日本全国のピアノ教室が5000件以上掲載!

魚の出世に学ぶ

皆さん こんにちは!
緊急事態宣言下でステイホームの生活が続いていますね。
私は昨日、久々に外食を楽しみました。
メニューが豊富で迷ったのですが、結局、刺身とイナダの煮付けを注文しました。
実は、私は「イナダ」というものを知らなかったので、同席していた友人に聞いたところ、出世魚の一種であることを知りました。
出世魚というのは、成長とともに名前が変わる魚のことです。
inada inada2
いなだ(料理前) いなだ(料理後)
単に大きくなるというだけでは出世魚とは認められず、味や風格が上がっていく魚に限られます。
さながら徳川家康が、竹千代→元信→元康→家康と名前を変える毎に偉くなっていったようなものです。
さて、私はイナダを口に入れた瞬間、この魚と初めて出会ったような気がしませんでした。
どこかで、何度もお目にかかっていたかのような懐かしさに包まれたのです。
そこで私は、イナダについて調べることにしました。
すると面白いことが分かりました。
私は子ども時代を九州で過ごしたのですが、私の母は「ハマチ」を使った料理を作ることがよくありました。
出世魚の代表格である「ブリ」のことを、成長過程によって関東では、ワカシ→ワカナゴ→イナダ→ワラサ→ブリと呼び、九州では、ワカナゴ→ヤズ→ハマチ→メジロ→ブリと呼ぶのだそうです。
私が昨日食べたイナダは、名前を変えたハマチだったのです。
それを知った途端、子どもの頃の記憶がたくさん蘇ってきてとても幸福な気持ちになりました。
私のワカナゴ時代はピアノを玩具と思っていたらしく、台所から幼児用の椅子を引きずってきてそれによじ登ってはピアノで遊んでいたそうです。
ヤズ時代に入ると、学業と練習を両立することが困難になったことで、ピアノを継続するかどうかという選択で悩みました。
ハマチ時代に突入すると、私は普通科高校に通っていたこともあって、ピアノの練習はまさに時間との闘いでした。
私は現在、自分をメジロ(関東ではワラサ)だと思っていますが、そういった悩みとは日々直面しています。
私はまだ、成長途上にある未熟者に過ぎませんが、いつかブリになる日が訪れることを夢見ながら一生懸命に努力を重ねております。
生徒の皆様におかれましても、他の事柄との両立や練習時間の確保など数々の問題に直面されることとは思いますが、どのような状況にあっても音楽を一生の友にして頂けると喜びに堪えません。


↓お問い合わせは、こちらからどうぞ!↓
↑体験レッスンお申し込みも、こちらからどうぞ!↑

このブログへのコメント