日本全国のピアノ教室が5000件以上掲載!

河合晴美ピアノ教室

  • ステージ出入りのこと

      日本の演芸では、演目が終わると、袖に向かって真顔で一目散に下がっていきます。私は寄席が好きなのですが、初めて見た時、金沢のお客さんの反応が悪かったので怒って帰ってしまったのかと申し訳なく思ったくらいです。  落語や漫才もそうですが、能や狂言も、拍手を背中に受けながらも、それには全く答えることはなく、真顔でひたすら静かに橋掛りを歩いて帰ります。 文化、考え方の違いなのかなあ、出入りも演技のうち、ということなのだ、とは思います。  私の学生時代の声楽の山田純彦(あきひこ)先生は、 「たと... 続きを読む

    2018年10月18日

  • 乾燥の季節

     じっとしていても汗ばむ季節が終わり、炊事の水が手にひんやり感じられるようになると、今度は指先が乾燥してきます。  大人の生徒さんと二人で「黒鍵がすべる!」「スマホが指紋認証してくれない!」「クリームを塗ってきたのにやっぱりすべるから、弾く時に力が入ってしまう!」と、すべる!すべる!を連呼する季節も間近です。  私がお気に入りのオイルを手に塗って弾いた後に来た高校生に、「鍵盤がぬるぬるして弾きにくい。」といわれたこともあります。「ごめんね~。」と言いながらすぐに拭きましたー。 続きを読む

    2018年10月4日

  • 首を痛めた!

      久しぶりに首をひねってしまい、背中まで痛むのに耐えかねて整形外科へ行きました。 私が「ピアノを弾く」と言うと、椅子を低くして弾くように指導されました。 椅子が高いと首を曲げて弾くことになり、負担がかかるとのこと。 以前、講座で姿勢の話を聞いて以来、椅子を低めにしていたつもりでしたが、さらに低めることになり、このままいくとグレン・グールドさんのように・・・(ならないならない) 生徒さんの椅子の高さにも気をつけています。 姿勢が良くないな、と思ったら、「おなかに力をいれて!」と言ってあげる... 続きを読む

    2018年9月20日

  • 今日のごめんなさい

    演奏にもたついている生徒さんに、 「片手ずつ練習してみようか?」とお話し、まず右手のメロディーを繰り返し練習。 右手がすらすら弾けるようになったので、 「じゃ、次はどうしようか?」と尋ねても困っている様子です。あれれ? そうか!        右手が弾けたら次に左手の練習をするのが手順。 というのは教師側の勝手な思いこみで、1年生にはむずかしい質問だったんだ。 配慮が足りなくてごめんなさい。。 1つ1つ丁寧に教えてあげなくてはと、反省した今日のレッスンでした、 続きを読む

    2018年9月6日

  • ヤモリの話

    我が家では毎年夏の夜には、ヤモリがリビングの窓の網戸に張り付いて、小さな虫を食べています。 私は、家の中にいる虫や爬虫類などは大嫌いだけど、外にいるなら怖くないので、 「ヤモく~ん、おいしいかい?」 「もっと上に行けば虫がいるよー。」 などと話しかけて楽しんでいます。脅かさなければ、近くでそっと声をかけたくらいでは逃げません。 だから、先日、あるテレビドラマで、役者さんがヤモリを指でチョンとつついたら、シューッと逃げるシーンをみた時、そのヤモリが良くできた作りものだとわかりました。(だよね... 続きを読む

    2018年8月20日

  • キノコの話

    音楽家仲間で医王山をハイキングしたことがありました。中腹に車を止め、トンビ岩を登って戻ってくる半日のコース。秋だったのであちこちでキノコを見つけて、当然「これは食べられるかな?」「毒キノコだ。」「食べたら死ぬかな。」という話を繰り返しては楽しんでいました。キノコというのは本当にたくさんの種類があるらしく、だいたい食べられるものの方が少ない。 ある時フランス人のヴァイオリン奏者が見つけたキノコを「毒キノコだろう。食べられないな。」というと、彼は「No、No、食べられる。ただし一回だけだ。」とい... 続きを読む

