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影山裕子ピアノ教室

  • 作曲家が楽譜に閉じ込めた音楽を開封して解放するのが演奏 Vol.4

    作曲家が楽譜に閉じ込めた音楽を開封して解放するのが演奏。 とタイトルにしてしまっていますが、 要は。 譜読みをして音の高低、リズムを正しく読んでピアノで弾いた後、いかにそれを「音楽」にするか、というお話しです。 自然な状態での時の進みは、日が上り、夜になると日が暮れ、と1日が過ぎます。 私たち人間がその1日を24時間で割って更に60分で割って、60秒で割って、1秒の長さ、というものが存在していますが、時計のない空間、人間以外の動物や植物にとって1秒の長さというのはあまり意味を持っていないですね。 1分... 続きを読む

    2024年5月17日

  • 体験レッスンでブルグミュラー

    昨日は大人の月一ピアノレッスンをご希望の方が体験レッスンにいらっしゃいました。 子供時代にピアノを習われていて30年ぶり、ということでしたので、以前演奏されていたブルグミュラー25番練習曲からお好きな曲を弾いてきてください、とお話ししていました。 どーんと9曲、弾いてきてくださいました。 せっかく弾いてきてくださったので9曲、ご一緒させていただきました。 ブルグミュラーはロマン派時代のドイツの作曲家ですが、一曲ごとに色々なタイプの音楽を提供してくれるので、その音楽の情緒や、右手、左手の歌い方... 続きを読む

    2024年5月15日

  • 移調奏ができない

    昨日は音楽大学のレッスンでピアノ副科の学生さんが「移調奏ができないのでコツを教えてください」と要望を出してくれました。 簡単なメロディーの書かれた楽譜を持ってきていました。なんでも、他授業の課題だそうです。 まず、ハ長調で書かれたその簡単なメロディーを何度か弾いてみて、歌ってみて、その音楽を覚えてみます。(慣れてくるとこの作業なしでもできるのですが、音楽を覚えておくと、移調した時にあっているか間違っているかが感覚的に判断できます。) そして、たとえば、隣のニ長調に移調しよう、とするときに... 続きを読む

    2024年5月14日

  • 作曲家が楽譜に閉じ込めた音楽を開封して解放するのが演奏 Vol.2

    おはようございます。 作曲家が楽譜に閉じ込めた音楽をいかに読み解くか。 小難しいタイトル掲げてますが、ピアノで作曲家の作品を弾く、ってどういうことかな、ということに少し思いを馳せてみましょう。 まず、楽譜をみて、一番先に現れる左端の音部記号(おんぶきごう)を確認。 ピアノ音楽の場合は多くは右手と左手両方で奏でるので、上下二段構えの大譜表(だいふひょう)が用いられます。 そして多くは上の右手で奏でる音楽が書かれる五線紙の左端にはト音記号、 下の左手で奏でる音楽が描かれる五線紙の左端にはヘ音... 続きを読む

    2024年5月11日

  • 作曲家が楽譜に閉じ込めた音楽を開封して解放するのが演奏 Vol.3

    おはようございます。 作曲家にとって、どの調で音楽を書く、ということは、とても大切、と昨日お話ししましたが、そもそも調というのはどんなものなのでしょうか。 今、私たちが世の中で聞いている音楽は、平均律という音律で書かれています。 平均律とは1オクターヴを12等分した音律のことです。 ド・ド♯・レ・レ♯・ミ・ファ・ファ♯・ソ・ソ♯・ラ・ラ♯・シ・(ド) ピアノの鍵盤をドから黒鍵白鍵ふくめて右に順番に12個押して出てくる音は平均律です。 バッハが生まれた頃はこの平均律は一般的ではなかったのです。 そ... 続きを読む

    2024年5月11日

  • 作曲家が楽譜に閉じ込めた音楽を開封して解放するのが演奏 Vol.1

    今日は午前中、音楽高校でのピアノレッスンの授業をしてまいりました。 ピアノ副科の生徒さんのクーラウのソナチネのレッスンでのこと。 楽譜は右手も左手も正しい音を読んで、長さも正しく弾いているのですが、音楽に推進力が足りない。 時計の針が1分間に60秒を刻むのと違う時間軸が、音楽を奏で始めたらその空間に流れ始めるわけで、作曲家がどのようなテーマを組み立てて音楽を作っているかを分析しながら一つ一つのテーマを適切に描きつつ演奏する人が自分のテンポ感を持って、音楽の持つ拍節感を感じながら立体的な音楽空... 続きを読む

