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新しい宗教オラトリオと立ち上がる習慣

皆さん、こんにちは!昨日のブログでは、「ヘンデルのハレルヤコーラスで聴衆が立ち上がる習慣は、ロンドン初演において国王ジョージ2世から始まる」と書きました。

しかし、もっと正確に言うと、「そのように信じられていることに起因する」とすべきかも知れません。実は、国王がその場にいた、あるいはその後のメサイア公演に臨席したという納得のいく証拠はないのです。立ち上がるのが実行されたことに最初に触れているのは、1756年付の手紙の中においてですが、これについては諸説あるため確かなことは分かっていません。

現代において、「ハレルヤ・コーラス」で観客が立つという習慣について、国や地域によって異なる様子が見受けられます。私が日本でこの上演を聞いたときは、全員立ち上がりましたが、メサイヤ全体は長大な作品であることから、多くの人は、どこでハレルヤコーラスが始まるのか分からなかったようで、立ち上がるタイミングがバラバラでした。

本国イギリスでは、立つ人と立たない人が混在しているとのことです。オランダではこの習慣の起源が古いことを理由に、立つ人に対して皮肉な視線が投げかけられるという話を聞いたことがあります。

個人的には、バリアフリーのコンサートホールも増えてきていることも、客席の人が立ち上がることを不自然にしている理由の一つであると感じています。時代の推移と伝統のバランスを取ることが大切だと思います。

ヘンデルに関する次のブログ記事では、ヘンデルの食生活についてお話しします。お楽しみに!

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