トリオのコンサートでした

昨日は東京駅近くのちょっと昭和を思い起こしてくれるような雰囲気のホールでピアノトリオのコンサートでした。

ブラームスとショスタコーヴィチというなかなか濃い内容の作品、音楽でしたが満席のお客様からは熱心に聴き入ってくださる様子と気配を感じながら、貴重な時間の共有になったと思います。

本番をやると必ず感じるのは、いくら練習で色々準備していても本番が始まると予定通り行くことばかりではないのでそこをどうリカバー出来るか？の気持ちの持ち方。
多少予定通り行かなくても気持ちは切らしてしまうと予定通り出来ていることも自分で捨ててしまうことになります。

本番を経験している最中でなければ出来ないことが貴重な体験や経験値としてレッスンなどでも返していけるのかなと思います。

なぜ指は立てて鍵盤を押すことを先生達は言うのか？、どのくらいの角度で鍵盤をさわるとどういう響きが出せるのか？コンサート中に判断してすぐ対応しながら弾くことは数分しか弾かないブルグミュラーなどの作品でも共通していることです。

またレッスンで還元したいと思います。