日本全国のピアノ教室が5000件以上掲載!

木田陽子ピアノスタジオ

  • 大切にしたいこと。

    関西は梅雨らしくないお天気が続いていますが、紫陽花がきれいです。 昨日は8ヶ月ぶりくらいに友人と再会。 前回はソロのプログラムを聴いてもらって色々とアドバイスをくれた友人です。 色々と話して、一緒に弾いて。 楽しかった〜! 会って、空間と時間を共有して、気持ちを出し合って。 コロナ禍によって気づかされた、「交流すること」の素晴らしさ。 大切にしていこうと思います。 続きを読む

    2021年6月22日

  • 移調できないので楽譜を作成!

    〈すみれの花咲く頃〉のオシャレな伴奏アレンジ。ハ長調の楽譜を見ながらニ長調で弾こうとしましたが。。。 これを移調といいます。詳しくは前回ブログをご覧ください。 何度か試したけど、やっぱり、すんなり移調して弾けない。。。チーン 遊びでチョロっと弾くくらいなら音を間違えてアハハと笑いながらでもいいのです。でも、お金をいただいて人前で弾くわけなので、単純な音の間違いなんてしたくない! 悔しいのが、アレンジ自体はそんなに難しくないことです。もしこれがニ長調で書いてあるなら、初見プラスアルファ... 続きを読む

    2021年6月17日

  • 移調が得意になりたい

    いま、ある有名な歌を伴奏する準備をしています。 すみれの花咲く頃 宝塚の定番ですね。 定番だけに、伴奏には色々なアレンジがあります。 さて、受け取った楽譜はニ長調。 私が元々持っていた楽譜(過去に伴奏で使った)はハ長調。 2つの楽譜は伴奏のアレンジが違いました。 元々持っている楽譜の方がオシャレなので、ハ長調の楽譜をニ長調で弾くことにしました。 これを移調といいます。 楽譜に【ドーミーソ】と書いてある和音を 鍵盤で【レーファ#ーラ】と弾きます。 簡単な伴奏譜なら... 続きを読む

    2021年6月16日

  • 風が譜めくり。。。後編

    前編はひとつ前のブログをご覧下さい。 タングルウッド音楽祭のメインホールのひとつ、セイジ・オザワ・ホール。素晴らしいホールなのですが、 舞台上では、 外から入ってきた風が 気まぐれに譜めくりをしてしまう という、伴奏ピアニストにとっては死活問題がありました! そのため、タングルウッド音楽祭のピアノフェローには重大な決まり事がありました。それは、 オザワホールで演奏する時は 楽譜の角にクオーターを貼ること 長年タングルウッド音楽祭でピアノフェローを指導し... 続きを読む

    2021年6月10日

  • 風が譜めくり。。。前編

    伴奏の楽譜について、続きです。 タングルウッド音楽祭での思い出です。タングルウッド音楽祭については過去のブログでも書いてますので、よかったらご覧下さいね。 さて、タングルウッド音楽祭でのメインホールのひとつ、 Seiji Ozawa Hall  セイジ・オザワ・ホール 長年ボストン響の音楽監督をつとめた指揮者・小澤征爾氏を記念して作られたホールです。ネットから拾ってきた写真↓ 広大な芝生の敷地のなかに建つホール。客席後方の壁が開き、外の芝生席まで音楽が届きます。 舞台から客席を見た写真がこ... 続きを読む

    2021年6月8日

  • 伴奏の楽譜は。。。

    私は、ピアノソロよりも伴奏をする演奏活動が多いので、いつも 伴奏の楽譜ファイル を持ち歩いています。 ファイルは、アメリカで一般的な3つ穴の書類ファイル。 在米中に使い始めました。 帰国してすでに8年たちますが、書類ファイル数冊と3つ穴の穴あけパンチを持って帰ってきたので、引き続き愛用中です。 ファイルの大きさはA4より幅が少し長くて高さが少し短い、レターサイズという大きさです。ミリ単位で違うだけなので、ほとんどA4と同じですが。アメリカではこのレターサイズが一般的な書類の大きさで... 続きを読む

    2021年6月5日

  • 目の前の楽譜を信じすぎちゃいけない! その7 まとめ

    これまで、ブラームスの間奏曲 作品117-2の楽譜について調べてきました。 旧ヘンレ版(1970年代に校訂された楽譜)を使っていた私が、ある記譜に疑問を持ち、調べ始めたのがきっかけでした。 色々と調べていった結果、同じ曲なのに何種類もの楽譜を持つことになりました。。。汗 調べていくなかで、思いがけず、 ブラームスが作品を創作 ↓ 印刷用見本に校訂を加える ↓ 初版の出版 ↓ さらに改訂を加える この流れを追体験することになりました! 面白かった〜!! これぞリサーチの醍醐味。。。 ... 続きを読む

