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短くて高いピアノって?!

パソコン上でピアノの画像を取り込んで加工している方から、「グランドピアノの長さ(奥行き)はこのくらいですかね?」と、作業中の画像について聞かれたことがあります。

それで、「長いのもあるし、短いのもありますよ。」と答えました。そうしたら「どう違うのですか?」と聞き返されたので、「長い物の方が上級で、価格も高いですよ。」と申し上げました。

するとその方は、画像をビ~ッと広げて、「これは高いピアノに入りますか?」とお尋ねになったので、「まだまだ上があります。」とお答えしました。すると、ピアノがどんどん長くなって、画面の端っこギリギリまで来た時に、「これは、高い高いピアノですよね?!」と満足そうに仰いました。(笑)

さて、「ファツィオリ」いう一流のピアノブランドがありますね。

奥行156㎝のF156という小型グランドと、F183という奥行183㎝の価格は、奥行が27㎝も違うにも関わらず、ナント同じ価格なんです!

殆どのメーカーが、大型ピアノの価格を高く、小さなピアノの価格を低く設定にしていますが、実は、一台のピアノにかかる製造コストは、ピアノのサイズによって若干の材料費の違いこそあれ、かかる手間暇はあまり変わりません。(シリーズが異なる場合について、この限りではありません。)

そのような事情からすると、概して、大型グランドピアノの方が小型グランドピアノより、メーカーに大きな利益を生み出すことになります。ファツィオリのF156とF183のメーカーの製造コストがほぼ同じであるという事は、私の推測の域を出ませんが、このメーカーは小型ピアノを下位に置いてないというポリシーを持っているのだと思います。

欧州製ピアノのご購入の相談を受けることはよくありますが、スタインウェイやベヒシュタインをご検討される方が多いのに対し、ファツィオリのブランド名を口にする方は少ないです。

ネット情報社会の中にあって、消費者は殆どの小品価格を、非常に早く知ることが出来るようになっていますよね。ところが、ファツィオリ社のHPには、ピアノの値段を公開していないことで、皆さん「高いに違いない。」という先入観をお持ちになるようです。

実は、私は定価を知っているのですが、「どうしても知りたい!」という方にしか教えていません!

それは、スタインウェイのピアノが定価販売であるのに対し、ファツィオリの販売価格設定は複雑で、定価販売がされたという話を私は聞いたことがないからです。

「スタインウェイ」は素晴らしいピアノに違いありませんが、ホールや小部屋に置くのであれば、「ファツィオリ」も「ベヒシュタイン」と共に、候補に入れて欲しいブランドの一つです。
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