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コンクールに適した年齢?!

最近は、子どものためのコンクールが盛んですね。大人のためのコンクールであれば、プロの演奏家を目指す方のものが殆どであるため、アマチュアとしての成人の生徒さんが参加出来るコンクールはまだ少ないと言えます。

現在、当教室に通ってきていらっしゃる成人の生徒さんに、「大人のコンクールに対
してどう思うか」聞いてみました。

すると、「客席の方々や審査員の先生だけに聴いていただけるだけでなく、他の参加
者と交流が持てることは掛け替えのない機会。」「一つの楽器に対して真摯に取り組
んでいることの証の場であり、その価値は計り知れない。」といったポジティブなご
意見が殆どでした。

参加者同士が、「来年もまた会おうね!」「これからもピアノを頑張ろうね!」と
いったコミュニケーションが生れるコンクールもあり、どうしても音楽的に孤立しが
ちな大人の生徒さんにとって、コンクールは、同じ音楽を目指すアマチュアとして、
大変有意義なものであるようです。

しかしながら、コンクールにはその性質上、どうしても「予選落ち」「本選通過」
「入選」「優勝」といった結果が付随してきます。

それについても聞いてみましたところ、一人の生徒さんは次のようにお答えになりま
した。

「もし一次予選で落ちたとしたら、やはり落ち込むと思います。しかし、得られるも
のの大きさと比較すると、そんな一時の感情は取るに足りません。」

また、車椅子を利用なさっている生徒さんからは、「ピアノは、身体が不自由な人にとって優しい楽器だから、とても好きです。」とのコメントを頂きました。

その理由は、「他の楽器は、演奏会場まで自分で運ばなければならない。それは、身
体が不自由になってしまった自分には困難である。しかし、楽器を運べなくとも、会
場に行きさえすれば、そこにピアノがある。そのことがどんなに嬉しいかは、言葉で
は言い尽くせない。」とのことでした。

しかも、コンクールで使用される楽器は、高品質のグランドピアノであることが殆ど
です。「スタインウェイ」や「ベーゼンドルファー」のフルコンサートグランドを、
一流の音響設備の整ったホールで演奏することが出来るという特権の大きさを認識
し、享受することが出来る方であれば、是非ともその醍醐味を味わって欲しいと思い
ます。

大人のコンクールにおいては、「参加者自身が納得できる音楽を追求する場であるこ
と」および「ライバルは自分であること」が、本質になってきます。

ピアノを一生続けていきたいと願っていらっしゃる成人の生徒さん方には、積極的に参
加をお勧めしたいと思っております。

もちろん、ステージに立つことよりも、ご家庭で演奏することを楽しまれている方も
いらっしゃいますので、参加するしないは、人それぞれです。それについては、ご自
由にお考えになられたら良いですね。

成人の生徒さんにおかれましては、一番自分に合った方法でピアノと関わっていく中
で、「音楽というものが、いかに人生を豊かにするものであるか」を、深く知ってい
ただきたく思っております。

成人の方を対象にしたコンクールが、「自己実現の手助けの一端を担うこと」を願っ
て止みません。


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