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鍵盤が動かない・・・!!

生徒さんから「ピアノを買いました!」とご報告を受けました。それで、「良かったですね。これから練習が楽しくなりますね。」と申し上げました。

ところが、その生徒さんから、「実は、そのピアノ・・・、鍵盤がほとんど全部動かないんです・・・」という暗い返事が返ってきました。

それで、購入の詳細について尋ねたところ、そのピアノは、オークションで5万円(送料別)で入手した物ということが分かりました。

それで、お近くの楽器店のメンテナンス部署より、技術者を派遣してもらって、19万円もの費用をかけて修理したにもかかわらず、相変わらず、そのピアノは「演奏不可能」という状態から立ち直っていないということも分かりました。

当教室の生徒さんには、いつも言ってあることですが、中古ピアノを選ぶときは慎重になる必要があります。ピアノは長く使う物ですので、オークションをはじめとしたネット販売ではなく、ご自身で現物をご覧になって試弾される方が安心です。それが叶わない場合は、信頼できる方(師事している先生や懇意にしている調律師)に委任するなどして、不安材料のない条件下でピアノをお選びになって下さいね。

ウィステリア・ピアノクラスでは、ピアノ選びのお手伝いもしておりますので、ご興味のある方はご連絡下さい。購入後のメンテナンスについてのご相談もお受けしております。下記は、技術者の方からの「中古ピアノ選定の際、「最も気をつけること」です。
当教室専属の主任調律師から頂いたメッセージを元にして、まとめたものをアップしました。

          ★E調律師によるチェックポイント★

お客様が選ばれたピアノの維持管理に、どの程度心配な点があるかを判断しています。

見た目でわかるのは、フェルト部品等の消耗部品の磨耗量が年数から適量か、一定期間で交換と判断する部品が交換されているかどうか、交換間近ではないか、環境による劣化では、弦を止めているピンのサビ具合、弦の表面のザラつき、鉄骨のサビ、響板や外装パネルの内側のカビやシミ、部品の反りや変形、等から、湿気や過乾燥による劣化具合、音の響きでわかるのは、これまで使用されていた方の演奏の使われ方、例えば、激しく使われたか、逆に放置されていたか、演奏による弦が乗る鉄骨側の劣化、また、その機種の平均的な音色や弾き心地から、どの程度逸脱しているのか、そして重要なのは、弦を止めているピンの硬さで、ここが緩いと最悪、調律不能になりますので、ここも、ピックアップして、ピンを回して確認しています。etc. etc.......


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