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ウィステリア・ピアノクラス ♪WISTERIA Piano Class♪

  • ブルクミュラー18の練習曲第15番「空気の精 Les Sylphes」:風に乗る軽やかさ

    こんにちは、皆さん。今日はブルクミュラーの18の練習曲の中から、第15番「空気の精 Les Sylphes」についてお話ししたいと思います。 「Sylphes」はフランス語で「空気の精霊」を指す語で、曲の冒頭には「レジェリッシモ(非常に軽く)」と指示されています。ピアニッシモからフォルテッシモという非常に大きなダイナミクスレンジ(音量変化)を自然に実現するためには、曲に対する明確なイメージを持つことと、タッチの感覚を覚えることが必要です。 この曲を学習することによって、音楽表現の幅が広がり、感受性が豊かになるで... 続きを読む

    2023年12月15日

  • ブルクミュラー18の練習曲第14番「ゴンドラの船頭唄 Refrain du gondolier」:水面を滑る音の風景

    こんにちは、皆さん。今日はブルクミュラーの18の練習曲の中から、第14番「ゴンドラの船頭唄 Refrain du gondolier」についてお話ししたいと思います。 この曲は、そのタイトルが示すとおり、水の動きにそって揺れるゴンドラの上で船頭が優しく歌っている光景を表現しています。「ルジンガンド」は「こびるように」とも訳されますが、「優しく」の方が分かりやすいと思います。 「アンダンテ コン モート」は、「ゆっくり動きをもって」という意味です。遅いテンポの曲は緩慢で単調になりがちですが、「コン モート」(動きをも... 続きを読む

    2023年12月14日

  • ブルクミュラー18の練習曲第13番「大雷雨 Orage」:荒れ狂う自然の力

    こんにちは、皆さん。今日はブルクミュラーの18の練習曲の中から、第13番「大雷雨 Orage」についてお話ししたいと思います。 この曲は、その表題と曲想から、天候が変化してゆく様が目に見えるかのようによく表現されています。遠くから雷鳴が聞こえてくるところから始まり、空模様が段々と嵐になってきて、やがて激しい雨が降り、強い風が吹いてきます。電や雷鳴の轟がしばらく続いた後でやっと穏やかさが見え始めます。 そしてコーダに入ったところで、青空と平和な風景が戻ってきます。この曲は、明日お話しする第14番の「ゴ... 続きを読む

    2023年12月13日

  • クリスマスの旋律:「花のワルツ」で夢の終わりを迎える

    今日は、チャイコフスキー作曲「くるみ割り人形」の一場面、「花のワルツ」についてお話しましょう。この曲は、「くるみ割り人形」シリーズの最後の曲で、全員がにぎやかにワルツになります。いつまでも終わって欲しくない幸福感に包まれます。 中間部のメロディは弦がピツィカートの上に木管楽器で出てきます。チェレスタとハープの後、トランペットにメロディが出てきて、再度、最初の部分に戻ります。 その後,第2幕最初の情景の主題が戻ってきて、物語のクライマックス(アポテオーズ)になります。王冠をかぶったクララは... 続きを読む

    2023年12月12日

  • ブルクミュラー18の練習曲第12番「森での目覚め Réveil dans les bois」:森の息吹を感じる旋律

    こんにちは、皆さん。今日はブルクミュラーの18の練習曲の中から、第12番「森での目覚め Réveil dans les bois」についてお話ししたいと思います。 この曲を練習することの目的は、オクターブの分散と和音のスタッカートの習得にあります。また、森という自然の中での目覚めにふさわしい爽快さを表現するためのテクニックを身に着けるには有益な教材です。 コーダ部分には、「コン・フオーコ」という「火のような激しさ」を意味する発想用語が指定されています。しかし、この「火のような激しさ」は決して荒々しいものではなく、... 続きを読む

    2023年12月12日

  • クリスマスの響き:「くるみ割り人形」からの贈り物

    皆さん、こんにちは!今日は、クリスマスシーズンにふさわしい音楽の旅についてお話ししたいと思います。それは、チャイコフスキーのバレエ組曲「くるみ割り人形」の中から選ばれた曲、「トレパーク」、「金平糖の精の踊り」、「コーヒーの踊り」、「行進曲」、「葦笛の踊り」、「花のワルツ」についての話です。 クリスマスの季節は、音楽が特別な意味を持つ時期です。それは、私たちが自分自身の感情を表現し、自分自身の成長を促すツールとなります。そして、この「くるみ割り人形」から選ばれた曲たちの旅は、その成長の一部を... 続きを読む

