骨盤を立てる

しばらく習い事ミニ知識のような、勧誘/宣伝みたいな内容が続いたので、今日は普段のピアノの練習のときの話を1つ。

最近小学校で座高の計測が「意味がない」と明らかになったため行われなくなったそうだ。この座高、私は非常にコンプレックスがあったために、生まれてから10年もしないうちから手術するまで何十年と悪い座り方を積極的に心掛けてきた。

身長は低い方なのに、座高となると、背の高い人たちをおさえて私がトップに躍り出る。つまり足が短いのだ。それを私はとても恥ずかしく感じて少しでも座高が低く見えるように骨盤を寝かせて座るようにず~~っと心掛けてきた。

ずっと整体にお世話になっているのだが、正しく座れていないことがわかった。正しい座り方とは骨盤を立てるのだそうだ。小さい頃から真逆の努力をしてきている私の腰はすっかり固まってしまっており、骨盤を立てるなんて簡単にできない。前屈なんてしようものなら、ふざけているの?と笑われるほどに腰が堅い。

別にそれで支障なく暮らしてきたのならいいような気もするが、多分それで支障が出たから手術まで至ったのかな~?と素人ながらに分析している。ドクター曰く、腰痛や肩こりなどの整形外科の疾患はその人の体の使い方の歴史だそうだ。骨盤が後ろに傾むいている人は、おなかが縮んでネコ背になり、お尻が垂れ、あごが出ているのだそうな。確かに私の姿勢。骨盤の可動域が狭くなると上半身の重みが股関節を圧迫し、ますます体が凝り固まってしまう。股関節は、立つ、座る、歩く、走るなど、足の動きすべてに関係しているから、股関節の可動域が狭くなると、ほかの関節や筋肉がその働きを代行しようとして体が悲鳴を上げてしまうそうな。

そういえば、高校のクラブ活動のときに立ったときの姿勢を指摘されたこともあったし、ピアノの講習会でレッスンを受けたときも座り方を指摘されたことがあった。やっぱりあちこちで気づくチャンスはあったのね~。

だから、レッスンのときに子供たちの骨盤の向きを気を付けて見るようにしている。子どもだと体が柔らかいので本当にぐんにゃりと骨盤を横にして座る子供は多い。特に腹筋が弱い子は自然に骨盤が寝てしまう。あれではスポーツはもちろんだがピアノだって全然弾けないだろう。やはり、肝心要の腰ということになるのだろうか。

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