芸術家の喝采
【いわゆる大演奏家はよくやんややんやと喝采されるが、あれをみて思い違いをしないように。みんなが大衆の喝采より、芸術家の喝采を重んじるようだといいと思う。】(シューマン:音楽の座右の銘より)
ここで言う大演奏家とは当時大衆にもてはやされた名人芸ピアニスト達。シューマンは彼らが作曲家の意図を捻じ曲げて、派手なだけで芸術性の低い演奏で聴衆の人気を博していることに我慢がならなかったのです。そこで音楽を学ぶ子供達がしっかりと芸術を見極められる判断力を持って欲しいと願ったのでしょう。
そしてそこには、「ピアニストとして挫折した自分は大演奏家ではないが真の芸術家である」というシューマンの強い自負心が伺えると思います。(森直紀)
ここで言う大演奏家とは当時大衆にもてはやされた名人芸ピアニスト達。シューマンは彼らが作曲家の意図を捻じ曲げて、派手なだけで芸術性の低い演奏で聴衆の人気を博していることに我慢がならなかったのです。そこで音楽を学ぶ子供達がしっかりと芸術を見極められる判断力を持って欲しいと願ったのでしょう。
そしてそこには、「ピアニストとして挫折した自分は大演奏家ではないが真の芸術家である」というシューマンの強い自負心が伺えると思います。(森直紀)
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