日本全国のピアノ教室が5000件以上掲載!

オンライン 山田亮音楽教室

  • どこまで責任を持つか

    仕事をする時、どこまで責任を持つかというのは難しい問題です。 演奏の仕事で言うと、ピアニストは楽器を持ち運ぶことがほとんどありません。会場に置いてあるピアノがどんな状態でも、それでベストを尽くすというスタンスが普通です。 しかしやろうと思えば自分で調律師の方を手配したり、極端な例だとピアノを運搬して会場に入れることも不可能ではないかもしれません。とはいえいつもそうしていたら大変です。 また、スタッフや共演者との関係もあります。自分がこうしたら良いと思うことを全て伝えて、その通りに動いても... 続きを読む

    2018年10月10日

  • 知性と感性

    音楽には数学みたいな知性的なゲームの側面もあります。数学や物理と音楽の関係は深いし、音と音の関係を数学的にとらえる事でうまれた響きもあります。 一方、音楽は感情を表すものでもあります。歌は泣き声や歓びの表現でもあります。なぜだか分からないけれど心を大きく揺さぶられる音楽もたくさんあります。 知性と感性、その両方を融合させることができるのが音楽の面白いところだと思います。音楽をやればやるほどその面白さを発見できて嬉しいです。 続きを読む

    2018年10月7日

  • あるがままは簡単ではなく

    音を出す時、自分のイメージや音の行きたがっている方向のまま素直に音を出せば、よく響く素直な良い音になると思います。音を過不足なく、あるがままに響かせていく感じ。 でもそうするのは難しいです。 余計なことをいろいろ考えてしまいがち。 普段は、余計なことを考えないためのトレーニングをしています。 自分の耳と心でしっかりと感じる練習。 続きを読む

    2018年10月5日

  • 音楽に一番必要なこと

    音楽に必要なことはたくさんありますが、一番大事なのは肯定する力だと思います。 自分自身を愛することと、周りで起きていることを愛することが大切だと思うのです。 続きを読む

    2018年10月4日

  • 音楽理論は積み重ね

    音楽理論の学習は積み重ねだと思います。 基本的なことをしっかり理解したら、その知識を使って次の段階の事が分かるようになります。そして次の段階の事を学ぶと、前の段階に戻った時により深く理解出来るようになっています。 ジャズ・ポピュラー系の場合、以下の順番レッスンを進めていくことが多いです。 半音と全音 ↓ メジャースケール ↓ 音程 ↓ 和音の種類 ↓ ダイアトニックコード ↓ マイナースケール ↓ ツーファイブ ↓ セカンダリードミナント ↓ 裏コード ↓ テンションやその他のスケールなど。... 続きを読む

    2018年10月4日

  • 正しい唯一の道はたぶん無くて

    何かを学んでいく時に、絶対に正しい道というのは無いと思います。 でも自分に合ったやり方というのは、きっとあるはず。 ものの考え方や感じ方は人によってかなり異なります。なので、誰かがやっているあるやり方でうまくいったとしてもそのやり方が自分に合うかは分かりません。自分に向いているやり方を見つけて、それを一生懸命やることが大事です。 なので逆にものを教える立場としては、一つの事を伝える時になるべく多くの方法で伝えることが出来たら良いと思います。どの言い方がその時の相手に響くのかは、いろいろな... 続きを読む

    2018年9月27日

  • 社会や周りの状況と関わり合いながら

    クラシックの曲についていろいろと調べていくと、いわゆる名曲も、崇高な芸術的理想を追い求めるためだけに書かれたとは限らないことが分かってきます。就職活動のために書かれたり、誰かに気に入られるために書かれた曲もたくさんあります。 楽器の編成や曲の長さなどもいろいろと制限があったとは思いますが、その中で一番自分のいいと思う音を紡いでいったのでしょう。 完全に自分にとって都合の良い環境というのはまず存在しないし、それがあったとしても面白くないかもしれません。その時の状況の中で自分が出せたものがまさ... 続きを読む

    2018年9月23日

  • 教える時には相手の良いところを探したいという話

    プライベートレッスンや大学の授業をしているので、音楽を誰かに教える機会があります。 誰かに何かを教える時、たくさんの事を伝えようとしたりしっかり仕事をしたいと思えば思うほど、相手のことを否定してしまいそうになってしまいます。 これは怖い事です。 何かを学ぶことができるのは実際には本人で、先生はその手助けをするだけ。 何かを習得していく時というのは楽しいものですが、時には苦しい場面もあります。そんな時に音楽への愛情がしっかりあれば乗り越えていけるものです。 だから、先生は生徒が音楽を好き... 続きを読む

    2018年9月21日

  • 合わない感じのする時

    誰かと音楽をしていて、どうしても合わない感じがする時もあります。お互いに寄り添っていこうとする態度は必要だと思いますが、音楽に対する感覚を曲げてまで合わせにいくのはやり過ぎかもしれません。相手を尊重して否定しないようにしながらも、自分が心から良いと思う音楽を丁寧につむいでいきたいと思います。 続きを読む

    2018年9月20日

  • 音楽を学んだ意味は未来になるとわかる

    自分でもよく実感しているし、レッスンでもよく言うことですが、現在学んだことというのは1年後とか5年後とか、少し先の未来にその意味が分かることが多いです。 なので焦って効果を求めず、過程を楽しめるようなやり方で学んでいくと良いと思います。 続きを読む

    2018年9月17日

  • 例えば、メトロノームのこんな使い方

    難しい場所を練習する時に、メトロノームを使う場合があります。 例えば4分の4拍子で四分音符=100のテンポの曲の場合、普通はそのままメトロノームを四分音符=100のテンポで鳴らします。すると1小節に4回メトロノームが鳴るはずです。 難しいフレーズがある時は、そこのフレーズだけ取り出して、メトロノームの速さを変えずにメトロノームの音を16分音符だと思って弾いてみます。一小節に16回メトロノームが鳴ることになります。つまり四分音符=25のテンポで練習する事になります。 だいたいの場合はここまで遅くすると余裕... 続きを読む