    2023年12月11日

  • ブルクミュラー18の練習曲第11番「セレナード」:夜の静けさを奏でる

    こんにちは、皆さん。今日はブルクミュラーの18の練習曲の中から、第11番「セレナード」についてお話ししたいと思います。 「セレナード」という言葉は、イタリア語の「Serenata」から来ており、夜に演奏されるための音楽を指します。特に、恋人や友人への愛情を込めて、夜明け前に静かに演奏されることが多いです。 この曲は、メインの音符と装飾的な音符が混ざり合っているため、それらを分離してメロディーを美しく際立たせることが難しいです。しかし、それがこの曲の魅力でもあります。装飾音符はメロディーを豊かにし、聴... 続きを読む

    2023年12月11日

  • 響き合う旋律:パッヘルベルのカノンとジグ

    パッヘルベルの「カノンとジグ」は、それぞれが独立した魅力を持つ一方で、一緒になることで全体的な作品を形成します。カノンの美しい旋律とジグの活発なリズムは、互いに補完しあい、聴く者を引き込みます。 カノンは同じ旋律を出発点を変えて同時に演奏することで、追いかけるような印象を与える作曲技法のことです。一方、ジグは速いテンポのダンス音楽で、その反復を補完する役割を果たします。ジグは通常、カノンよりも速いテンポで演奏され、カノンのメロディーの反復に変化と活気をもたらします。 これらの要素が一緒に... 続きを読む

    2023年12月10日

  • ブルグミュラー18練習曲 第10番「素早い動き」:音楽の翼で飛び立つ

    皆さん、こんにちは!今日は、ブルグミュラーの18練習曲の中から第2番「素早い動き」についてお話ししたいと思います。特に、この曲によって技術を飛躍的に向上させ、まるで音楽の翼で飛び立ったかのような一人の生徒に焦点を当てます。 「素早い動き」は、その名の通り、速く動くことを強調した曲です。この曲は、生徒たちが速度と正確さを同時に練習するのに最適な曲です。また、この曲は、音楽のリズムとタイミングを理解するのにも役立ちます。 この曲を弾くことで、生徒たちは自分自身の技術を向上させ、自分自身の演奏スキ... 続きを読む

    2023年12月10日

  • クリスマスの旋律:「葦笛の踊り」で夢の国を探索する

    今日は、チャイコフスキー作曲「くるみ割り人形」の一場面、「葦笛の踊り」についてお話しましょう。この曲は、クララが訪れるお菓子の国(もしくは人形の国)で登場する踊りで、その音色は大変有名です。バレエに関わる方はもちろん、全く縁がない方でも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。 「葦笛の踊り」は、「くるみ割り人形」の2幕で、クララが訪れたお菓子の国で、色々な国の人が、踊りを披露する場面で登場します。その中で、「葦笛の踊り」はフランスの踊りという事になっています。 しかし、「葦笛」は、葦... 続きを読む

    2023年12月10日

  • 「音楽と感情:クリスマスシーズンに私たちが浮き立つ理由」

    こんにちは、皆さん。今回のブログでは、クリスマスシーズンに私たちが浮き立つ理由について考えてみましょう。 クリスマスシーズンは、音楽が街角に溢れ、人々の心を高揚させる特別な時期です。クリスマスソングを聞くと、私たちの心は自然と浮き立ち、幸せな気分になります。これは、音楽が直接私たちの心に訴えかけ、感情的な反応を引き起こすからです。 クリスマスソングは、私たちに特別な思い出や感情を呼び起こします。家族や友人と過ごした楽しいクリスマスの思い出、プレゼントを開けるワクワク感、美味しいクリスマス... 続きを読む

    2023年12月10日

  • “Music and Emotions: Why We Get Excited During the Christmas Season”

    Hello, everyone. In this blog, let’s explore why we get excited during the Christmas season. The Christmas season is a special time when music fills the streets and uplifts people’s hearts. When we listen to Christmas songs, our hearts naturally become excited and we feel happy. This is because music speaks directly to our hearts, triggering emotional responses. Christmas songs evoke special memories and emotions in us. Memories of fun Christmas times spent with family and friends, the ... 続きを読む

    2023年12月10日

  • パッヘルベルのカノンとジグ:感情と調和の融合

    前回のブログで触れたように、パッヘルベルのカノンは人間の感情に深く響く曲です。その理由の一つは、そのメロディーが人間の感情、特に喜びや悲しみと深く共鳴するからです。 しかし、パッヘルベルのカノンの全体像を理解するためには、カノンだけでなく、ジグという要素も見ていく必要があります。 このブログでは、カノンとジグがどのように調和し、一緒になることで全体的な作品を形成するかについて詳しく見ていきましょう。 レッスンにご興味のある方は、「ウィステリア・ピアノクラス」で検索して、ホームページから... 続きを読む

