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耳はどこ?

耳は顔の側面にあります。(笑)

今日はそういう話ではありません。

自分がどこで響いている音を聞いているか、という話なんです。私は自分がピアノを弾く時、少し離れたところに耳があるつもりで音を聞こうとしています。部屋なら鍵盤と反対側のピアノの端からさらに2メートルくらい向こうに耳があると思って弾きますし、ホールならなるべく最後列から聞く感じをイメージして弾きます。音を離れたところから聞く、耳が離れたところにある、というイメージは私にとっては上半身の無駄な力を抜きやすくしてくれます。そして、体の力が抜けるとよく通る音が鳴るのでいいことばかりです。また、耳が離れて・・・というのは空間の大きさを自分自身に意識させやすくなります。鍵盤のあたりで音を聞いていると、空間の大きさや実際の響きの行き先とは関係なく、今鳴ったばかりの音だけ聞きやすくなってしまいます。そば鳴りなんていう言葉も聞いたことがあります。自分のすぐ近くだけで音がはっきり大きく鳴るということだと思います。そば鳴りは避けたい。そば鳴りしているときは「音が鳴っていない」とか「音が客席まで飛んでこない」とか言われます(私もこどもの頃、そういうことを言われました)。音を鳴らさなくちゃと思って頑張ると「音が汚い」とか「力んで弾いている」とか言われましたが、肝心の「音が客席まで飛んでこない」はそのままでした。

ピアノから少し遠いところから自分の音を聞くというのは、イメージ力が必要になってきます。ホールで弾くなら、ホールの後ろの方で聞いてみるという経験をしてみてください。

ピアノは音が多くて難しい曲もたくさんあるので弾くことに夢中になりやすいかと思いますが、少し遠くから聞くということは私にとってはとても大事なことです。ぜひやってみてください。


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