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親御さんとのコミュニケーション

生徒さんには、毎週「宿題シート」を渡しています。
宿題の内容や、毎日の練習チェックをつける表、
「上手くいったこと」「上手くできない事」「上手になるアイデア」などの
振り返りを書く欄、
そして、親御さんへの私からのお手紙など、盛りだくさんの内容シートです。

長年、このお手紙を書くことで、
私自身も、毎週それぞれの生徒さんとの関わり方を振り返る習慣がつきました。
20代の頃は「これが出来るようになるべき」と、
皆さんを同じ方向へ育てようとしていましたが、
「目標や到達点は人それぞれ」
「目標までの過程やペースもそれぞれ」
昨今、重要視されるようになった「多様性」に、
私もやっと対応できる柔軟さを備えられるようになってきたかな…。

そして長年、このお手紙を書くことで
「コミュニケーション」は大丈夫…と思っていましたが、
やっぱり足りないかな…。
と感じ始め、昨年から始めた年2回の三者面談。
普段、親御さんと短く言葉を交わしたり、メールでやりとりすることはあるものの、
やっぱりきちんとお時間を取って、直接お話しすることはとても大事、
と実感しました!

譜読みが苦手でなかなか本が進まなかった生徒さん。
4年生から、ステップではお気に入りのジャズを弾いて、
最高評価の「S」をもらえるようになって、
自信がついて他の本もよく練習するようになって、今では6年生!
良い状態なので、大好きなジャズとクラシックを半々でレッスンを続けていけばいいかな…と、
本人も私も思っていました。

昨年末の面談で、お母様が「クラシックをもう少し進めてほしいかな…」の一言。
実は、この生徒さんは音大に行きたいという希望も少し持っていて、
このままではもちろん無理だろう…と私も思っていましたが、
本が進まなかった数年前の状態に比べれば、今の状態はとても良いし、
本人が避けてきたバッハも、最近「やる」と言い始めたし、
このまま様子を見るつもりでした。
そのうちペースが上がるかも…と。

でも、このお母様の一言で、
この生徒さんは変わりました!
年賀状に「今年はクラシックを頑張って進めます!」

これまで、
「これが私のペース。私にはこれ以上ペースを上げるのはムリ~」と思っていた彼女。
「これが彼女の精一杯のペース。よく頑張っていると思うな~」と思っていた私。
二人とも、ぬるま湯に浸かっていたのかも!

何がきっかけになるか分からないお子さんたちの成長。
面談は、大きなきっかけになるようです!


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