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音楽の記号:シャープ、フラット、ナチュラルの起源

皆さん、こんにちは。今回は音楽の記号、特にシャープ、フラット、ナチュラルについてお話しします。

音楽が発展し、和声(ハーモニー)が生まれた11世紀頃、キリスト教のために使用する和声の中で、増4度という和音がタブーとされました。これはドレミで例えると、ファの音とシの音を同時に鳴らした音で、当時の人々には非常に不吉な音に聞こえました。これは「悪魔の和音」と呼ばれ、悪魔関係の曲を除いて絶対に使ってはいけませんでした。

しかし、歌を作る時に、どうしてもその和音を使わなければならない場面がありました。そこで作曲家たちは苦肉の策として、「シ」を半音下げることにしました。そして、楽譜に書くときに、「ここはそのまま歌うと悪魔の和音だから半音下げてね」という意味の注意書きとして、シに当たるBの小文字、"b"を表示するようになりました。

この"b"の派生として、ナチュラル記号(♮)も生まれました。これは、半音上げたり下げたりした音を元の音に戻すときに使います。

その後、半音上げるところも下げるところも"b"で表わしていたので、半音上げるところは角ばった"b"、下げるところはなめらかな"b"と筆記で区別することになりました。そして、角ばった"b"はシャープ(♯)に、なめらかな"b"はフラット(♭)になりました。そして、印刷したときに見やすくするために、デフォルメしたのが現在の形です。

以上が、シャープ、フラット、ナチュラルといった音楽で使用される記号の起源についてのお話でした。レッスンにご興味がある方は、「ウィステリア・ピアノクラス」で検索して、ホームページからお気軽にお問い合わせください。


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