音楽の興味が広がる時

幼児さんのレパートリーは、
仕上げの時に電子ピアノで、ピアノ以外の音色を体験してもらう時もあります。

先日は「ジングルベル」の仕上げに、
電子ピアノの「ジャズ・スキャット」という音色（ドゥビドゥバという声）で
弾いてもらったら、大喜び！
ついでに、「アイランド・マレット」という音色（スチールドラムやマリンバなどの合奏）で、
私が、ディズニー映画「リトルマーメイド」の「アンダーザシー」を弾いてあげたら、
もっと大喜び！！
お家に帰って、動画でずっとその曲ばかり聞くようになったそうです。
この曲は、オーケストラのいろいろな楽器が聞けるし、ラテンのリズムにも親しめて、
ぜひ、耳から音楽を吸収して、心に蓄積してほしいです！

今週は、ベートーベンの「よろこびのうた」がお気に入りで、よく弾いている彼。
子供用にアレンジしてあるオーケストラの演奏を聴かせて、
「今、演奏している楽器はどれだと思う？」と、楽器の写真を見せながら聞くと、
バイオリンとビオラの違いを的確に言い当てて、
弦楽器と木管楽器の音色の違いも言い当てちゃった！
すごい！まだ、オーケストラを生で聞いたこともないのに！

子供用のクラシックのCDを紹介してあげて、
さらに、NHKの「ゆうがたクインテット」も紹介してあげようと思ったら…
ずいぶん前に、番組が終了してた！！

「ゆうがたクインテット」は、人形劇でオーケストラの曲を毎回聞かせてくれる、
とってもいい番組で、楽器の音色も視覚的に理解できるし、
クラシックの名曲に楽しく触れられる、素晴らしい内容だったのに…残念！

いろんな曲が弾けるようになって、
「ピアノを弾くのが本当に楽しい！」っていう彼は、
ピアノ以外の「音」にも興味をもつようになりました！
「よろこびのうた」」は、今度は電子ピアノの「弦楽器」の音で弾かせてみようかな。
レガートの感覚の良い勉強にもなるんです。

こうやって、少しずつピアノ以外の音色も耳から蓄積しておいてほしい！
後々、いろんな作品を弾けるようになったら、
楽器のイメージを持って演奏できるようになってほしいですからね～。