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本当にあったギリシャのお話4

昨日までに、ピタゴラスが、見えない音の世界を「数」というものに置き換えて、音の謎を解明していった偉業についてお話ししました。

さて、彼が3:2の法則に基づいて考案した音階「ピタゴラス音階」には、大きな問題がありました。

それは、弦の長さ3:2の法則に従って、ド→ソ→レ→ラ→ミ→シ→ファ→ド(「レ」以下、奇数順番の音は、弦の長さを二倍にして、1オクターブ下げて、順番を入れ替えると、音階が出来ます。)とした場合、後に来る「ド」は最初の「ド」の二分の一の長さにならないのです。若干、長すぎることになるので、それでは、2:1すなわち「オクターブ」の法則から外れてしまします。

この「ズレ」がピタゴラス以降の音楽界において、大きな問題として論議されることになりました。今では、「平均律」というオクターブの音を2:1にピッタリ合わせる(12個の構成音は誤差を許容しつつ等分する)という音階が、一般的に用いられるようになったのです。


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