生徒さんの保護者より、子供と先生の音色が違うとの気づきのコメントを頂きました①

発表会後、ご丁寧に発表会のお礼のコメントを保護者より頂きました。
ありがとうございます。


最後の茉里先生の講師演奏を聴いて、我が子と同じピアノで弾いたのに先生と音色が違うとの気づきをされたそうです。


これは、アコースティックピアノ、さらに言えばスタインウェイのフルコンのグランドピアノでは、テクニックの違いで、その差は歴然です。



このテクニックは、1つだけではなく、少しずつ積み重ねていくことであり、

曲のレベルが上がってから始める事では ありません。



まだ,4歳だから、やらなくて良いという事ではなく、4歳では その歳でもできる事があります。

発表会の曲のレベルだけで判断していると、わからないかもしれませんが、

簡単な曲でも、


「なんか、あの生徒さん、音にむらがなくて、綺麗に弾いている」

と、感じ取られた方は、耳が良いです。



私はミス云々より、特にその点を聴き取っています。


音にむらがないとは、

①1つ1つの音の出し方から、指1本ずつチェックをして、フレーズの中で音がゴツゴツしていないか?


②指の根元をしっかり動かしていて、音と音の間が引きずって弾いていないか?


③指の関節が凹んでいないか?→速く弾く曲の際にうまく指が回りません。


④手首が小指を弾く際に腕まで真っ直ぐになるまで、横に動かせられているか?→特に高音の響きを出す為


⑤親指や中指は強く出やすいので、薬指や小指との音のバランスはどうか?→薬指,小指は小さな音になりやすい


⑥スタッカートの種類別による手首の使い方


⑦指先のタッチ(レガートを弾く際の注意事項)
鍵盤の下までしっかり押さえられているのか?


⑧両手奏の時、伴奏につられて右手のスラーが切れてしまっていないか?


⑨和音を弾くときの指の使い方と音量

などなど、1つの音を出すだけにも,沢山の気づきがあります。


しかし、①と⑤と⑦は電子ピアノでは残念ながら、わからないので、教室のピアノで感覚を覚えていきましょう。

音の出し方以外にも脱力、リズム、拍子感、表現力、テンポ、左右のバランス、ミスをしない集中力などあります。



一度に身につけるのには、何年もかかりますから、簡単な曲の時からやる必要があります。

毎日、コツコツとはじめは出来なくても練習をしていくと、忍耐力、精神力を身につける事ができます。

ピアノは,その際にあらゆる場所の脳をフル回転すると研究発表でも言われている為、

頭が良くなるお子さんになったり、認知症予防にも効果があると言われています。

←練習ができている場合ですが。




それらを飛ばして、ただ難しい曲だけを弾いている人は、ずっと趣味レベルになってしまいます。
←自己満足な演奏



★中学生の合唱オーディションでは、このようなテクニックができている生徒さんは、選ばれています。

プロにできるだけ近づけるには、幼い頃からのこのようなレッスン内容が必要です。


今回、まだ発展途上ですが、少しずつ前に進んでいるお子さんもいます。



②に続きます。

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