    2018年9月14日

  • 即興演奏する時は。

    最近、ライブで完全な即興演奏をやる事が多いです。お客様から何を考えて弾いているのか聞かれる事も多いのですが、何も考えておりません。もう少し丁寧に言うと、なるべく何も考えずにいられるようにしています。 その場で何かを企んだり、欲のようなものが出るとうまくいかない事が多いです。今までに経験してきた事、勉強してきた事が自然と出てくる形が理想だと思っています。 自分の心が求めるものをそのまま表現したいと思っているのです。 続きを読む

    2018年9月11日

  • 自分自身の心の声をそのまま

    表現する時、お客さんに対して誠実であるためには、お客さんが好きそうなものを探るのではなく、自分自身の心の声が本当に求めるものをそのまま伝える事が大事なのだと思いました。 難しい事だけど、そうしていこうと思います。 続きを読む

    2018年9月10日

  • ソルフェージュや耳の訓練をするとき

    最近、YouTubeなどの動画サイトをみるときに、英語で音楽を教えてくれる映像をチェックしています。日本で受けてきた教育や自分で考えてきたことと似ている時もあるし、全然違う視点を教えてもらって勉強になることもあります。 ソルフェージュや耳の訓練についての動画をみていた時に、いいなーと思った言葉がいくつかありました。 ● 絶対音感と違って、相対的な音感は必ず身につけることが出来る。だから決してあきらめないこと。 音や音楽を聴くというのは、ただ聴くだけでなく、音を感じて体験するということ。 音を... 続きを読む

    2018年9月9日

  • クラシックのアナリーゼ(楽曲分析)をするとき

    クラシックの演奏をしている方のために、アナリーゼ(楽曲分析)のレッスンをする時があります。その時にやっている内容を少し書いてみようと思います。 まず調性があるものとないもので大きくやり方が変わると思うのですが、今回はひとまず調性があるものを想定してみます。いわゆるハ長調とかニ短調とか決められる曲です。近代以降の曲だと調性を決められない曲もたくさん出てきます。 調性が決められる場合はまず調性を確認します。調号を確認して、メインの調が何なのか調べます。それから臨時記号などを見ながら、どこで転... 続きを読む

    2018年9月8日

  • 毎回毎回が発見。音楽をどうやって楽しむか。

    最近おかげさまで、レッスンや講習・講義などをさせていただく機会も増えてきました。対象の方は本当にさまざまで、小学低学年から高学年、高校生、大学生、30代の方、40代の方、さらに年上の方まで。 教える機会がどれだけ増えても、経験を積んで楽になるということはないと感じます。 同じような年齢の生徒さんでも人によって理解の仕方やものごとの感じ方は全然違うので、いつも伝え方を考えていく必要があります。でも仕事に慣れて単純作業の繰り返しのようになってしまうより楽しいかもしれません。 本当に、音楽を教える... 続きを読む

    2018年9月6日

  • 楽しいことなので

    自分はもっともっと演奏が上手くなりたいし、音楽の事をもっともっと知りたいと思っているのですが、それはもっともっと自由に音楽を楽しみたいからです。音楽の事を知れば知るほど、音楽の豊かさ、美しさ、楽しさを感じることが出来ると実感しています。それは人生をもっともっと楽しくする事につながっていくと思うのです。 続きを読む

    2018年9月4日

  • 楽曲分析(アナリーゼ)って何のためにする?

    ある曲を演奏するとき、楽曲分析(アナリーゼ)をすることがあります。 分析というのはいったい何のためにするのでしょうか? 曲というのはさまざまなやり方で付き合うと、さまざまな顔を見せてくれます。分析をした方が曲のことをよりたくさん知る事が出来ます。その曲と長く深く付き合うと自分と曲の距離が近づくでしょう。まずこれが分析をするメリットだと思います。 また、歴史的にその曲がどう扱われてきたかを知らないと損をする時もあります。お客さん達の中で常識となっている事を演奏者が知らないと、がっかりされ... 続きを読む

    2018年9月3日

  • 作曲のレッスンって何をする?

    作曲のレッスンとは何をするのでしょうか? 音大で作曲を学び、今も音大で教えている経験から感じることを書いてみます。 作曲といってもいろいろなやり方があります。 レッスンをやる上で分かりやすいのは、作りたい曲のスタイルが定まっている場合です。 例えばラヴェルみたいなスタイルで作りたいとか、1990年代Jポップ風のバラードを作りたいとか。その場合は目標とする曲が存在するので、レッスンでは作った曲と目標との違いを指摘していけば良いわけです。 では目指すスタイルが決まっていない場合はどうしたら... 続きを読む

    2018年9月2日

  • 音楽理論が分かると、音楽をさらに楽しめる

    音楽理論が分かると何かいいことがあるのでしょうか? 理論は数学みたいでなんだかややこしいし、音楽が楽しくなくなってしまうと感じている方もいるかもしれません。 個人的には、音楽は感覚だけでやった方がいいと思っています。 そして、言葉で音楽を説明することには危険が多いとも思っています。 しかし感覚には限界があります。 どんな人でも、音楽から感じ取れていない部分があるはずです。 音楽の全てを感じ取るべきだ、とは思いませんが、感じ取れる部分が増えると音楽の楽しみが増えます。 音楽理論は最初こ... 続きを読む

    2018年9月1日


↓お問い合わせ・体験のお申し込みはこちらから!↓

この教室へお問い合わせ