努力の転換点

この秋のコンクールを目指してきた生徒さん。
中学生になって生活が大きく変わり、
ピアノの練習時間をどうやって確保するか、試行錯誤してきた年でした～。

「今年もコンクールを受けたいけど、準備できるかどうか自信がない…」
「受けるかどうかは直前に決めてもいいから、準備だけはしていこうか？」

そんな感じで夏休みから準備を進めてきました。
でも、いつの間にか「当然、受けます！」という姿勢で、
一生懸命取り組むようになっていました！

レッスンで習った事がすぐに出来るようになる、器用なタイプではないけれど、
とっても努力家さん！
特に「音楽の表現」に対して、とても熱心。

今年は課題曲もレベルアップして、その内容を理解する事から大変だったけど、
持ち前の音楽力と努力で、予選通過おめでとう！！

努力家さんの彼女に、私はこれまで、
「音楽を楽しんでもらう事」と「1週間の努力を認めてあげること」を重視していましたが…

「本選で賞をもらうために、何が必要だと思う？」と、彼女に聞くと、
「もっと、表現の幅を広げる！」という答え。
もちろん正しい！
でも、その「表現」をするためのタッチコントロールが身に付いていないことを、
彼女にきちんと分かってもらう機会かな。

あと1ヶ月、同じ曲を練習出来る機会をもらえたのは、チャンス！
もう曲の流れは出来ているんだから、
この際、「徹底的にタッチや弾き方の改善をしよう！」
彼女がこれまで踏み込む余裕のなかった領域。
本人も、自分に足りなかったことに、本気で向き合う気持ちになりました！