    2021年6月2日

  • 目の前の楽譜を信じすぎちゃいけない! その6

    ブラームスの間奏曲 作品117-2の楽譜について調べています。 フェルマータの謎を調べています。これがあるか無いかで、演奏が変わります。 曲の中間部分の直前と直後に書かれているフェルマータ、合計5つ。 自筆譜(写真参照↑)、旧ヘンレ版、ウィーン原典版にはフェルマータあり。 初版楽譜、ペータース版、ブライトコプフ&ヘルテル版、ヘンレ改定新版にはフェルマータなし。 フェルマータが記譜されているウィーン原典版の注解には以下のように書かれています。 「このフェルマータは、... 続きを読む

    2021年5月24日

  • 目の前の楽譜を信じすぎちゃいけない! その5

    ブラームスの間奏曲 作品117-2の楽譜について調べています。 かなりしつこいですね、私。 その4で触れていませんでしたが、ウィーン原典版(音楽之友社刊)の注解がこちらです。英語と日本語訳のページが1ページずつ↓ 刊行にあたり、自筆譜と初版楽譜、以上2つの資料を検証した、とあります。このウィーン原典版の楽譜の下に小さく、コピーライトが1973と書かれているので、おそらく1973年の出版なのでしょう。旧ヘンレ版とほぼ同時期です。 謎のf については、「自筆譜には書かれている」と説明があります。ウ... 続きを読む

    2021年5月22日

  • 目の前の楽譜を信じすぎちゃいけない! その4

    ブラームスの間奏曲 作品117-2の楽譜について調べています。 これまでの経緯は前回までのブログをご覧下さいね。 f の謎を解明するべく、もう1つのウィーン原典版(音楽之友社刊行)とヘンレ改定新版を見るため、地元で一番大きな楽譜屋さんへ出向きました。 両方ともありました! そして迷った結果、結局2冊とも購入。。。 これでブラームス117だけで4種類の楽譜になりました。 自筆譜を入れたら5種類。 図書館に行けたらよかったのになぁ。。。たまたま楽譜屋さんで割引特典があったとは言え、出費が。。。汗 ... 続きを読む

    2021年5月20日

  • 目の前の楽譜を信じすぎちゃいけない! その3

    ブラームスの間奏曲 作品117-2の楽譜について調べています。 自分が持っているヘンレ版の楽譜が信じられなくなってきた。。。汗 ヘンレ版にはあるけれど、初版楽譜やヘンレ版以外の出版譜にはない、謎のf(フォルテ)。 演奏に大きな違いをもたらします。 自筆譜には、そのf は記譜されていました。 自筆譜にf があるのなら、初版楽譜の出版までに以下のような流れが推測できます。 ブラームスが自筆譜にf を書いたが、出版社がf を見落として初版楽譜を世に送り出した。つまり、【f あり】がブラー... 続きを読む

    2021年5月16日

  • 目の前の楽譜を信じすぎちゃいけない! その2

    ブラームス〈3つの間奏曲 作品117〉の楽譜から、ある謎を追いかけています。 前回ブログからの続きです。 謎のf があるかないかで、演奏には大きな違いが出てきます。 f がある場合(ヘンレ版) クレシェンドをp からf までふくらませて、その直後にすぐp にする。 f がない場合 (初版と、少なくとも2社の出版譜) この部分全体がp で、その範囲のなかでクレシェンドする。 ヘンレ版の楽譜を信じきっていた私は、もちろんf がある場合の解釈で弾いていました。でも、もしかしたら私の解釈は... 続きを読む

    2021年5月15日

  • 目の前の楽譜を信じすぎちゃいけない! その1

    今、ブラームス〈3つの間奏曲 作品117〉から第2番を練習しています。 東京で8月に開催されるコンサートで弾くためです。 無事に開催されるといいな。。。 また日が近くなったらこのブログでお知らせします。 さて、私が使っている楽譜はこちらのヘンレ版。【ブラームスのピアノ作品集】として30曲が収録されています。いわゆる原典版です↓ この楽譜のなかで、どうにも納得できない記譜がありました。 それがこちら↓ クレシェンドの行き先がf(フォルテ=大きく)ですが、その直後にはp(ピアノ=小さく)と... 続きを読む

    2021年5月12日

  • 連打。。。難しい!

