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アサフ音楽院

  • 永遠にひびく愛のシンフォニー ―故バーンスタインを讃えて―(1990年)4

    これはオーケストラの世界だけでなく、今の時代にあって、私たち教育の場にあっても家庭にあっても、人間として理想の姿ではないでしょうか。 私の次女は現在東京芸大ハープ科に在学中ですが、 このコンサートの日に帰阪し花束を差し上げ、生涯に残る感激となりました。 若きアーティストたちに残された数々のメッセージ、また火花を散らし、崇高な魂を燃焼し尽くして生きられた偉大な足跡に心から感謝を捧げ、天上での御冥福をお祈りいたします。<終わり>  続きを読む

    2020年1月27日

  • 永遠にひびく愛のシンフォニー ―故バーンスタインを讃えて―(1990年)3

    しなやかな身体からほとばしる生命の力。 フォルティッシモの所では指揮台の上で高くとび上がったり、足をふみならしたり、右に左にそのダイナミックな動きの中から「ここはこのように―。もっと大胆に―」という言葉が、叫びが聞こえてくるように感じました。 それらは綿密な譜読みによる自信によって、あのような情感を表現できるのだと伺いました。 演奏が終わった時、楽員たちの中に入って行かれ抱擁し、共に成し遂げたよろこびを分かちあっておられる姿はとても印象的でした。 バーンスタインは、オーケストラのメンバ... 続きを読む

    2020年1月26日

  • 永遠にひびく愛のシンフォニー ―故バーンスタインを讃えて―(1990年)2

    私が初めてバーンスタインに接しましたのは1985年、イスラエル・フィルハーモニーと共に来日、大阪フェスティバルホールでマーラーの交響曲第九番を指揮されたコンサートでした。 そのときの感激と興奮は言葉に表わしようがない程でした。 2千数百名の魂をゆるがし、魅了しつくしました。 弦の重厚な響き、包まれるようなやわらかな音は、身体中にしみ入るようでした。 曲が終わった後も皆感動の余り拍手することも忘れ、我に返った時は、誰彼となく舞台の方ににじり寄っていました。 われるような拍手に答えられたバー... 続きを読む

    2020年1月24日

  • 永遠にひびく愛のシンフォニー ―故バーンスタインを讃えて―(1990年)1

    アサフ音楽院院長・川崎紫明がスズキ・メソードの才能教育季刊誌に寄稿した、自身の音楽的ルーツを綴ったエッセイをお届けしております。 川崎紫明のルーツは30代で触れたヨーロッパの家庭レベルに根付く豊かな音楽文化でした。日本の厳格な音楽教育で育った紫明先生が当時受けたその衝撃と感動を振り返ります。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 巨匠バーンスタインの突然の訃報に接し、悲しみの涙があふれてなりません。指揮者として、作曲家として無限の可能性を秘め、天体の音楽をもたらして下さった偉大なる芸術家バーンスタインの死... 続きを読む

    2020年1月23日

  • ポーランドのクシシュトフ・ヤブウォンスキ先生のレクチャー

    ポーランドのクシシュトフ・ヤブウォンスキ先生のレクチャーに行って参りました。 音階とアルペジオの運指法が中心で、日頃私が研究に研究を重ね、指導している奏法を裏付けてくださるようなご指導でした。 先生のレベルには到底達し得ませんが、私は初歩の段階で懇切丁寧に指導している幼少期からの美しい手のフォームとテクニックについて確信が得られ、本当にセミナーに参加できて嬉しかったです。 1/31(金) 10時より田園調布 ノアにて川崎紫明著『一本指からの音符ビッツピアノ教本』セミナーを開催出来ることが... 続きを読む

    2020年1月22日

  • 愛こそすべて ―バーンスタインにふれて―(1985年)4

    翌4日は京都へお供しました。家族を残し、長い演奏旅行をしながら愛の足跡を残してゆかれるお一人お一人の心境を垣間見ながら、金閣寺の境内を歩きました。 夜は、バーンスタイン作曲「ハリル」。19歳の若さで戦死していかれた天才フルーティストのために書かれた曲でした。また、ブラームスの交響曲の、うねるような弦の調和、音色の美しさは、豊かな波となって押しよせて来るような感動でした。 大阪公演の最終日、ハーピストのユディットさん御夫婦と共に、心斎橋などショッピングのお供をしました。特に着物には非常に関心を... 続きを読む

    2020年1月21日

  • 愛こそすべて ―バーンスタインにふれて―(1985年)3

    翌3日はフェスティバル・ホールで、マーラーの交響曲第九番を聴きました。巨匠バーンスタインのお姿は、舞を舞う天女のようにも映りました。指揮台を踏み鳴らし、リズムにのっておどり、その身の軽やかさに秘められた、ものすごいエネルギー。愛のほとばしりが、岩にあたってはくだけ散る水しぶきのように伝わって来るのです。激しい生命が満ち充ちていました。 曲の最後はppで終わりますが、両手を静かに静かに下ろしていかれるその瞬間瞬間、息をのむ一時でした。全聴衆も一体となって、空気も全てが芸術の中にとかされる時間でし... 続きを読む

