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バッハ=ブゾーニ:シャコンヌ - ピアノの可能性を最大限に引き出す

こんにちは、皆さん。今日は、フェルッチョ・ブゾーニが編曲したバッハの「シャコンヌ」についてお話ししたいと思います。実は、この曲は私がリサイタルで演奏した思い入れのある作品でもあるのです。

ブゾーニは、優れたピアニストだけでなく、作曲家、編曲家、指揮者、教育者としても知られています。彼はまた、バッハの楽譜校訂者としても名を残しており、オルガン曲を中心に多数の編曲を手がけました。

この作品の原曲は《無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番》BWV 1004の最終楽章で、ブゾーニだけでなく、ブラームス(左手版編曲)をはじめとして多くの作曲家によって編曲が行われています。

「シャコンヌ」は、16世紀スペインの舞曲に由来する形式で、反復される短いバス声部の上で次々と変奏が行われていくという特徴を持っています。ブゾーニの編曲は、原曲の構成にほぼ忠実ながらも、ピアノという楽器の可能性を最大限に引き出すために音の付加や拡張を行っており、それが見事に成功しているために今日では重要なピアノ・レパートリーの位置を占めています。

ブゾーニは妻に宛てた手紙(1913年7月22日)で、「トランスクリプション(編曲)の技法によって、ピアノは音楽のあらゆる分野の財産を手に入れることができた」と述べています。これは、トランスクリプションというジャンルを非常に重要視していたことを示しています。

それでは、皆さんも「シャコンヌ」を聴いてみて、その美しさと複雑さを感じてみてください。それがあなたのピアノ演奏に新たな視点をもたらすことでしょう。

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