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ペトルーシュカの悲哀

今日は、ペトルーシュカというピアノ曲をレッスンしました。

『ペトルーシュカ』 (露語:Петрушка, 仏語:Pétrouchka)というと、ストラヴィンスキーが、1911年にバレエ・リュスのために作曲したバレエ音楽として知られていますね。

この音楽にはストーリーがあり、主人公は「おがくず」の体を持つわら人形です。このパペットは命を吹き込まれて恋を知るのですが、正真正銘の人間ではないにもかかわらず真の情熱を感じており、そのために、決して実現しないのに、人間になることを切望するのです。

ペトルーシュカは、いわばロシア版のピノキオであり、時おり引き攣ったようにぎこちなく動くさまに、人形の体の中に閉じ込められた主人公の苦しみといった感情が表現されています。

今日レッスンした曲は、ストラビンスキーがが創作したものとは別のペトルーシュカでした。この生徒さんは、このタイトルに非常な興味を持ち、色々と質問をしてきました。そして、最初はとても元気よく弾いていたスタッカートを、哀愁を帯びたニュアンスに弾き直し、「こんな気持ちだったのかなあ・・・」と呟きました。

作品の背景や意味を知ることは、楽曲を解釈する上で大変役に立ちますよ!


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