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西尾麻衣子ピアノ教室

  • 体を楽(ラク)につかう

    自分にとって一番良い体の使い方を見つけることはなかなか難しいです。私はいまだに試行錯誤の日々です。自分について言えば、今のところ、肩から指先の使い方はけっこう良さそうな感触があります。でも胴体があまりよろしくありません。改善の余地ありです。。。 「重力に逆らわない」は体を楽に使うためのキーワードです。自然の摂理ですから。全ては上から下へ。手も上から下へ。もちろん、水しぶきが上へ跳ねるとか、上にあがることはありますけれど、上がったものはいずれ下がりますからね。基本的には重力にしたがって楽に音... 続きを読む

    2024年3月16日

  • 耳はどこ?

    耳は顔の側面にあります。(笑) 今日はそういう話ではありません。 自分がどこで響いている音を聞いているか、という話なんです。私は自分がピアノを弾く時、少し離れたところに耳があるつもりで音を聞こうとしています。部屋なら鍵盤と反対側のピアノの端からさらに2メートルくらい向こうに耳があると思って弾きますし、ホールならなるべく最後列から聞く感じをイメージして弾きます。音を離れたところから聞く、耳が離れたところにある、というイメージは私にとっては上半身の無駄な力を抜きやすくしてくれます。そして、体... 続きを読む

    2024年3月3日

  • 音楽と一緒に息をすること

    音楽をする人みんなにとって基本です。文章を読む時を思い出してください。どこで息をするか分からずに変なところで区切ると文章の意味がよくわからなくなったり、外国語を読んでいるようになると思います。だからといって息を止めて長い文章を一気に読むと聞いていて不自然です。 どこで、どんな風に、どれくらい息をするか。これは音楽の一部なんです。息を吸って弾き始めたら、このフレーズはどこまで行くのかを見てみます。それによって最初にどれくらい息を吸うかがわかります。歌ってみるといいですよ。そうすると「ここはた... 続きを読む

    2024年1月11日

  • J:COMに出演しました

    ケーブルテレビJ:COMで私が出演した回の放送が6月末で終了したことに伴い、番組のYouTubeチャンネルに放送された内容がアップされました! タレントのくわはらゆみさんが「星に願いを」を弾かれて、それをレッスンさせていただきました。くわはらゆみさんは幼稚園の時に2年間しかピアノを習ったことがないそうですが、収録中の限られた短い時間の中で、ものすごい集中力を発揮されてすぐに左手を習得され、両手で弾く様子の撮影に挑まれました。その熱意と気合いはまさにプロで素晴らしかったです。 また、とても上手にインタビュー... 続きを読む

    2023年7月1日

  • 指番号

    指番号はよく楽譜に書いてあります。手や指は人によって様々ですからいつも楽譜通りの指番号で弾く訳ではもちろんありません。ですが、初めから無視するより一度試してみると新たな発見がある場合もあります。指番号をその版のその曲につけたピアニストの考えや解釈までわかることもあります。最終的には自分の手にあった指番号で弾くのですが、黒鍵の親指をなるべく避けるとか、反復音では指を変えるなどピアノを弾くときの基本的なルールをすっかり無視した「自分勝手な指番号」というのはやはりよくないです。 それから、音をつな... 続きを読む

    2023年3月14日

  • 発表会

    少し前になりますが、発表会を開催しました。昨年に続き、友人のフルート教室との合同発表会です。合同発表会の良いところは、普段フルートを聞く機会のあまりない私の門下生やそのご家族がフルートを間近に聞けることです。フルートは大人の生徒さんが多く、中には大人の初心者の方もおられて、大人になって何かを一から始めることの素晴らしさ、勇気、時間をやりくりして練習しておられるすごさなどいろいろなことを思いました。管楽器奏者にとって息を吸うことは、私たちピアノを勉強する者が「息づかい」を気をつけるより、もっと... 続きを読む

    2022年11月27日

  • 腹筋

    ピアノを弾く時に腹筋を使うと思いますか? 答えはYES! 腹筋を使います。よく使います。F(フォルテ)やsf(スフォルツァンド)の時は必ず使います。どんな風に使っているのかというと、瞬発力を使って打鍵する時にその瞬発力を支えるために腹筋を使います。瞬発力を使った瞬間に腹筋だけでなく床についている足も椅子に座っているお尻も衝撃を感じます。 腹筋を使わないで弾いている人をよく見てみると、肩から上腕だけを使って音を出しています。それは小さな部屋で、よく鳴るピアノで聞くと、大きな音が出ているように聞こえ... 続きを読む

