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小さな手

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老犬介護の日々を過ごしています。筋力低下の為、足が滑らないよう滑り止めの靴下を履かせていますが、後ろ足だけだったのが最近は前足も履いています。小さな手に小さなミトンを被せるようで可愛くて愛おしいです。
小さな手と言えば私のピアノ教室に通い始める生徒さんの手の何と小さい事でしょう。あの小さな手で欧米の大きな大人が弾くのと同じピアノを弾くのは本当に大変な作業なのです。
ピアノを弾くにはどれだけの情報が必要か数えてみましょう。
①テンポは?②何調か?③ト音記号かヘ音記号か?④何分の何拍子か?④右手と左手それぞれの音符の高さ(つまりドレミ…)は?⑤それぞれの音符の長さは?⑥強さは?⑦曲調は?
(優しくか激しくか、重々しいか軽やかか、などなど)⑧手の形に気をつける。。更には右足のペダルやしばしば左足のペダルのタイミングも……
と言った膨大な情報を同時に音で表現しなければならないのです。それは小さな子にとってどれ程難しい事でしょう。ピアノが脳科学的にも他の習い事とは比較にならないほど良い刺激になると実証されている所以です。
頭と耳と眼や身体中の全ての感覚をつかって一生懸命弾こうとする、その必死な格闘をする正にその時!のおうちの方のアドバイスはとても難しいと思います。やり方によっては子どもが癇癪を起こしてしまうのです。どうか温かく見守って頂けたら、と思います。
私の母はピアノが全く弾けなかったので、家事をしながら、綺麗な曲ね、とか、上手になったわね、など褒めてくれるだけでした。練習する側にとっては誰も聴いていないのは張り合いがないので、密着ではなく家事をしながら聴いていてくれる、という丁度良い距離が練習を促してくれたような気がします。娘が習い始めた頃、私も母に倣って実践しようとしましたが、上手く行きませんでした。間違いが気になって黙っていられなくなってしまうのです。きっとお母様達も同じ思いなのではないでしょうか。でも、これだけ難しい事をやっているのだからできないのは当たり前、できた時は天才!!くらいのつもりで接して頂けたらと思います。


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