    最近、数名のレッスン会員さんが、 連打 を含む曲を弾いています。 連打とは、同じ音を連続して弾くこと。 その昔ヴァイオリニストの友人に言われた言葉が印象に残っています。 「弦楽器では連続音を弾くのは一番基本的で簡単だけど、ピアノで連打は難しいんだね。」 うむ、なるほど。ホントだなぁ。 弦楽器で同じ音を連続して演奏するには弓を上下に動かせばいいだけ。 管楽器なら、タンギングすればいいだけです。 誤解が無いように書き加えると、弓を上下に動かすこととタンギングすることは基本的な... 続きを読む

    2021年5月9日

  • 5月のスタジオ

    5月になりました。 私が住んでいる兵庫県には緊急事態宣言が出されていますし、全国的にもコロナ変異株の脅威がジワジワと広がっている状況。 外出する気分でもないし、精神的にもネガティブになりがちだなぁ。。。 そう思っていたら、Bloomeeのお花がスタジオに届きました! 小さな花束が、気分を明るくしてくれます。 せっかくなのでスタジオには4月に開催されたコンサートのプログラムや写真を置くことにしました。 コンサートへいらっしゃれなかった方にも、少しでもコンサートの気分を感じていただければ。 ... 続きを読む

    2021年5月1日

  • 細川泉さんヴィオラリサイタル福岡公演、無事に終了しました

    ヴィオラ奏者・細川泉さんのリサイタル、福岡公演。 4月26日(月)、あいれふホールにて無事に開催されました! いらして下さった方々、サポートして下さった方々に心より感謝申し上げます。 この公演は1年越しのものでした。昨年開催する予定でしたが、全国的な緊急事態宣言により延期となっていました。 そして今年。 同じプログラムで29日に開催予定だった大阪公演は、大阪府内の緊急事態宣言の発出により中止となりました。 福岡公演だけでも開催できて、本当によかったです。 演奏の機会があることに感謝... 続きを読む

    2021年4月27日

  • 指使いを工夫する

    指使いとは? 学校で習うリコーダーなど、いわゆる管楽器には決まった指使いがあります。 いくつかの音には「替え指」もあるようですが。。。詳しくは知りません。 ではピアノは? 管楽器のように【音=指使い】ではありません。 フレーズや和音など、曲の場面それぞれで指使いを工夫しなければなりません。 指使いには原則があります。ずばり、 黒鍵=長い指、つまり2、3、4の指 白鍵=短い指、つまり1と5の指 この原則の通りに指使いを工夫すると、弾きにくいパッセージが弾きやすくなったりします。 ... 続きを読む

    2021年4月22日

  • 手作り教材の紹介

    今日のブログはレッスン用教材の紹介です! レッスンでは手作りの教材を使っています。 最近の力作がこちら↓ 写真に協力してくれたのは、兄弟で通ってくれている小学校低学年のレッスン会員さん。ピアノを始めたばかりで、少しずつ読譜できるようにレッスンしています。 ピアノの鍵盤上で指で弾くよりも体全体を使って音程の感覚を理解できるように、鍵盤マットを作りました! イケアで買って余っていたカーテン用の白い生地に、100円ショップで買った黒いフェルトをはりつけ、油性マジックで線をひきまし... 続きを読む

    2021年4月17日

  • ヴィオラ奏者・細川泉さんのリサイタルで共演します in 福岡&大阪

    今月下旬はヴィオラ奏者・細川泉さんのリサイタルの共演者として演奏します。細川さんは関西出身で、現在は九州交響楽団の首席ヴィオラ奏者です。東京のオーケストラでも客演首席をされるなど、大活躍中! プログラムはヴィオラソロあり、小品あり、そしてフランクのソナタとクラークのソナタ! 盛りだくさんの内容で、ヴィオラの様々な表情がお楽しみいただけます。2曲のソナタではピアノが大活躍して、ヴィオラと掛け合います。 【福岡公演】 4月26日(月)19時開演 あいれふホール(福岡市中央区) 【大阪公演】... 続きを読む

    2021年4月12日

  • 松岡万希さんのコンサートでした

    4月10日(土)15時〜 神戸市 灘区民センター マリーホールにて 松岡万希さんのコンサート、盛況のうちに終了しました。 いらして下さった方にも、ご自宅から思いを送って下さった方にも、心より御礼申し上げます! 敬愛する万希ちゃん。 素晴らしい音楽家であるだけでなく、マネジメントも完璧! 最高に楽しい時間でした!ありがとう!  続きを読む

    2021年4月11日