安川加壽子記念コンクール　結果

このコンクールは第１次予選、第２次予選、本選とそれぞれ異なった課題曲が課せられています。
第１次予選は、エチュード１曲と古典派のソナタを合計10〜15分。
第２次予選は、バロック１曲とロマン派からの選曲を20〜25分。
本選は、フランスもの１曲を含めた30〜40分のリサイタルプログラム。
これらを約１ヶ月の間に演奏するのはとても大変なので、事前にしっかり準備しておかなければなりませんね。しかし残念ながら1次で落ちてしまえばその後は弾けないのですから厳しいですね。まあ、大きなコンクールは皆そうなのですが・・・
第1次予選は105名中29名通過、第2次予選29名中本選通過は8名と大変狭き門でした。本選出場者は皆大変立派な演奏をされており、その中から１・２・３位が選出されましたが、入選に終わった方でもとても魅力的な演奏をされていたのが印象に残っています。
　コンクールは審査員の好みなどにも影響されるので、審査結果に囚われずに自分の将来への糧として前向きに捉えることが大事だと感じました。（森直紀）