    2022年9月16日

  • 気持ちよく弾く

    最近「気持ちよく弾く」という言葉を使いました。そしてふと思ったのです。自分が、自分だけが気持ちよく弾くというのは「カラオケ」になってしまう。カラオケは、ちょっと音程を外していたり、間伸びしたり、勝手なところでビブラートやこぶしをきかせたり、その歌の良さを生かせていなくても自分は最高に気持ちよく歌ったりできるものです。私の思う「気持ちよく弾く」はカラオケじゃなくて、その曲の良さを一番生かした、その曲がその曲らしく一番気持ちいい状態で奏でられる演奏です。 そのために、例えば時代に合った「スタイ... 続きを読む

    2022年8月5日

  • 調性

    ピアノを弾くときに調性を意識しているでしょうか。 そもそもその作曲家が何調を選んでこの曲を書いたのか、は調号を見れば分かります。♭2つならB durかg mollです。ピアノを弾く人は絶対に調号を知っておくといいです。まずその曲が何調であるのかが分かると、どこから調性が変わり始めたかを探すことができます。何調から何調に転調しているかもわかりますし、もう少し踏み込むならそれがどれくらい離れた調へ(もしくは近い調への)転調かもわかってくるでしょう。楽典(音楽理論)の中に「調判定」という項目があります。これは... 続きを読む

    2022年2月18日

  • 発表会

    先日、初めての発表会を友人のフルート教室と合同で開催しました。 生徒さんたちはそれぞれこの日に向けて曲を仕上げてきて、今の自分のすべてを全力で表現されている様子を見て、本当にこの上ない喜びを感じました。一人一人の演奏はどれもブラボーでした!英語だったら”I am proud of everyone!!” です。そして、お客様の前で弾く本番を経験することはやはりすごいことなんだと改めて思いました。緊張する人、しない人、レッスンの時より上手く弾く人、興奮で息が浅くなってしまう人、本当に一人一人本番はいろいろと違います。本番... 続きを読む

    2021年11月14日

  • 弾かないという練習

    弾かないのに練習とはどういうことでしょう?もちろん、弾く練習はたくさん要ります。いっぱい弾いてこそできるようになること、わかるようになることがほとんどです。一つの曲をしばらくいっぱい練習していると、だんだん手も慣れてきて弾きやすくなりますし音楽の流れも見えてきます。ところが、その「慣れ」が引き起こすもう一つの面は、その曲を初めて聴いたときの印象や感動が薄れてしまうことなのです。あんなに美しいと思ったritardandoもいつの間にか慣れて紋切り型になってしまったり、ハッとするようなきれいな和音だと思っ... 続きを読む

    2021年8月24日

  • 呼吸が止まっている

    いえ、生死に関わる話ではありません。正確に言うと「気づかずに呼吸を止めている」という話です。そうです、ピアノを弾いているときに呼吸を(ほとんど)していないのです!これは、私自身が昔そうだったので実体験として知っています。死なない程度に浅い呼吸をしているだけになっているのです(これを「呼吸を止めている」と呼びます)。そして、自分自身では呼吸を止めているつもりがないので「自覚症状」はなく、先生に指摘されても何のことだかわからないのです。「え、だって生きてるんだから呼吸を止めているわけないよ?」と思う... 続きを読む

    2021年5月2日

  • 呼吸

    昨年からレッスンを始めています。レッスンをすることは本当におもしろくて時間が経つのがあっという間に感じられます。それぞれ感じ方や弾き方から私の言葉に対する反応の仕方まで違って個性があります。 教えていて私が気づいたことは、呼吸の大切さです。文章を声に出して読むとき、自然に句読点で息継ぎをすると思います。息をしないで読み続けてバタッと倒れるところまで・・・なんていう人は聞いたことがありません。アナウンサーや朗読をする俳優を想像してみてください。聞き手に句読点が感じられることでそれは自然な文章と... 続きを読む

    2021年2月3日


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