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森ピアノ教室

  • 民謡

    【民謡はどれでも、熱心に聴くこと。民謡は美しい旋律の宝庫であって、様々の国民性をのぞく窓だ。—】(シューマン:音楽の座右の銘より) 世界には様々な民族と国々があり、それぞれに特徴のある民謡を持っています。異なる気候と風土、そして多様な言語から生まれたオリジナリティーあふれる民謡は、皆大切に育まれてきたものです。 近頃自分の国を最優先にして、他の国民を排斥しようとする動きが世界的に多く見られるようになってきました。今こそ世界中の人々が民族の多様性を認め合い、尊重する気持ちをも持てたらいいなと... 続きを読む

    2019年7月29日

  • 日本ピアノ教育連盟

     今回は私が所属している、公益財団法人日本ピアノ教育連盟についてご紹介したいと思います。  この団体は全国のピアノ指導者・教育者が研究を深める目的で活動する会員組織です。  主な行事としては6月に行われた安川加壽子記念コンクールに続き、11月からは全ての年齢の方に対して全国的に地区予選が行われるJPTAピアノ・オーディション、3月には全国研究大会が東京で開催されます。それ以外にも全国の支部ごとに公開レッスンやレクチャーなど、指導力を高めるための講座を企画していますので、興味がおありの方はご入会されて... 続きを読む

    2019年7月22日

  • 安川加壽子記念コンクール 結果

    このコンクールは第1次予選、第2次予選、本選とそれぞれ異なった課題曲が課せられています。 第1次予選は、エチュード1曲と古典派のソナタを合計10〜15分。 第2次予選は、バロック1曲とロマン派からの選曲を20〜25分。 本選は、フランスもの1曲を含めた30〜40分のリサイタルプログラム。 これらを約1ヶ月の間に演奏するのはとても大変なので、事前にしっかり準備しておかなければなりませんね。しかし残念ながら1次で落ちてしまえばその後は弾けないのですから厳しいですね。まあ、大きなコンクールは皆そうなのですが・・... 続きを読む

    2019年7月15日

  • 安川加壽子記念コンクール

     皆さん安川加寿子先生のお名前はご存知でしょうか?1922年のお生まれ、パリ留学を経て日本で最初の本格的なピアニストとして活躍され、音楽教育や室内楽の分野でも大きな功績を残されました。 メトード ローズやピアノ ラジリティー等のフランスのピアノ教則本の我が国への紹介は、明治以降バイエルなどのドイツピアノ教育システムが中心であった日本のピアノ界に新風を吹き込みました。特に音楽之友社から出版されている、「安川版 ドビュッシーピアノ全集」は今でもベストセラーではないでしょうか。  私が所属している日本ピ... 続きを読む

    2019年7月10日

  • 4つの声部

    【小さい時から、四つの主な人声の範囲を、はっきり知っておくといい。ことに合唱をよく聴いて、どんな音程だと最高の力が発揮されるか、どこまで行くと裏声に変わるか、よく調べておくこと。】(シューマン:音楽の座右の銘より) 四つの主な人声とは、音域が高い順に「ソプラノ」「アルト」「テノール」「バス」、混声四部合唱の各パートとしておなじみですね。複数の声部が独立して進行する音楽を「ポリフォニー(多声音楽)」といい、バロック時代までの音楽を代表する様式でした。 古典派以降になるとメロディーとその伴奏で... 続きを読む

    2019年7月3日

  • 音楽的とは

    【 それでは、音楽的とは何だろうか。両眼を楽譜に心配そうにくっつけて、やっと曲を弾き終わるというようでは、音楽的ではない。また(もし誰かが一度に譜を二頁めくった時)ぼんやりして、先へ進めないようでも音楽的ではない。反対に新しい曲を見て、その先がどんな風になるかだいたい感じられるとか、前から知っている曲なら、隅から隅まで覚えているようならば−つまり指だけでなく、頭にも心にも音楽を持っているようならば、音楽的と言える。】(シューマン:音楽の座右の銘より) 私たちはごく普通に「音楽的に弾くように!... 続きを読む

    2019年6月26日

  • 合唱

    【合唱に入って熱心に歌うように。ことに中声部を歌うように。そうすると音楽的になる。】(シューマン:音楽の座右の銘より)  合唱はお好きですか?シューマンの時代は教会合唱団で歌う機会が多かったのでしょうが、日本でも学生やママさんコーラスがとても盛んですね。  みんなで一つの作品を作り上げるのってすごく楽しいですね。是非経験して欲しいと思います。そんな時ソプラノのようなメロディーを歌う声部ではなくて、いわゆるハモリのパートを担当することもあるでしょう。特に中声部は音が取りにくくて難しいのですが... 続きを読む

