愛こそすべて ―バーンスタインにふれて―(1985年)2
夕食後はヘブライ・ソングや日本の「赤とんぼ」「めだかの学校」などを歌ったりの交歓会となりました。クラリネットのヤコブさんがバッハのプレリュードを演奏して下さいましたが、ピアノも本当にお上手で、魂にしみ入る演奏でした。「自分にとっては楽器はおもちゃのようです」とおっしゃっていました。まるで坊やがパズルでも楽しんでいるような無邪気さで音楽に接しておられるのを見て、本当にうらやましく思いました。そこには自然の美しさ、心をとらえてやまない魅力があふれていました。
音楽は国境を越えて――と言われますが、音楽を通じて目と目を交わすだけで魂が一つに結ばれるような、深いきずなを感じました。<続く>
音楽は国境を越えて――と言われますが、音楽を通じて目と目を交わすだけで魂が一つに結ばれるような、深いきずなを感じました。<続く>