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エマニュエル・バッハ:革新的な音楽の旅路

みなさん、こんにちは。昨日は、カール・フィリップ・エマニュエル・バッハがテレマンの後任として、町の音楽監督に就任したという話をしました。しかし、彼がテレマンのやり方をそのまま継承したわけではありませんでした。

エマニュエル・バッハがハンブルクで出版した〈識者と愛好家のためのクラヴィーア曲〉シリーズは、一見市民向けに見えますが、実は彼自身が音楽の通人を探し求める態度が現れた玄人向けの曲集でした。

彼の音楽は「多感様式」と呼ばれ、人間の心の動きを音楽にするための様式でした。跳躍、意表をつくような転調、自然な流れをせき止めるかのような大胆な休止符の使用など、彼の音楽は聴衆を引き込むかのようにめまぐるしく変化していきました。

しかし、それらは過度の高揚や虚飾ではなく、あくまで心の動きを表現するための手法でした。言葉を変えると、隠れた心を拡大し、音という手段を用いてそれを極限まで具現化して描こうとするものでした。

父親であるヨハン・セバスチャン・バッハも素晴らしい音楽家でしたが、それを継承し、更には独自のスタイルを作り上げたのは、この次男、カール・フィリップ・エマニュエル・バッハでした。

彼の音楽は古典派の作曲家たちに受け継がれていったことは言うまでもないことですが、実は、ロマン派の時代にも大きな影響を与えました。顕著な例は、メンデルスゾーンのオラトリオ「エリア」の中に見られます。そして、ブラームスが彼の作品を校閲しているのも特筆に値します。

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