    2019年6月20日

  • オルガン奏法

    【オルガンを弾く機会があったら逃さないように。タッチと演奏法に、粗雑な曖昧な点があると、てきめんに報いが現れる。この点でオルガンほど良い楽器はない。】(シューマン:音楽の座右の銘より)  日本ではキリスト教の教会はあまり多くはないですね。また普通の教会にあるのは移動が簡単なポジティフタイプの小型のリードオルガンが多く、壮麗なパイプオルガンはかなり大きなホールにしか設置されていないので、聴く機会も少ない上に弾けるチャンスは滅多にないですね。 それに代わって日本で開発された電子オルガンはだいぶ... 続きを読む

    2019年6月13日

  • 教会オルガン

    【教会の前を通り過ぎる時、中でオルガンが鳴っていたら入って聴くように。もし幸いにもオルガンの椅子に座れたら、小さな指で弾いてごらん。そうして、この音楽の万能に感心するといいと思う。】(シューマン:音楽の座右の銘より)  ヨーロッパは歴史的にみてキリスト教に支配されてきたので、ほとんどの人がキリスト教徒ですから、いたるところに教会がありますね。日本のお寺よりもたくさん・・・  日曜日のミサなど教会の典礼では音楽が重要な役割を果たし、その中心にあったのがオルガンでした。特にパイプオルガンは広い... 続きを読む

    2019年6月7日

  • 音楽史

    【色々な時代の傑作を熱心に聴くことを土台にして、音楽の歴史を勉強すれば、うぬぼれと虚栄心が一番早く治るだろう。】(シューマン:音楽の座右の銘より) ピアノを演奏する上で音楽史の流れを理解することは不可欠です。  そしてピアノ作品の傑作は主にバロック時代のバッハ、ウイーン古典派のハイドン・モーツァルト・ベートーヴェン、ドイツロマン派のシューベルト・メンデルスゾーン・ショパン・シューマン・リスト・ブラームス、フランス近現代のドビュッシー・ラヴェル、ロシアのラフマニノフ・プロコフィエフ等の作曲家... 続きを読む

    2019年5月30日

  • 謙虚であれ!

    【山の彼方にも人が住んでいるのだ。謙虚であれ!君は、まだ自分より前に他の人が考えたり、見つけたりしたこと以外に、何一つ見つけたこともなければ、考えたこともない。またもし何か新しいものが見つかったら、それを天の贈り物と考えて、他の人にも分けなければいけない。】(シューマン:音楽の座右の銘より) 芸術家は誰もが個性的であろうとするものですから、自分自身に自信を持つことも大切です。しかし自分が最高だと自惚れるのではなく、世の中には自分が知らないたくさんの個性が存在することを認めて、それに敬意を払... 続きを読む

    2019年5月24日

  • 歌手

    【男や女の歌手の話は、色々ためになる。けれども、何もかも言われる通りに信じてはいけない。】(シューマン:音楽の座右の銘より) ロマン派の時代、オペラは大衆に絶大な人気を博しました。作曲家たちは作品の質よりも聴衆好みの娯楽性を重視し、名歌手たちは自分の技巧をきわ立たせるために勝手に装飾をつけたり、音高を変えたり好き勝手な演奏が許されていました。この歌い手至上主義が歌手を我儘にしたため、指揮者やオーケストラに君臨しようとする自己中心的な人物も多かったのでしょう。  ピアノでのフレーズの歌い回し... 続きを読む

    2019年5月18日

  • 気分転換

    【音楽の勉強に疲れたら、せっせと詩人の本を読んで休むように。野外へもたびたび行くこと!】(シューマン:音楽の座右の銘より) シューマンは書籍商の家に生まれたこともあり、小さい頃から大変読書好きでした。好きなことには熱中するタイプだったので思春期にはゲーテ、シラー、ジャン=パウル、E.T.A.ホフマン、そしてハイネをはじめとする多くのロマン主義の詩人たちに夢中でした。 後年ピアニストを目指してからも、ヴィーク先生の勧める基礎的な練習にはすぐに退屈してしまい、大好きな読書や友人たちとの憂さ晴らしに耽... 続きを読む

