、「体重をかけるように指導されてきた」と言いながら、一音ごとに椅子の上でピョンピョン飛び上がるような光景もありました。 重さのかけ方は音楽に裏打ちされたものでなければなりませんし、力を抜くことはそれを支える強靭な... 続きを読む

    2020年10月16日

  • 空気がキレイ!

    本日、ピアノ教室内に、シャープのDY-S01(一台)と、KI-LP-100-W(二台)の設置が完了しました。 防音室内の換気扇は常時、強運転にしているにも拘らず、生徒さんの演奏に気合が入ってくると、熱気というか汗というか、何かしら空気の状態が変化することを少々気にしていました。 DY-S01は、これまで色々試したどの空気清浄機や加湿脱臭機より、脱臭力が強いように感じます。除菌を目的とした機種なので、これからのインフルエンザのシーズンに向けて、生徒さん方のためにも良い選択をしたと思っています。 また、ボディがス... 続きを読む

    2020年10月5日