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呼吸が止まっている

いえ、生死に関わる話ではありません。正確に言うと「気づかずに呼吸を止めている」という話です。そうです、ピアノを弾いているときに呼吸を(ほとんど)していないのです!これは、私自身が昔そうだったので実体験として知っています。死なない程度に浅い呼吸をしているだけになっているのです(これを「呼吸を止めている」と呼びます)。そして、自分自身では呼吸を止めているつもりがないので「自覚症状」はなく、先生に指摘されても何のことだかわからないのです。「え、だって生きてるんだから呼吸を止めているわけないよ?」と思うのです。息を吸わないと音の出ない管楽器を演奏していたらありえない話なのですが、ピアノは実際に息を止めていても音は出せます。だからこそなかなかわかりにくく、改善することが難しいのです。呼吸を止めていると自然な関節の動きが止まります。そうなると、どんなに歌心があってもなかなか上手くいきません。改善のための一歩としては、音を出すタイミングで一緒に息を吐くことを体が覚えることです。ため息を吐きながら音を出してみる練習など良いと思います。それから音楽的な息継ぎの場所を教えてあげること、そしてそのフレーズを実際に声に出して歌ってみてテンポ感や間合いからどれくらいの速さでどれくらい息を吸えばいいのか体感してから弾いてみることがいいと思います。
呼吸を止めている状態で弾いてもそれなりにそれっぽくは弾けたりします。しかし、呼吸を止めていると「きれいな大きな音」(←叩いたような音質ではなく)、「通る音」、「響く音」というのが出ないので、いつかの時点でほぼ必ず壁にぶつかるでしょう。自覚症状のないことをなおすのは本人にとっても先生にとっても簡単なことではなく、根気のいることです。でもその大きな壁を越えたらもっと自然に楽に弾けるようになるに違いありません。ぜひ一度演奏している時の呼吸がどうなっているか向き合ってみてください。


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