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指使いは大切だよ!

発表会などを聴いていて、安心して聴ける演奏ってどんなのでしょうか?

それは・・・
何と言っても、第一に、止まらずに弾けること!!

普段の練習でもそうですが、曲の途中でつまづいてばかりいると、聴いてる人はもちろん、弾いてる本人だってつまらないですよね。

途中でつまづく演奏の原因の多くは、指使いにあることが多いです。弾きにくい指使いで弾いてしまうのは、その人の手が持っている癖でもあると思います。

小さい頃から、指使いにも気をつけて弾いていれば、どんどん手も良い癖がついて、いつも奇麗な形で弾けるようになりますが、反対に自分の指が動くまま、指使いをあまり意識せずに弾いていると、悪い癖がついてしまい、おかしな動きをして、つまづいてばかりの演奏になってしまいます。

私が若かったころ、ある先生の幼児の方のレッスン見学に行かせてもらったところ、「指使いとかは、あまり気にしなくていいの!曲想をどうとらえるか、表現することを重視して!」とおっしゃっていて、頭の中が???になりました。小さい頃から表現力をつけていくことは、もちろん大切です。でも、あれから20年くらいずっとその言葉について考えますが、小さいうちに指使いもきちんとしておくことは、絶対に手を抜くべきではないと確信しています。

指使いは、一通りだけとは限りません。同じ曲でも、楽譜によって書かれている指使いが違うことは、よくあります。人によって指の長さや手の形は違いますから、楽譜に書いてあるのと違う指使いでもよい場合もあります。専門に勉強するようになると、「楽譜の指使いより、あなたの場合はこっちの指で弾いた方が、より良い音質で弾けるから変えましょう」なんてこともよくあります。

まずは、楽譜通りに弾いてみて、もしも違う指使いで弾きたい場合は、スムーズに前後がつながるかどうか、よく吟味することが大切です。

生徒さんにとっては、指使いの注意は嫌でしょうね。直すのにちょっと努力と注意力がいりますから。レッスンで直ったのに、お家の練習で元に戻ってしまうこともよくあります。
でも、大切なことは、ずっと言い続けます!そうすると、なかなか言っても聞いてくれなかった子も、だんだん大切さが分かってきて、高学年くらいになって直そうと努力してくれる子もいます。ついてしまった癖を直すのは大変でしょう。でも、直せばうまくいくことを知っているから、頑張ってくれています。
みんな、大きくなっても素直に聞いてくれて、上達していく様子に、私も嬉しくなります。


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