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音の色彩④ スクリャービン

皆さん、こんにちは!
先日より、音楽の中にある色彩感覚についてお話ししています。
今日は、「色聴があったかどうか不明な色彩的作曲家」をご紹介したいと思います。
こう書くと、「何のことか分からない」と言われてしまいそうですが、つまり「音楽そのものの中に色彩を見出すことは困難であるが、言動や記述の中にそれを見ることが出来る」というものです。
例えば、スクリャービンは交響曲第5番〈プロメテウス〉のために「色光ピアノ」というものを開発しました。
色光ピアノのパートは、スコア最上段に五線譜によって記載されています。
ドは真紅、レは黄色、ミは空色・・・といった指定がなされており、演奏中に音と共に様々な光が投影されることになります。
私はこの作品を動画で視聴したのですが、青い炎に始まり、次に暗闇の中に緑の光が差し込んだかと思うと赤に変わり次第に白っぽくなって行きました。
そこでピアニストが演奏に加わり、次に紫色の光の中からバイオリニストが現れました。
このように、視覚的な作品であることは確かなのですが、見るのに忙しく、音と色彩の関連というものは私には感じられませんでした。
先日、面白い記録を見つけました。それは、「スクリャービンとリムスキー=コルサコフが互いに、何の音が何色に見えるかを話し合っていた」というものです。
こうなると、「音楽は聴くものではなく、五感を総動員することによって再現されるものなのか?」と考えさせられています。
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