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菊と桐

明治神宮の参拝客は、三が日を過ぎても尚、かなりの数で賑わっているのだそうです。

ほとんどの神社では、この時期になると出店がなくなるのですが、明治神宮では成人式まで、「屋台」をやっているのだそうですよ!

混雑を避けるという意味でも、今の時期に行ってみるのも一興ですね!

明治神宮には、「菊」と「桐」という二つの御紋がありますね。神社に詳しい方ならご存知でしょうが、十六弁の菊花紋は鳥居などに使われており、神宮の門にある透かし彫りの大菊花紋は、十二弁となっています。また、社殿の奥には、十二弁の菊の紋章があるのです。

これに関する歴史は古く、後鳥羽上皇がご自分の治世において個人的に菊を好まれ、刀や輿、着衣などに「菊紋」をつけたのが始まりだと言われています。

一方、「五七の桐紋」とは、三枚の大きな桐の葉の上に三本の茎が立ち、中央が七枚葉、左右がそれぞれ五枚葉であることからそう呼ばれています。南北朝時代以降、朝廷に対して武勲があった武士に拝領の意味で着用が許された家紋とされていますが、当時はまだ「家紋」というものが定着しておらず、その由来は完全には解き明かされていません。

先週のブログの中に、「門松」と「ガド族」(古代イスラエル12部族のひとつ)の語呂合わせによる関連について書きましたが、たまたま、この「ガド族」の紋章を見る機会がありましたので、少し書き加えます。

ガド族の紋章というのは、「宿営」の意味をもつ家屋として表現され、三本の木が家屋から上にそそり立つ構造になっています。中央の木が最も高く立っていて、そのうち、真中の木には六枚の葉が生え、左右の木にはそれぞれ四枚の葉が伸びていますので、家屋から生えた三本の木は、桐の三本の茎と酷似しています。

また、両方の紋章をよく見ると、家屋の部分が三役構造で描かれていることと、三枚の桐の葉とが対応していることが分かります。歴史家の研究によると、ガドの紋章の三本の木は、どれも葉よりも少し上に突起しているため、それらの突起部分だけを見ると、真中の木が七枝、左右が五枝となり、「五七の桐紋」と完全に一致するのだそうです。

ところで、明治神宮のおみくじには、吉凶の順番がないということをご存知でしたか?「大御心」という別名を持つもので、ご祭神である明治天皇と昭憲皇太后の詠んだ「和歌」が記されているのです。

詩に込められた思いを、新しい年の初めに頂いた貴重なメッセージとして、大切にされるのも良いですよね!


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