音楽を学ぶ

中学校の文化祭が終わり、
クラス対抗の合唱の発表も無事に終わったようです。

レッスンで伴奏をしっかり学んだ二人の中学生の生徒さんから、
「失敗せずに弾けた！」と報告がありました～。
さらに、
「音楽の先生からは、ピアノがこの学校で一番上手！って言われた！」
「他の先生たちからも、私たちのクラスはピアノが音楽を引っ張っていたね。表現力がすごい！って、その場でも言われたし、後からも言われた！めっちゃうれしかった！！」
ですって！

二人とも、小学生の間はピアノをとても頑張っていましたが、
中学生になって忙しすぎて、発表会やスッテプなどの本番も「出ない…」と言うし、
普段のレッスンもほとんど本は進んでいません。
それでも、ピアノを完全にやめてしまうよりはいいかなと、
両立のさせ方は本人に任せていました。

でも、「本番」という期限が決まった目標がないと、
上達のペースはごくわずか…。

だから、今回の機会があって本当に良かった！
発表会よりも熱心に練習して、この曲だけで随分上達したし、
何よりも、ピアノだけの世界を超えて音楽を深く広く学ぶ機会を持てたことが、
本当に良い経験と勉強になったことでしょう！

学校の伴奏などを、レッスンに持ってこない生徒さんも、もちろんいます。
「自分で譜読みできるし、別に先生に見てもらわなくても大丈夫」
というタイプの生徒さん達は、
「先生に頼らなくてもできる自分」を試してみたい、ピアノは自信がある！
こんな気持ちなのだと思います。
そして、私もそんな子供でしたから、よく分かります！

専門家からしっかり音楽を学ぶ機会とするか、
自分の力を試してみる機会とするか、
どっちも大切な経験。

ただ、自分の過去を省みると、
専門家にきちんと学ぶ機会にした方が、
自分はもっと伸びただろうな…とは思います…。
浅はかな音楽をやっていたなぁ、と…。