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孫悟空の頭にある輪

皆さんは、緊箍児(きんこじ)という名前を聞いたことはありますか?
孫悟空の頭にある輪のことです。
感情的に好き勝手に行動する孫悟空を制限するために、三蔵法師が呪文を唱えることによって彼を支配するためのグッズです。
この緊箍児はおとぎ話と思われがちですが、実は万人が持っている性質なのです。
皆が奔放に行動すると社会の秩序が乱れますから、緊箍児で頭を締め付けられる孫悟空のように、自らの行動を制限するといったことは、全ての人々が行っていることだと思います。
しかし、思考過多に陥ってしまうと、今度は情報や理論に振り回されて、自分のしたいことや本来のあり方を見失ってしまいます。
緊箍児に例えると、その状態は「思考という呪文を唱えることにより、孫悟空の輪っかに頭を締め付けられ行動できなくなった」と言うことが出来ます。
聞くところによると、頭蓋骨は23個の骨で成り立っており、それぞれの部分が拍動したり、骨自体が拡張したりしているのだそうです。(クラニオセイクラルセラピーにおける概念であって、医学的には頭蓋骨の23 個の骨は縫合が強固のため動かないとされています。)
考えすぎている時って、頭がキュッと締まった感覚というか、骨間にスペースが小さくなって頭の中の血流が悪くなっているような感じがしませんか?
それが首や肩、背中の緊張に繋がってしまいます。
長年ピアノに関わってきた中で感じていることですが、演奏家、教師、学習者(成人)の区別なく、緊張型の方々が非常に多いということです。
整体やマッサージに通っておられる方もよくお目見えします。
そういった外的なアプローチも良いですが、思考傾向を転換させることにより締まった頭蓋骨が緩んできます。
そして、身体が変わると思考のパターンも自ずから変わってきます。
心身の状態を整えてピアノに向かったとき、今まで聞こえなかった音が鮮明に聞こえてきます。これまで悪戦苦闘していた難しいパッセージが、魔法にかかったように楽に弾けることもあります。


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