    2020年1月20日

  • 愛こそすべて ―バーンスタインにふれて―(1985年)2

    夕食後はヘブライ・ソングや日本の「赤とんぼ」「めだかの学校」などを歌ったりの交歓会となりました。クラリネットのヤコブさんがバッハのプレリュードを演奏して下さいましたが、ピアノも本当にお上手で、魂にしみ入る演奏でした。「自分にとっては楽器はおもちゃのようです」とおっしゃっていました。まるで坊やがパズルでも楽しんでいるような無邪気さで音楽に接しておられるのを見て、本当にうらやましく思いました。そこには自然の美しさ、心をとらえてやまない魅力があふれていました。 音楽は国境を越えて――と言われますが... 続きを読む

    2020年1月19日

  • 愛こそすべて ―バーンスタインにふれて―(1985年)1

    アサフ音楽院院長・川崎紫明が才能教育季刊誌に寄稿した、自身の音楽的ルーツを綴ったエッセイをお届けしております。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 2年半ぶりに来日されたイスラエル・フィルの方々と共に過ごしました興奮の一週間、夜もねむれない日々でした。 9月2日、主人がイスラエル留学中に学びましたヤコブ・バルネア先生(クラリネット主席奏者)、同じくクラリネットのイスラエル・ゾハルさん御夫婦、長女香子がアメリカ・インディアナ大学で一年間学びましたホルン主席奏者のメイル・リモンさん等を我家にお招きいたしまし... 続きを読む

    2020年1月18日

  • イスラエル・フィルと共に(1983年)4

    アミーナ女史もスズキ・メソードに関心をよせられ、今回ロケーションの一部に生徒たちの公開レッスンの模様をくりこまれました。 3歳児のモミジのような手で弾く「キラキラ星変奏曲」には、びっくりされました。思わぬハプニングに大よろこびされました。 最後に床の間・琴・日本人形などと、イスラエルのメノラー・壁かけ・人形などとを組み合わせ撮影されるカメラマンの方々の心に、深い愛と平和への祈りを感じ、目に見えない所で黙々と働いておられる偉大な人間像をきざみ込まれた思いがいたしました。 私たちの人生の恩師... 続きを読む

    2020年1月16日

  • イスラエル・フィルと共に(1983年)3

    ウェーバーの「クラリネットとピアノのための協奏二重奏曲」を3人で演奏いたしました。2台のピアノでブッツケ本番でしたので最初はどうなることかと案じましたが、初めての出合いとは思えないほど息の合った演奏が出来たことは、本当に不思議でした。ルートさんも「ブラボー、ブラボー」と言って、とても満足して下さり、よろこびをかくしきれないご様子でした。音楽には国境がない、としみじみ思いました。折しもやわらかい西日差す窓辺で、天国の絵巻物を見るような、夢見る一時でありました。 2年前、私がルービン音楽アカデミア... 続きを読む

    2020年1月15日

  • イスラエル・フィルと共に(1983年)2

    大阪での最終公演では、アンコールの拍手が鳴りやまず、3回目のアンコールに答えてイスラエル国歌「ハティクバ」が演奏されました。私はとめどなく流れ出る涙をどうすることも出来ませんでした。イスラエルの迫害の歴史が、強い魂となって音楽にほとばしり出ているようでした。全聴衆が起立したまま、楽団員がステージから姿を消してゆかれる間中、熱烈な拍手がつづき、しばしの時を忘れました。 コンサートの合間をぬって3月14日夜、イスラエル・フィルに同行された映画班のロケ隊が私宅を訪ねてこられました。娘の香子がエルサレ... 続きを読む

    2020年1月14日

  • イスラエル・フィルと共に(1983年)

    幻のオーケストラと言われ、全国音楽ファンの待望の的であったイスラエル・フィルハーモニー管弦楽団が、指揮者ズービン・メータと共に25年ぶりに来日、3月7日の東京公演を皮切りに9回のエネルギッシュな演奏日程の中、嵐のように大きな感動の渦を残して去ってゆかれました。 私は2度にわたる聖地巡礼を通し、魂のふるさとのようにも慕わしいイスラエルの方々との再会を待ちに待っていただけに、本当にうれしい10日間でした。主人のクラリネットの恩師ヤコブ・バルネア先生もメンバーに加わっていらっしゃり、涙の再開が持てたこと... 続きを読む

