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ウィステリア・ピアノクラス ♪WISTERIA Piano Class♪

  • ゼピュロスの響き:音楽と神話の交差点 - 第三章

    みなさん、こんにちは。先日はギリシャ神話に登場する風の神たちと芸術作品との関係について見ていきました。今日は、西風についての理解を深めるため、さらにいくつかの美術作品を考察してみましょう。 「これはピアノ教室のブログですよね?絵画教室じゃないでしょ?」という声が聞こえてきそうですね(笑)。しかし、西風について豊かな情報を持たなければ、楽曲を理解することは難しいのです。特に、「ゼフィローソ zeffiroso」すなわち「西風のように」という音楽上の指示をどう解釈するかは、演奏する際に大変重要なのです。 ... 続きを読む

    2024年1月30日

  • アネモイについての探求:音楽と神話の交差点 - 第二章

    みなさん、こんにちは。昨日はギリシャ神話の風の神アネモイの存在と、その中でも特に西洋音楽に影響を与えてきた「西風の神ゼピュロス」についてお話ししました。 ゼピュロスは、春の訪れと豊穣を象徴する風として知られています。美術作品の中でも、ウィリアム・アドルフ・ブグローの油彩画『フローラとゼフィロス』が有名です。この作品では、ゼピュロスとその妻である花の女神フローラが描かれています。 他の風の神たちについても少し触れておきましょう。 ボレアース:冬を運んでくる冷たい北風の神。 ノトス:晩夏と... 続きを読む

    2024年1月29日

  • 音楽とニックネーム:世界共通の作曲家の呼び名とその意味

    昨日は、日本固有の作曲家の呼称についてお話しいたしました。今日は、世界共通の作曲家の呼び名とその意味についてご紹介いたします。 ヨハン・ゼバスティアン・バッハ:音楽の父 バッハはしばしば「音楽の父」と呼ばれます。彼の作品は、バロック音楽の頂点を示すものであり、その後の作曲家たちに大きな影響を与えました。 ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト:神童 モーツァルトは幼少時期から天才的な音楽の才能を発揮し、「神童」と呼ばれました。 フランツ・シューベルト:歌曲の王 シューベルトは600をこえ... 続きを読む

    2024年1月29日

  • 西風の神ゼピュロス:音楽と神話の交差点 - 第一章

    みなさん、こんにちは。昨日は「エウテルペ」という音楽の女神についてお話しました。今日は「ゼピュロス」という名の「西風の神」についてお話ししましょう。 ギリシャ神話には「アネモイ」という4柱の風の神がいて、それぞれの方向を司っています。ゼピュロスはその中の「西風の神」で、芸術作品においては、他の3つに比べ最も多く描かれています。(ただし、資料によっては、風の神が5柱や8柱とされることもあります。) 身近な例として、子どもたちによく演奏されている「花の歌」というグスタフ・ランゲのピアノ曲に、「ゼ... 続きを読む

    2024年1月28日

  • ブラームスと彼の散歩:音楽と日常生活の交差点

    こんにちは、皆さん。今回は、音楽家ヨハネス・ブラームスと彼の散歩好きについてお話ししたいと思います。 ブラームスは、19世紀のドイツで活躍した作曲家で、ピアニストでもありました。彼の音楽の才能は広く知られていますが、彼の人間性をより深く理解するためには、彼の日常生活を見ることも重要です。その一部として、彼の散歩好きがあります。 ブラームスは、散歩を愛し、特に子供たちとの交流を楽しんでいました。彼は道や公園ですれ違う子供たちにキャンデーを配るなど、親しみやすい面を持っていたと言われています。... 続きを読む

    2024年1月28日

  • 音楽とニックネーム:日本特有の作曲家の呼び名とその意味

    昨日は「音楽の聖人」とされているセシリアという女性についてお話しいたしました。この女性はカトリックと正教会において聖人とされている音楽家ですが、日本ではあまり馴染みがないかも知れません。逆に、日本だけで広まっている呼称をご紹介いたしましょう。 楽聖(ベートーヴェン) ベートーヴェンは音楽史において極めて重要な作曲家の一人で、日本では「楽聖」とも呼ばれます。この呼称は日本特有のものです。 音楽の母(ヘンデル) 日本ではヘンデルを俗に「音楽の母」と呼ぶこともありますが、これは日本人がヘンデル... 続きを読む