    2024年5月8日

  • バッハのフーガ

    今日はバッハのフーガについてのレクチャーで演奏助手を務めました。 来週に行われるバッハの無伴奏ヴァイオリンのコンサート(札幌交響楽団副首席ヴァイオリン奏者の飯村真理さんのコンサート)に先立ち、バッハの凄さをちょっと勉強してみよう、というレクチャーでした。 バロック時代のバッハの音楽は、教会音楽(キリスト教のミサのための音楽)と世俗音楽(貴族のための楽しむための音楽)の両方を作曲し演奏していましたが、教会音楽のもとのグレゴリオ聖歌の流れを汲む、単旋律がいくつか絡み合う音楽を得意としていました。... 続きを読む

    2024年5月4日

  • 新学期が始まってひと月。

    5月になりましたね。 札幌も美しい季節になりましたね。 街角の桜はもう盛りを過ぎてしまいました。花の命は短いですね。でも、また来年の桜に会う楽しみもあります。 新学期になり、大学でも高校でもおひとりずつ新しい生徒さんが入って来られました。 調判定の練習をしています。 調号にシャープがいくつあったら何長調、そして何短調。 調号にフラットがいくつあったら何長調、そして何短調。 それがわかると、楽譜を見て、作曲家が何調を選んで作曲したか、にまず思いを馳せてみることは案外、とても大切です。 続きを読む

    2024年5月1日

  • 新聞で取り上げていただきました

    先月末、主催する若い音楽家を応援するコンサートシリーズ〈未来へつなぐコンサート〉の特別公演を札幌大通公園そばのザ・ルーテルホールで行いました。 その模様を今朝、北海道新聞の文化面で取り上げていただき嬉しい朝でした。 東京芸大3年(4月から4年)テノールの本堂誠彦さん、 北海道教育大学3年(4月から4年)のバリトン小野寺陸さん、 東京芸大3年(4月から4年)楽理科で楽曲解説と歌曲伴奏の本堂笙子さん、 札幌大谷大学4年(今年イギリスの王立音楽大学に入学が決定している)ピアノの荻原るうかさん、 東京芸大... 続きを読む

    2024年4月16日

  • 今年度 初めまして、で調性のおはなし

    今日は非常勤でピアノの授業をしに行っている音楽大学の初めての授業でした。 ピアノを副科としてとる学生さんは、専科が管楽器、弦楽器、声楽の人など様々ですが、 中学、高校の吹奏楽部で管楽器に出会い、上達したので大学でも管楽器で受験される人も結構多いです。 そして、ピアノは今回初めてです、というひとも案外多いのです。 まずは、どのくらい楽譜が読めるのか、ということを聞いたり、鍵盤でドレミファソラシドと止まらずに弾けるか、主和音を弾けるか、長調・短調のちがいがわかるか、楽譜の調号を見て調を判別で... 続きを読む

    2024年4月15日

  • 新学期を迎えて

    4月になりましたね。 非常勤講師としてピアノの授業に行っている音楽高校では今週最初の授業がありました。 おなじく非有常勤講師としてピアノの授業に行っている音楽大学は今週は入学式と重なったので、来週月曜日が今年度の初授業です。 自宅とStudioでレッスンをしている生徒さんも新しい年度を迎えて学年が一つあがってウキウキした表情をしています。 春はいいですね。 新しい習い事にピアノを考えている方、是非ともご一緒ください。 ピアノを練習することで身に付く時間の過ごし方、頭の使い方、あります。 そして... 続きを読む

    2024年4月11日

  • 若いピアニストが大活躍

    この頃の若いピアニストは本当に素晴らしい人が多いです。 ピアニストに限らず、ヴァイオリニスト、フルーティスト、 音楽家に限らずスポーツ選手、将棋の棋士、若い才能を思う存分輝かせる人が多いですね。 思うに、教育する人、環境が育っているからだと思います。 才能のある人たちが小さい頃からいい教育だけ受けたら、それはすくすく大きく育ちますね。 でも。 才能のに溢れて、若い時から取り組んでいる人はプロになるとしても、音楽や、スポーツや、将棋やあれやこれや、プロじゃない人が一番楽しむ特権を持っている... 続きを読む

    2024年3月21日

  • ピアノ発表会は大切

    今日は若い生徒さんのピアノ発表会でした。 今日に向けて1ヶ月から1年間、それぞれのペースでそれぞれ演奏したい曲を選んで準備してきました。 バッハ インベンション、 モーツァルト ソナタ ショパンのワルツ、ノクターン、エチュード、バラード、 ベートーヴェンのソナタ ラヴェルの「水の戯れ」 リハーサルの時間ではとても緊張して普段の力が発揮できなくても、その後の本番に向けて気持ちを落ち着かせて今できる精一杯を演奏できました。 人前で演奏することでしか詰めない経験値、みんなひとつずつ積んで、素敵... 続きを読む

