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風が譜めくり。。。後編

前編はひとつ前のブログをご覧下さい。



タングルウッド音楽祭のメインホールのひとつ、セイジ・オザワ・ホール。素晴らしいホールなのですが、

舞台上では、
外から入ってきた風が
気まぐれに譜めくりをしてしまう



という、伴奏ピアニストにとっては死活問題がありました!



そのため、タングルウッド音楽祭のピアノフェローには重大な決まり事がありました。それは、

オザワホールで演奏する時は
楽譜の角にクオーターを貼ること



長年タングルウッド音楽祭でピアノフェローを指導してきた先生が考えだしたアイデアだと思います。


「ん?クオーターってなに?」ですよね。




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これはアメリカの25セントの硬貨です。クオーターと呼ばれています。クオーターとは4分の1のこと。1ドルの4分の1で25セントです。日本の10円玉とほぼ同じサイズで同じ重さです。アメリカではクオーターが一番よく使われる硬貨なんです。パーキングメーターとか、コインランドリーとか、自販機とかね。



クオーターを楽譜の角に貼っておくと、
舞台に風がきても
楽譜がめくられることは
ありませんでした!


そしてクオーター以外の硬貨は小さくて軽いから、使い物にならなかったんです!!

まだ手元に残っているアメリカの硬貨の写真です↓
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ダイムは10セントです。
5セント硬貨も使われますが、いま私の手元に無かった。。。
でも5セント硬貨も小さめで軽めです。

写真の通り、クオーターがいちばんしっかりしているのです。
風の気まぐれな譜めくりを防止するのにぴったり!

そういうわけでタングルウッドのピアノフェロー達はクオーターを大切に取っておいて、楽譜の角にせっせと貼り付けていたのでした!

「コンサート中だけクオーター5枚貸して!」
なんていう会話もあったなぁ。。。

なつかしい思い出です。


以上、風が譜めくり。。。後編でした!


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