    2023年12月9日

  • クリスマスの旋律:「金平糖の精の踊り」で夢のような美しさを感じる

    今日は、チャイコフスキー作曲「くるみ割り人形」の一場面、「金平糖の精の踊り」についてお話しましょう。この曲は、高音部に透き通るような和音が弱音で並び、不思議な色と形で人々を魅了しています。 「金平糖の精の踊り」は、その名の通り、まるで金平糖の精霊が地上に舞い降りたかのような魅力を持つ曲です。音楽が流れると、部屋は甘い香りで溢れ、クリスマスツリーの下にはプレゼントが山のように積み上げられます。 金平糖の精は一体誰なのでしょうか?これは演出によって異なります。クララ(マーシャ)という女の子が... 続きを読む

    2023年12月9日

  • ブルクミュラー18練習曲9番「朝の鐘(Cloche des matines)」:新たな一日の始まりを告げる音

    ブルクミュラーの18の練習曲の中で9番目に位置する「朝の鐘(Cloche des matines)」は、その名前が示すように、朝の祈りの鐘をイメージした曲です1。 ブルクミュラーの祖父は牧師であり、その宗教的背景が彼の音楽に影響を与えたと考えられます。特に、「朝の鐘」はキリスト教会の朝の祈りの鐘を思わせ、その祈り深い雰囲気が曲全体に広がっています。 この曲は、その美しい旋律とリズムが特徴的で、それにより曲全体に穏やかな雰囲気とエネルギーが生まれます。また、曲の中には様々な音楽的な要素が含まれており、それらが組... 続きを読む

    2023年12月9日

  • 「音楽と感情:音楽が私たちの日常生活にどのように影響を与えるか」

    こんにちは、皆さん。前回は「音楽の好みがどのように相互作用するか」について探求しました。今回は、音楽が私たちの日常生活にどのように影響を与えるかについて考えてみましょう。 音楽は、私たちの日常生活に深く根ざしています。朝起きて最初にラジオをつける人、通勤中に音楽を聴く人、家事をするときに音楽を流す人など、私たちの生活の中で音楽は常に存在しています。 音楽は、私たちの気分を高揚させたり、リラックスさせたり、集中力を高めたりする効果があります。また、特定の曲を聞くと、過去の思い出が蘇ったり、... 続きを読む

    2023年12月9日

  • “Music and Emotions: How Music Influences Our Daily Lives”

    Hello, everyone. In our last blog, we delved into “How Musical Preferences Interact.” This time, let’s explore how music influences our daily lives. Music is deeply rooted in our everyday lives. Whether it’s turning on the radio first thing in the morning, listening to music during the commute, or playing music while doing household chores, music is always present in our lives. Music has the power to uplift our mood, help us relax, and enhance our concentration. Also, when we listen to ... 続きを読む

    2023年12月9日

  • パッヘルベルのカノン:音楽が心に響く理由

    パッヘルベルのカノンは、その美しいメロディーとハーモニーにより、世界中の人々から愛されています。しかし、その魅力は単に美しさだけではありません。この曲が人間の感情にどのように響くのか、その秘密を探ります。パッヘルベルのカノンが人々の心に深く響く理由の一つは、そのメロディーが人間の感情、特に喜びや悲しみと深く共鳴するからかもしれません。次回のブログでは、パッヘルベルのカノンがどのようにしてこれらの感情を引き出すのか、その方法を詳しく見ていきましょう。 レッスンにご興味のある方は、「ウィステリ... 続きを読む

    2023年12月8日

  • ブルクミュラー18練習曲8番「アジタート(Agitato)」:音楽の緊張

    ブルクミュラーの18の練習曲の中で8番目に位置する「アジタート(Agitato)」は、その名前が示すように、激しい感情を表現する曲です。"アジタート"はイタリア語で、「興奮して、急き込んで」という意味があります。 この曲は、速いテンポと激しいリズムが特徴的で、それにより曲全体に緊張感とエネルギーが生まれます。また、曲の中には様々な音楽的な要素が含まれており、それらが組み合わさることで豊かな音楽的表現が生まれます。 特に、この曲は両手で弾いていてもあたかも片手で弾いているかのように、むらなく聞こえるよ... 続きを読む

    2023年12月8日

  • クリスマスの旋律:「チョコレート」でスペインの情熱を感じる

    今日は、チャイコフスキー作曲「くるみ割り人形」の一場面、「チョコレート」についてお話しましょう。この曲は、スペインのリズムを採用した情熱的な音楽です。 「チョコレート」は、その名の通り、まるで甘くて濃厚なチョコレートのような魅力を持つ曲です。スペインのリズムが織りなす情熱的な旋律は、聞いているだけで心が躍ります。ピアノの鍵盤が踊るように動き、音符一つ一つが生徒たちの手から生まれ、空間を彩ります。 そして、その曲全体にわたってアクセントの位置に特徴があり、それがこの曲に個性を与えています。... 続きを読む

    2023年12月8日