    2024年3月10日

  • 4月からの教室空き時間のお知らせ

    3月は若い人たちにとって締めくくりの時期ですね。 わたしの生徒さんたちのなかでも卒業や合格発表を控えている方たちは、それぞれが人生の新たなステージに向けて歩んでいます。 難しいと思っていた大学のピアノ科に見事合格された生徒さん、 卒業生を送る会の全校合唱の伴奏をして喜ばれたといって喜ぶ生徒さん 来年は受験生になるから、と勉強とピアノの配分を考えて、それでもピアノは続けたい、と効率の良い時間の使い方のシミュレーションをする生徒さん、 ことばを発することが苦手だったのに、こちらからの問いかけにだ... 続きを読む

    2024年3月8日

  • シューマンのピアノ曲は

    前2回のブログでシューマンの生涯について触れ始めましたが、シューマンのおいたちに興味がある方というのはとても限定的なのだろうと、ふと気づきました。 ですので、ピアノにご興味がある方にとってシューマンという作曲がどんなピアノ曲を残したか、シューマンのピアノ曲の特徴、ということにフォーカスしようと思いました。 シューマンのピアノ曲は ・「人生の前半にまとめて書かれている」 のです。 最初ピアニストを目指していたシューマンにとってピアノを使って作曲することはとても自然なことでした。20歳の頃であった... 続きを読む

    2024年3月6日

  • ドイツ・ロマン派の星、シューマンってVol.2

    前回のブログの続きです。 トロイメライの作曲者シューマンについて、少し知っていただきたくシューマンの生い立ちをご紹介。(日本シューマン協会札幌支部長なもので) ****************************** ときにシューマン18歳、ベートーヴェンに憧れ、シュトゥルム・ウント・ドラングを引き継いで当時の文壇を席巻していたドイツ・ロマン派の中心的作家ジャン・パウルやホフマンに熱狂的に傾倒し、ドイツ・ロマン派の息吹を体いっぱいに吸い込んだ文学青年でした。 初めて故郷を離れ、都会で青... 続きを読む

    2024年3月5日

  • ドイツロマン派の星、シューマンって Vol.1

    シューマンという作曲家、ご存知でしょうか。 名前、聞いたことある。。という印象の方がほとんどなのかな、と思うのですが、小さなピアノ曲「トロイメライ」の作曲者、というと、ああ、そうなのね、と思われるでしょうか。 ピアノの詩人と呼ばれるショパンと同じ年に生まれています。1810年生まれ。 ショパンは東欧のポーランドの生まれですが、シューマンはドイツ生まれの作曲家です。 シューマンは素敵なピアノ曲もたくさん残しているので、シューマンついて、すこしずつここでもお話ししてみます。(シューマンの音楽の普... 続きを読む

    2024年3月2日

  • シューマンとドイツ料理と

    今から30年前、ドイツのベルリンに留学し、ドイツ人大家さんの家に住み、4年間音楽大学でピアノを学んでいました。 その中で、ドイツロマン派の作曲家ロベルト・シューマンの音楽に魅せられて帰国してからも研究、演奏続けてきました。 東京にある日本シューマン協会に入会させてもらい、そのうちに札幌支部を設立するお許しをいただき、シューマンのピアノ曲、歌曲、室内楽を素敵な演奏家たち(札幌交響楽団のコンサートマスターや首席奏者、歌手の方々たち)と一緒にコンサートを続けてきました。 昨日は日本シューマン協会札幌支... 続きを読む

    2024年3月1日

  • 暗譜あれこれ

    ピアノのコンサートやコンクール、試験、 人様の前で演奏するときに欠かせない「暗譜」。 暗譜は高い高いハードルです。 暗譜が苦手、という声もよく聞きます。 そもそも、暗譜はいつからの習慣なのでしょう。 それは、「ピアノの魔術師:フランツ・リスト」から、という説とシューマンの愛する奥さんクララ・シューマン(結婚前はクララ・ヴィーク)」から、という説がありますが、どちらにせよ、ベートーヴェンの後のロマン派の時代からです。 クララが暗譜で演奏した初めの頃には、「作曲者に対して失礼だ」という声も上が... 続きを読む

    2024年1月22日

  • ツェルニー練習曲、バッハ・インベンション、シンフォニア、ソナチネetc...

    今日はレッスン日。 朝は音楽科のある高校のピアノレッスン授業でバッハ インベンションとクーラウのソナチネ。フルート専攻の生徒さんやチェロ専攻の生徒さんの服かピアノレッスンでした。 主専攻の楽器の歌い方や特徴と絡めて音楽の話、ピアノのテクニックのお話をすると、よくわかってくれて演奏が俄然変わります。頭で理解して、こういう音を出したい、と思い描いて弾くことは大事です。 夕方からは家レッスン小学生、中学生、高校生おひとりずつ、ツェルニー練習曲30番、40番、バッハ シンフォニア、ショパン「子犬のワル... 続きを読む

    2024年1月17日


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