    2024年1月28日

  • ミューズとエウテルペ:音楽と神話の交差点 - 序章

    こんにちは、皆さん。今回は、ギリシャ神話の中で音楽と深く結びついている「エウテルペ」という存在についてお話しします。 「エウテルペ」は、ギリシャ神話に登場する9人の女神、「ミューズ」の一人で、音楽と詩を司っています。彼女の名前は「喜びをもたらす者」を意味し、その名の通り、彼女は音楽を通じて人々に喜びをもたらします。 エウテルペがどのように音楽と詩を通じて人々に喜びをもたらしたかについての具体的なエピソードを一つ紹介しましょう。古代の詩人オルフェウスは、エウテルペからリラを授けられ、その音楽... 続きを読む

    2024年1月27日

  • モーツァルトと彼の動物の友達:音楽と動物の交差点

    こんにちは、皆さん。今回は、音楽家ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトと彼の動物への愛情についてお話ししたいと思います。 モーツァルトは、18世紀のオーストリアで活躍した作曲家で、ピアニストでもありました。彼の音楽の才能は広く知られていますが、彼の人間性をより深く理解するためには、彼の日常生活を見ることも重要です。その一部として、彼の動物への深い愛情があります。 モーツァルトは、犬、猫、小鳥、バッタなど、さまざまな動物を飼っていました。これらの動物たちは彼の生活の一部であり、彼の創造性... 続きを読む

    2024年1月27日

  • 音楽の聖人:聖セシリアとその影響

    皆さん、こんにちは。今回は、音楽の聖人として知られる聖セシリアに焦点を当ててみたいと思います。 3世紀のローマで生まれ、若くして殉教者となった聖セシリアは、音楽の聖人として知られています。彼女は音楽家や盲人の守護聖人とされており、彼女の名前は「喜ばしい女」を意味します。 聖セシリアは、神を賛美するのに楽器を奏でながら歌ったと言い伝えられています。これは様々な芸術分野において霊感の出所となってきました。彼女の生涯とその影響は、音楽が人間の感情や経験を表現する強力な手段であることを示しています... 続きを読む

    2024年1月26日

  • モーツァルトとポークステーキ:音楽と食の交差点

    こんにちは、皆さん。今回は、音楽家ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトと彼の好物であるポークステーキについてお話ししたいと思います。 モーツァルトは、18世紀のオーストリアで活躍した作曲家で、ピアニストでもありました。彼は幼少期から音楽の才能を発揮し、王侯貴族のために演奏を行う機会が多く、その結果、豪華な食事に慣れていました。 しかし、モーツァルトの家庭環境は父レオポルトの質素倹約の家庭方針により、一家は日々庶民の料理と目されていた野菜のスープなどで腹を満たしていました。このライフスタ... 続きを読む

    2024年1月26日

  • 実は、クマンバチじゃなくて、スズメバチでした!

    こんにちは、皆さん!今日は、私たちの大好きな和紙についての驚くべき事実の訂正をお伝えします。以前、私は「和紙には、クマンバチが一役買っている」とお伝えしましたが、実はそれは間違いでした。そう、あの小さなクマンバチではなく、その大きな兄弟、スズメバチが真のヒーローだったのです! 1719年、フランスの科学者レオミュールがスズメバチの巣が木の繊維でできていることを発見しました。この発見が、私たちが今日知っている紙の製造法の基礎を築きました。つまり、スズメバチは、私たちがメモを取り、本を読み、美しい... 続きを読む

    2024年1月25日

  • ブルックナーと肉団子:音楽と食の交差点

    こんにちは、皆さん。今回は、音楽家アントン・ブルックナーと彼の好物である肉団子についてお話ししたいと思います。 ブルックナーは、19世紀のオーストリアで活躍した作曲家で、オルガニストでもありました。彼は敬虔なカトリック教徒で、その信仰心は彼の音楽、特に彼の宗教音楽に深く影響を与えました。彼の作品は、その長さで知られており、特に彼の交響曲はその長大さと荘厳さで評価されています。 ブルックナーもまた、肉団子が好物だったと言われています。実は、ブラームスとブルックナーが一緒に食事をしたことがあり... 続きを読む

    2024年1月25日

  • 音楽と紙:「くまんばち」の飛行と私たちの可能性

    前回のブログでは、「くまんばち」について深く探求しました。今回は、「くまんばち」の飛行と私たちの可能性について考えてみます。 「くまんばち」は、その体型から見て、理論的には飛べないとされていました。しかし、「くまんばち」は、その限界を超えて空を飛びます。これは、自然界の摂理と人知を超えた能力の象徴と言えます。 この「くまんばち」の飛行は、私たちが音楽を学ぶ上での大きな教訓を与えてくれます。初めて楽譜を見たとき、初めて難しい曲に挑戦したとき、私たちも「くまんばち」のように、不可能と思われる... 続きを読む