    2020年1月13日

  • イスラエルのルービン音楽院での講演(1981年)5

    このエッセイの最後にあたり、部分的ではありますが、バルダ・ニシュリさんのお言葉を思い出してみました。 ・「バッハの作品は、神の声といわれていますが、聖書をアカデミックな大学で勉強すると、アカデミックな面だけが強調されてしまうが、聖書の勉強で大切なのは、信仰である。それと同じように、音楽の勉強の場合も、テクニックを教えてゆくけれども、大切なのは、音楽への接し方であって、バッハにたどりつきにくいでしょう。」 ・「神を求めるということは、音楽を勉強する者にとっては、非常に高い段階である。私... 続きを読む

    2020年1月12日

  • イスラエルのルービン音楽院での講演(1981年)4

    3月6日には、私のためにタルマ・コーヘン先生が、香子のレッスンをして、見学させて下さいました。 ショパンのバラード、モーツァルトのソナタ、フランクのコンチェルト等、レパートリーの曲を次々演奏させ、その成長ぶりを見せて下さいましたが、先生の熱いお心に、感動いたしました。 日本におりました当時とは全く異なり、深みのある芸術的な感覚がキラキラと輝くようにほどばしる演奏を聴かせてくれましたが、先生の御指導のすばらしさに感謝は尽きませんでした。 その後、ピアニストのパルダ・ニシュリさんを御訪問い... 続きを読む

    2020年1月11日

  • イスラエルのルービン音楽院での講演(1981年)3

    本部よりお送りいただきました六歳の子供さんのモーツァルト、ソナタ・K331のテープをかけました折には、驚きの声があがり、一瞬会場が静まりかえりました。 この子供は天才ではないか? と質問された方がございました。 また、私は二女かぐやを育てて参りました経験に基づき、どんな質問にも応じることが出来、また体験談が非常にアピールしたようでございました。 よく鈴木先生が10年計画と申されますが、10年を経た今、しみじみと先生のお言葉が身にしみ、その成果のすばらしさに感動を覚えることでございます。 講演... 続きを読む

    2020年1月10日

  • イスラエルのルービン音楽院での講演(1981年)2

    ルービン音楽院は、コンセルバトワール(小・中・高生)とアカデミア(大学部)に分かれていますが、講演会は先生とアカデミアの学生を対象に行われました。約二百人くらいの方々が集われました。 ルービン・アカデミアでは、毎週水曜日には十二時より二時まで世界各国からの演奏家のコンサートとか公開レッスンが持たれており、非常に多彩な幅広い場が提供されています。 そのような授業の一環に加えられましたことは、本当に光栄であり、責任重大な使命を覚えました。 鈴木先生の「愛に生きる」「母国語の教育法と能力の... 続きを読む

    2020年1月9日

  • イスラエルのルービン音楽院での講演(1981年)1

    2月二14日、イエス・キリストの聖地であるイスラエルへ、マクヤ・グループの方々150名と共に旅立ちました。エジプトのピラミッド、スフィンクスなど当時の歴史を偲びながら、イスラエルの南部農園に入国しました時は、縁したたる野辺に咲く花々、荒地を見事に開拓され、見渡す限りの耕地に生き生きと芽吹く作物を目の前にして、建国イスラエルのエネルギッシュな生命感を覚えたことでした。地中海に面した紺碧にさえわたるエンゲディを前にして、またガリヤラ湖畔の静けさに包まれて、まるで絵巻物を見るような美しさに、夢見る者のよ... 続きを読む

    2020年1月8日

  • スズキ・メソード、鈴木鎮一先生と川崎紫明

    アサフ音楽院のピアノクラスはスズキ・メソードクラス、一般ピアノクラス、音大受験クラス3つ。 そのうち 世界48カ国に及ぶスズキ・メソードによる指導法については、 アサフ音楽院・川崎紫明院長のスズキ・メソードピアノ科指導歴50年 副院長・四宮香子は30年に及びます。 川崎紫明はこう語ります。 「鈴木鎮一先生との出会いは、私の人生を大きく拓き、幸福へと導いて下さいました。 私と多くの生徒たち、そのご家族にも幸せをもたらせました。 そして、私の2人の娘達、3人の孫達もスズキメソードで育ちました、3... 続きを読む

    2020年1月7日

  • 1本指からの「音符ビッツピアノ1」

    アサフ音楽院で使用しているオリジナルピアノ教本についてご紹介いたします。 ①小さな子どものためのピアノ導入として ②美しい手のフォームを作るために ③「音符ビッツ」を学ぶ子どもたちのステップとして ④大人のピアノの導入に 子どもたちはもちろん、鍵盤楽器などからピアノを始めたいという大人の方にも有効です。 アサフ音楽院・院長 川崎紫明制作・執筆によるこちらの教材は、 ピアノの先生はもちろん、一般の方でも、どなたでもご自由にお買い求めいただき、 指導にご使用いただけます。 アリー... 続きを読む

    2020年1月6日


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