    2019年5月12日

  • 友達

    【友達の中でも、自分よりよく知っている人を選ぶように。】(シューマン:音楽の座右の銘より)  どのような環境でも友達選びは大切ですね。シューマンは音楽上のレヴェルや知識が自分より高い友達との交流を通して、自らも刺激を得て向上していくことができると言っているのでしょう。  自分に自信を持つことも大切ですが、自分が最高だと自惚れることは間違いです。常に自分にはない個性を敬い尊重し、謙虚に学ぶ姿勢を持ちたいですね。(森直紀) 続きを読む

    2019年5月7日

  • 祝 令和

    大型10連休のさなか、本日いよいよ「令和」元年が幕を開けました。  昨日の平成天皇のご退位に続き、本日の新天皇陛下の御即位の式典を拝見しとても感動しました。  皇室の方々の様々な活動の様子がテレビに映し出されていましたが、改めて日本国民を思う強いお気持ちに心を打たれました。  人間的にも素晴らしい象徴天皇を戴くことができる幸せを感じ、平和で幸せな「令和」であることを心からお祈りしたいですね。  そしてにこやかな笑顔がとても印象的だった新皇后陛下が、どうぞいつまでもお健やかでありますように! 続きを読む

    2019年5月1日

  • バッハ

    【良い大家、ことにヨハン・セバスチャン・バッハのフーガを熱心に弾くように。《平均律クラヴィーア曲集》を毎日のパンとするように。そうすれば、今にきっと立派な音楽家になる。】(シューマン:音楽の座右の銘より)  J.Sバッハの死後、古典派時代には彼の作風は古臭いものとみなされ好まれなくなりました。しかしメンデルスゾーンによる「マタイ受難曲」の復活上演を機にバッハが再評価されることになるのですが、シューマンより1歳年上のメンデルスゾーンはダヴィッド同盟(2018.8.17ブログ参照)のメンバーであり、シュー... 続きを読む

    2019年4月24日

  • スコアリーディング

    【大きくなったら、名人よりはスコアと交際するように。】(シューマン:音楽の座右の銘より)  子供達が将来、名人芸をひけらかすだけの演奏家にうつつを抜かしたりせずに、いつも楽譜を深く読み込み真摯に原曲を分析し再現できる音楽家になって欲しいと願っているのでしょうね。 スコアとはオーケストラ曲の総譜を意味するので、ピアニストがピアノ曲を多声的に読み取る能力を身につける必要性を述べると同時に、後年指揮者としても活躍したシューマンが子供達にスコアリーディングの勉強を勧め、将来指揮者も目指して欲しいと... 続きを読む

    2019年4月18日

  • アンサンブル

    【人の集まったところで何度も弾くことは、益よりも害が多い。人に見られるのは構わないが、自分の内心に顧みて恥ずかしいような曲は、決して弾かないように。しかし、他の人々とあわせて二重奏や三重奏をする機会があったら、決して逃さないように。人と合わせると、演奏が流暢に達者になる。歌を歌う人の伴奏も、いつもするように。】(シューマン:音楽の座右の銘より)  人前で演奏するためには、しっかりと準備をしなければならず、惰性で繰り返していると確かに演奏が荒れてくるものです。  またシューマンは聴衆に迎合す... 続きを読む

    2019年4月12日

  • 時代遅れ

    【どんな流行も結局時代遅れとなる。年寄りになってもそれを続けていると、時代遅れとして誰にも尊敬されなくなる。】(シューマン:音楽の座右の銘より)  ロマン派の時代には技巧をひけらかすための作品が大流行しました。当時人気のあったオペラのアリアなどをテーマにした技巧的な変奏曲や、自由な改変曲など、芸術的な内容の伴わない作品が大量に作られました。それらの曲の多くは、今やほとんど忘れ去られていますが・・・ 演奏スタイルにも流行がありました。大仰な身振りで聴衆受けを狙ったり、原曲に派手なアレンジを施... 続きを読む

    2019年4月6日

  • 芸術家の喝采

    【いわゆる大演奏家はよくやんややんやと喝采されるが、あれをみて思い違いをしないように。みんなが大衆の喝采より、芸術家の喝采を重んじるようだといいと思う。】(シューマン:音楽の座右の銘より)  ここで言う大演奏家とは当時大衆にもてはやされた名人芸ピアニスト達。シューマンは彼らが作曲家の意図を捻じ曲げて、派手なだけで芸術性の低い演奏で聴衆の人気を博していることに我慢がならなかったのです。そこで音楽を学ぶ子供達がしっかりと芸術を見極められる判断力を持って欲しいと願ったのでしょう。  そしてそこに... 続きを読む

    2019年3月31日


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