    2024年1月24日

  • ブラームスと肉団子:音楽と食の交差点

    こんにちは、皆さん。今回は、音楽家ヨハネス・ブラームスと彼の好物である肉団子についてお話ししたいと思います。 ブラームスは、豊かな食事を楽しむことで知られていました。彼の好物の一つに肉団子があり、特に家政婦の手作りのものを好んでいたと言われています。 面白いエピソードがあります。ある時、ブラームスは同じく肉団子が好物だった作曲家アントン・ブルックナーと一緒に食事をしました。その時、ブルックナーは「ブラームスさん!この店の肉団子は、我々二人が共通に愛するものですね!」と言ったと伝えられてい... 続きを読む

    2024年1月24日

  • 音楽と紙:「くまんばち」の不思議

    前回のブログでは、「くまんばち」と和紙の関係について探求しました。今回は、「くまんばち」についてさらに深く探求します。 「くまんばち」は、日本の伝統的な和紙作りにおいて重要な役割を果たしています。この昆虫は、和紙の製造過程で用いられる「ミツマタ」の木に寄生し、その結果生じる変化が和紙の品質に大きな影響を与えます。 「くまんばち」が「ミツマタ」に寄生すると、木は防御反応として特殊な成分を生成します。この成分が和紙の耐久性を高め、経年劣化を防ぐのです。 このように、「くまんばち」は、音楽伝... 続きを読む

    2024年1月23日

  • ベートーヴェンとチーズ:音楽と食の交差点

    こんにちは、皆さん。前回はオニオンと音楽家たちの意外なつながりについてお話しました。今回は、別の食材、チーズとマカロニに焦点を当て、特にベートーヴェンの好物について探ってみたいと思います。 ベートーヴェンは、パンと生卵を入れて煮込んだスープや、魚料理、肉料理、そして茹でたてのマカロニにチーズを和えたものが大好物であったと言われています。特に、彼はマカロニチーズが大好きで、そのために家政婦にマカロニチーズを作ってもらっていたそうです。 面白いエピソードがあります。ベートーヴェンの肖像画が書... 続きを読む

    2024年1月23日

  • 紙と音楽:「くまんばち」の力

    前回のブログでは、紙の進化と音楽伝承の交差点について探求しました。今回は、特に「くまんばち」と紙の関係に焦点を当ててみましょう。 「くまんばち」は、日本の伝統的な和紙作りにおいて重要な役割を果たしています。この昆虫は、和紙の製造過程で用いられる「ミツマタ」の木に寄生し、その結果生じる変化が和紙の品質に大きな影響を与えます。 「くまんばち」が「ミツマタ」に寄生すると、木は防御反応として特殊な成分を生成します。この成分が和紙の耐久性を高め、経年劣化を防ぐのです。 このように、「くまんばち」... 続きを読む

    2024年1月22日

  • オニオンと音楽:意外な共通点

    こんにちは、皆さん。今日はランチに訪れたレストランで試したリニューアルされたオニオンスープについてお話ししたいと思います。 このオニオンスープ、なんとも言えない深みと風味があり、一口飲むごとに心が温まりました。そこで思ったんです。オニオンを好む音楽家は意外に多いんです。 例えば、有名な作曲家であるベートーヴェンは、玉ねぎが好物だったと言われています。また、ヨハネス・ブラームスも肉団子が好物で、その肉団子には玉ねぎが含まれていたと伝えられています。 そして、ロシアのオペラ歌手、シャリアピ... 続きを読む

    2024年1月22日

  • 紙の進化と音楽伝承:石からミツマタへ

    音楽と紙、一見すると関連性がないように思えますが、実は深いつながりがあります。今回のブログでは、紙の進化と音楽伝承の交差点に焦点を当ててみましょう。 最初は、ギリシャ人が石に音楽を刻んでいました。これは、文字を使って音楽を記録する最初の試みでした。しかし、石は重く、移動が困難でした。 次に、パピルスと羊皮紙が登場します。これらは軽くて持ち運びやすいため、音楽の伝承に大いに役立ちました。しかし、これらの素材は湿気や虫食いに弱く、保存が難しかったです。 そして、パルプから作られる紙が発明さ... 続きを読む

    2024年1月21日

  • イヤーワーム:脳の中でリピートされる音楽の不思議

    こんにちは!今日は、皆さんも一度は経験したことがあるであろう、「イヤーワーム」についてお話ししたいと思います。これは、ある曲が頭の中でずっとリピートされる現象のことを指します。 イヤーワームに選ばれる曲には、いくつかの共通点があります。まず、テンポが速い曲が選ばれやすい傾向にあります。また、旋律が一度上がってから下がるものや、単純すぎない程度に複雑な曲、いきなり曲調が変わる曲なども選ばれやすいです。 具体的な例として、イギリスで行われたアンケートでは、レディーガガの「バッド・ロマンス」が... 続きを読む

    2024年1月20日