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スタインウェイとヤマハのハイブリッド?

先日、リメイクされた中古スタインウェイを購入された方のピアノに、ピンブッシュがあることに気づき不思議に思いました。

ヤマハなどのピアノであれば、弦を交換する際にピンブロックごと新しくしますが、スタインウェイのピアノは、直接ヘキサグリップピンブロックにねじ込んであるので、ピンブッシュなるものは存在しません。

アグラフなどの交換をする時点で、スタインウェイフルコンのD型でピンブロックを入れるケースは殆どないそうですが、A型ではあり得るそうです。

元々ピンブロックが付いているヤマハCFⅢSをオーバーホールする時点で、それを無しにしてしまうケースもあるとのことですが、それはもうスタインウェイと呼ぶことは許されないので、ヤマハの改造モデルとしか言いようがありません。

同社は、純正の響板を外部に持ち出すことは絶対に行いません。ですから、ハンブルク製スタインウェイをオーバーホールためには、ドイツの工場まで運ぶ必要があります。スタインウェイのピアノは音の素晴らしさだけでなく、耐久性に優れるという定評がありますが、コンサートホールで使用されるピアノの場合、オーバーホールは1回までです。

ピアノのリメイクはそれほど難しいものであることをどうかご認識下さり、お持ちのピアノを長くご愛用下さることを願っています。


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