    2018年7月15日

  • かわいい置き手紙の話

     小学校高学年の姉妹がいます。この二人はレッスンが終わると一瞬の時間を見つけて「楽しかったです。」とか「いっぱい練習してきます。」などのメッセージをメモ紙に書いて部屋のどこかにさりげなく置いて帰り、後で私がそれを見つけて読んで楽しむということを習い始めてからしばらく続けていました。  ところがある時、お姉さんの手紙は見つかったのですが、妹さんのが見当たらない。椅子の下や、楽譜をめくってみたりあちこち探すうちに、ハッと気付いたのです。妹さんの方は、今日はあまり○がつかなかったことにがっかりし、... 続きを読む

    2018年6月26日

  • おねがいします

      レッスンを始める時に生徒さんが先生に「おねがいします。」とご挨拶する教室は多いと思います。 私のいたチェコでは「お願いします。」に当たる挨拶はなくて、 「こんにちは」 「お元気ですか?」 少し雑談のあと、先生の 「さあ、どうぞ。」で始まります。でも、 レッスンの終わりは、丁寧に、楽譜を胸にあて?(なんとなくそうなってしまうのが自分でも笑えた・・) 「ありがとうございました。」と言います。 ところで、 上の息子が行った加賀宝生流の謡、仕舞教室では、物静かな(いかにも「能」な)先生がきち... 続きを読む

    2018年6月13日

  • プラハの思い出 「楽譜屋さん」

    「 ウィンドーショッピング」 最近はあまり使われなくなった言葉かもしれません。 ウイーンのケルントナー通りをご存じの方も多いと思いますが、ウィンドーショッピングの典型例ですよね。  店先のショーウィンドーに、扱っている商品がずらりと飾られて、人々はそれを見て気になるものがあったら店に丁寧に挨拶して入り、お目当ての商品をはっきり頼む。あとはサイズや感触を実際に確かめて、気に入ればめでたく購入、問題があればもちろん断っても良いですが、店員さんによってはなかなか離してくれなかったりもします。とにか... 続きを読む

    2018年4月18日

  • レッスンの会話より② 「きつつき」

    教材に『きつつき』という曲があって、8分音符の同音連打なのですが、 私 「この曲のどこがキツツキの感じがする?」   Mちゃん 「・・・・・・・。」(あれれ?困っている様子)   お母様 「キツツキという鳥を知らないのかもしれません。」   おっと、これは失礼!そういえば私も実際のキツツキを見たことがないかも。 というわけで、お母様にキツツキの映像をYouTubeで探してもらいました。 しばらくして、 「いろいろありましたが、これが一番わかりやすいです。」 と見せてくれたのが教材のイ... 続きを読む

    2018年4月9日

  • お試しレッスン

    春になると、何か新しいこと始めたくなりますか? お試しレッスンを受付中です。でも、レッスン『見学』の受付は終了させていただくことにしました。。 ピアノのレッスンってどんな感じで進むのかしら? 先生は優しいのかな? 30分落ち着いてやってくれるかしら?ピアノを習おうかと考える時、いろいろ心配もありますよね。そこで希望する方にレッスンを見学してもらっていましたが、問題もあったのでやめることにしました。 何が問題かというと、 ウィンドーショッピング(最近はあまり使われなくなった言葉かな?)のように... 続きを読む

    2018年3月28日

  • ヒーローとヒロイン

    「 ピアノが部屋のすみに置いてある場所なんていっぱいあるから、そこでちょっと弾いてみせるだけで『おおーーーっ!』ってたちまち注目の的になれるんだよ。」とある時、上の息子が言いました。 そうか!ヴァイオリンは持ちあわせていないと弾けないけれど、ピアノは自分で持ち歩かなくてもいろんなところに結構置いてあるものなんだ。「ヴァイオリンはいいよね、どこでもさっと取り出して弾けるから。ピアノは持ち歩けないものねー。」と思っていたけれど違うんだと気付きました。 そこで、私は生徒さんに早速、楽譜がなくて... 続きを読む

