転がる椅子

ピアノの椅子は通常、高さ調整が出来るようになっています。ところが、何らかの理由でそれが出来ない環境で練習なさっている生徒さんがいます。

「低すぎる」という場合には、クッションや座布団を重ねるなど、工夫することを提案しております。

しかし、「高すぎる」という場合にはそれが出来ません。しかし、必ずしも「ピアノ専用の椅子でなければならない」ということはありませんので、「アームのない安定感の良い椅子」がおうちにあれば、それを試してみるのも良いと思います。

先日は、「お持ちのピアノ専用椅子だと高すぎてペダルの操作が出来ない」との理由で、何と「キャスターのついた椅子で代用している」という生徒さんからご相談を受けました。

「高い音域や低い音域の鍵盤を弾こうとすると、キャスターが動いて危ない！」というお話でした。(汗！）

お母様に、「キャスター付きの椅子は、姿勢が安定しないなどの問題があるのでダメですよ。」と申し上げたところ、「ネットで探しているが、思うような物が予算内ではないので、どうしたら良いか悩んでいる。」とのことでした。

そこで、懇意にしている楽器店に、「卸価格で高低付きの椅子を販売して頂けないか」と、頼んでみました。それについては快くお店のご厚意が得られたのですが、「取りに来るのでなければ送料がかかる」とのことでした。車を運転しない方でしたので、お店の方に更に無理を言って、結局、無料で届けて頂きました！「良心的な楽器店」だと改めて思いました。

次のレッスン時に、「僕が一生懸命に練習しているから、お父さんが二つ返事で、椅子を買っていいって言ってくれたんだよ！」という生徒さんの言葉を聞いて、心にジーンと来るものがありました。

Sitting Just Right

Your piano bench is an important piece of equipment that you might not think about too much. The best benches are sturdy and stable but light enough to move towards and away from the piano.

It is ideal if the bench is adjustable - with knobs or a lever to change the height - because then it is easy to make it just right for you!

Even if it is not adjustable, you still can change the height in other ways such as with flat cushons or foam pads.