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〇〇のせいで音楽学校を除籍になった② 追記しました

ブルガリアは北海道くらいの大きさの小さな国。

そんなブルガリアには国をあげてプロの音楽家を育てる音楽学校が7つもあります。

小学生から高校生まで在籍していて、

なんと無料です!

IMAミュージックアカデミーのVocal Mechanics(声のメカニズム)講師であり、

友人の路子ちゃんから聞いたお話なのですが、

ブルガリアの小学6年生の友人のお子さんが、

その音楽学校から除籍になったそうです!

専攻楽器は優秀な成績だそうなのですが・・・

優秀な生徒さんがなぜ?・・・?



学校を除籍になった理由は、


ソルフェージュの試験結果が良くなかったからだそうです。


6歳くらいから始まり、高校生までどんどんふるいにかけられ、

ソルフェージュで落とされていくそう!

高校生では生徒の数も相当少なくなっているのだとか!


楽器の演奏が主体になっている日本だと考えられないと思います。

自分の専攻楽器がそれなりに出来ていたら、

例えソルフェージュの点が少しくらい悪くても、

成績に反映されるだけで、「除籍」とまではいかないと思うのです。

日本では。


実際、

マシーンのように初見できたり、

リズムや聴覚が尋常ではない音楽家が多くいるブルガリア。

そう、ブルガリアとの違いは、基礎力を重視しているかどうか。


うん、基礎が大事って知ってるよー、

って皆さんの声、聞こえてきました。

そうですよね、


誰もが言うのです。口では・・・


基礎は大事だと。


ただ。

特に音楽の道を歩まれた皆さんはわかるかもしれません。思い出してみてください。

音楽高校、音楽大学受験のために、

または、音楽学校に入ってから、

ソルフェージュ、習いませんでしたか?

そして、それは 理論と聴音、だけではありませんでしたか???


実際に、音楽学校、音高や音大の学び方、

また、ピアノ教室やヴァイオリン、クラリネット、声楽、教室の在り方を見ると、

ソルフェージュを『使えるソルフェージュ』、

『生きたソルフェージュ』として学ぶところは非常に少ないのが現状です。


今、幼児向けの音楽を楽しむ、リトミックの教室が増えているように感じます。

リトミックは楽器を始める前にとても良いことだなと思っているのですが、




リトミックを習ってから。

その後。

楽器(ピアノ、ヴァイオリン、フルートなんでも)を習う。

しばらくは、音符など読むためにソルフェージュを少し教わる。

レッスンなどの残り時間で、すこーし。



その後。

なぜか、ソルフェージュ終了。

楽器だけのレッスンになる。

曲も難しくなってきたし、大変だし時間ないし?



その後。

ソルフェージュ終了から5〜8年、

もしくはそれ以上経過。

音高、音大を目指して

急に理論、聴音のみ再開。  焦る。。。




ソルフェージュは料理人の包丁のようなもの。

切れ味の良い、手に馴染む包丁という道具を使って、

料理をしますよね。


音楽も同じなんです。

ソルフェージュという道具を使って、楽器を演奏する。

良い道具があるから、音楽を意のままにコントロール出来る。


難しい曲になったら、ソルフェージュはいらないのでしょうか?

複雑で豪華な料理は、包丁なしで良いとでも?(え、手づかみ?ちぎる?)

立派な家を建てるのに、基礎がねんどで出来ていてもいいのでしょうか。
(はい、ごめんなさい、もうやめます)



テクニックが重要だとは、ずーっと言われていることだし、

浸透していますね。


レッスンで、

テクニック同様、ソルフェージュも同等に扱われているのを、

ほとんど見たことがありません。


なぜか、日本の現状は、



テクニック >>> ソルフェージュ 


なんです。


音楽の土台、音楽の基礎であるソルフェージュ。

ソルフェージュ学ぶことがきちんと重要視されているところ、

ここにブルガリアの音楽教育レベルの高さの秘密があるのだな、と思います。



日本でいうソルフェージュとは、

理論、聴音だけと思っている人が

指導者や音楽家にもたくさんいる現実・・・



それだけだと、実際の演奏の際に何も活かせないものとなってしまいます。

ソルフェージュとは、もっと広くて深いんです。

テクニックを磨くことは大変重要です。


ただ、

内側に流れるリズム、うた、感じられる耳、音楽がなかったとしたら・・・


テクニック、技術を磨いたところでソルフェージュ力が無ければ、生かすことはできません・・・

宝の持ち腐れになってしまう・・・

どんなにレッスンを受けて、たくさん練習しても、良い耳を持っていなかったり、

ハーモニー、リズムを感じられなくて、どうやって、良くなって行くのでしょうか



自分で気づくことができないのですから・・・

言われたことを一時的に直したところで、

内側は何も変わっていない。


それでもまだ、ソルフェージュより他のことを優先して、がんばりますか・・・



自分の内側に流れる「音楽」が生命力、推進力を持っていなければ、

時間芸術の音楽が、空洞の音楽にもなってしまいます。




自分の内側に流れるリズム、ハーモニーが生命力を持っている。

= それが  ソルフェージュ力  なんです。



音楽の本質、それはソルフェージュにあるといっても過言ではない、と思っています。


意外と忘れられがちなのは、

ピアノ奏者だけでなく、すべての楽器、音楽奏者に必要、

そして、幼児と、音高音大のためではなく、

大人もプロも、

音楽を学ぶものにとって等しく必要ということです 



ソルフェージュ力をつけていくと、もっと音楽の楽しみが広がります 


本当の良い音楽とは?良い音とは?という、

テイスト(良いものを聞き分ける耳)を養うことも、

ソルフェージュ力ともいえるかもしれませんね。




☆ IMA PIANOでは、広い意味でのソルフェージュ力を育みながら、
楽器演奏に活かすピアノレッスンです。
また、どの楽器にも必要なソルフェージュコースだけのコースもあります。
弦楽器、管楽器の生徒さんも楽器演奏に必ず活きるソルフェージュ力、育ててみませんか。


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