    2018年3月8日

  • レッスン後の会話より①「フィギュアスケート」

    私:「Oちゃん、フィギュアスケート見た?」 Oちゃん:「うん、見たよ!羽生結弦でしょ?ニュースで見た!」 私:「羽生君のショートの曲、ピアノだったでしょ?ショパンの『バラード第1番』っていうんだよ。高校生くらいになったらあの曲、弾こうね。」 お母さん:「えーーっ!!? あんなの弾けたらすごいですよねー。」 若いお母さんは暢気に笑って帰って行かれましたが、私は本気で、弾けるようになってほしいと思ってレッスンしているんだけどなー。あこがれの曲を持っているとやる気も高まりますね。 続きを読む

    2018年2月23日

  • プラハの交通 その③

      私は、音大卒業後、金沢でついていたチェコ人の先生に誘われて1993年の秋から1年と2カ月、プラハ芸術アカデミーでフランティシェク・マリー先生にピアノレッスンを受けながら、プラハでの生活を楽しみました。その時のことを思い出して、少しずつ書いています。 今回は「プラハの交通その③」   バスはあまり利用しなかったので覚えていませんが、トラムや地下鉄にはベビーカーごと乗ることができます。当時のベビーカーは大型だったので、乗せる時はお母さんが近くにいる人に「手伝って下さい」と一声かけると誰でもごく... 続きを読む

    2018年2月4日

  • たくさん弾くと?

    金沢美術工芸大学の、ある先生の授業には「あじ課題」という宿題があって、鯵一匹を360度からスケッチするそうです。数日で30枚くらい描くのだったかしら?枚数は忘れましたがとにかく大変有名な、名物課題らしいです。 娘さんがカナビに通っている知人に聞いた話。 音楽もいろいろな角度からみると深くなっていくものです。たくさん弾けばいいというものではないというのもわかりますが、とにかくたくさん弾くと何かが変わることがあります。 続きを読む

    2017年10月31日

  • 渋柿体験

     先日、旦那さんが柿をもらってきて、 『自分が子どもの頃は、柿は買うものじゃなくてもらうものだった。』 とか言いながら剥いてくれて、3人で「いただきま~す。」 ところが一口かじったとたん口の中いっぱいに水分が全部なくなってしまったようなあの感覚 そう、渋がきだったのです。「うぇ~っ!」  でもね、 子どもが「これが渋いっていうものなのか。オレ、初めて味わった!」 と感心しているので、 ああそうか、「渋いという味覚がわかったんだね。よかったね。」 と喜び合いました。  実体験があると言葉... 続きを読む

    2017年10月26日

  • オンラインレッスン?

     ある日、お母様とのメールのやりとり(一部省略) お母様:「ぶんぶんぶん」のト音記号とヘ音記号の横に(調号の)シャープがあるのですが、普通に弾いてもいいですか?お時間ある時でいいのでお願いします。 河合:ファの音が黒鍵になる約束の曲ですが、この曲にはファが出ないから安心して弾けばいいです。 お母様:わかりました。ありがとうございます。すごく暗い感じの曲ですが、合っているのでしょうか? 河合:(ぶんぶんぶんが暗い?・・。う~ん・・感じ方はそれぞれだからいいよ。と打っている途中で・・)    ... 続きを読む

    2017年9月23日

  • 表札がなくなった!?

     九月の初めの夕方、門にかけてあった「河合ピアノ教室」の表札がなくなっていました。そのあたりを見回りましたがありません。吹き飛ばされるような風の強い日でもありませんでしたから、誰かが持って行った?だとすれば何のために?「ピアノ教室」なら使い道はありますが、「河合」までかいてあるし・・・。 奇妙な事件です。どなたか見つけたらおしらせ下さい。気に入ってたんだけどなあ~・・・  事件といえば、今まで書いたブログもなくなったらしいです。ありゃりゃ~。    いろいろなことが起こりますがめげずにがん... 続きを読む

    2017年9月13日


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