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さようならピアノ こんにちはピアノ

Adieu to the Pianoは「さらばピアノよ」と邦訳され広い年齢層の方に親しまれているピアノ独奏曲です。
ほとんどの楽譜には、「ベートヴェン作曲」と書かれていますが、実はそうでなかった可能性が高い作品です。
昔は「聴覚をほぼ失っていたベートヴェンが、ピアノとの決別を覚悟して書いた」という説が主流でしたが、その後の研究によると、偽作であるとの見方が強まっています。
「ベートヴェンが完成することのなかった書きかけの弦楽五重奏の楽想の一部をディアベリが編纂した際に、「ベートヴェンが生きていたら、多分こんなタイトルをつけただろう」という推測のもとに曲名まで創作されたのだそうです。
もちろん、これも一説に過ぎません。
19世紀に英国ロンドンの出版社が、「ベートーヴェン最後の作品」として売れ行きの効果を狙ったことも背景のひとつです。
多くの方は、「ベートヴェンが聴覚障害に悩んだ末にピアノを諦めた・・・」と信じているようなのですが、実は、作曲家は晩年、次のような言葉を残しています。
「ピアノという不完全な楽器は、これからも多くの演奏者を悩ませることになるだろう・・・」
この予言とも言える言葉は、ベートヴェンの時代より更に進化したピアノを弾ている私たちでさえも実感していることですね。
いつも新しい気持ちでピアノに向かっていきたいものですね。









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